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 カタールW杯(11月20日開幕)が近づく中、元日本代表MF前園真聖氏(49=本紙評論家)が、森保ジャパンの1次リーグ〝攻略法〟を示した。

 29日は都内で行われたスイスの高級時計ブランド「ウブロ」のイベントに出席。同社は4大会連続でW杯の公式タイムキーパーを務め、日本代表にオフィシャルウオッチを提供している。公式レフェリーボードを手にした前園氏は「なかなか経験できないことですから。緊張しました」と恐縮しつつも笑顔を見せた。

 今大会、同E組の日本はドイツ、コスタリカ、スペインと対戦する。これには「厳しいですね。これはもうずっと厳しいと言っているので」と、一貫して苦しい試合が続くと予想。だが、悲観しているわけでもなさそうだ。「世界中で注目しているのはドイツ、スペインだと思うので、日本はそんなに勝てないだろうと思われていると思うんですよね。ただ、そこに〝スキ〟があると思います」

 特にドイツとの初戦に注目し「ブンデスリーガではたくさんの日本人が活躍してますから。普段から日常で戦っているので、そういう意味ではリスペクトしつつ、リスペクトしすぎず、恐れず戦えば十分チャンスがあると思う」。さらに「プレッシャーがあるのはドイツだと思うので」と、強豪国も重圧を感じているとみている。

 そんな日本の注目選手は誰なのか。前園氏はドイツ1部シャルケ所属で主将のDF吉田麻也、同フライブルク所属のMF堂安律の名前を挙げ「堂安選手は僕もドリブラーなので非常に期待しているし、あとは若手とベテランのバランスが重要なので吉田選手。彼の場合経験値もありますし、苦しくなったときにチームを鼓舞する、立て直すのは選手の役目だと思うので期待しています」と語った。

 世界から見て日本は〝脇役〟かもしれないが、勝ち点を手にする可能性はゼロではない。

東スポWeb










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