スクリーンショット 2022-10-26 21.26.51

スポンサード リンク




【AFP=時事】スペイン1部リーグに所属する大半のクラブが、新たなスポーツ法案によってレアル・マドリード(Real Madrid)やFCバルセロナ(FC Barcelona)といったビッグクラブを利するとして、ストライキの構えを見せている。


 同国のプロリーグを管轄するラ・リーガ(La Liga)は、27日に臨時会合を招集し、議会での承認が必要な法案に対するストライキの可能性を含む次の一手について話し合うことになっている。

 この争いは、レアルやバルセロナ、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)、スペインサッカー連盟(RFEF)と、ラ・リーガ側が対峙(たいじ)する構造になっている。

 与党である社会労働党と、保守系の最大野党・国民党の支持を得ているこの法案をめぐる論争には、主に二つの問題点がある。

 一つは、今後50年間のラ・リーガにおける肖像権収入の8.2パーセントを得ることと引き換えに、20億ユーロ(約2940億円)を支払った米投資ファンド「CVCキャピタル・パートナーズ(CVC Capital Partners)」との合意だ。

 ラ・リーガはこの契約によってイングランド・プレミアリーグと競える資金を得られるとしているが、レアルやバルセロナ、ビルバオは、あまりに多くのものを諦めることになる一方で金額が非常に少ないとしてこれに反対しているという。

 ラ・リーガ側は、新スポーツ法案によってこの合意が保護されることを求めている。主要クラブが反対するのは、クラブ間でより公平な収入の分配を希望しているからだとラ・リーガは考えている。

 しかし、CVCとの合意は規模の小さなアマチュアクラブを無視していると主張するRFEFは、契約の正当性に疑問を呈している。

 またラ・リーガは、この法律によって、欧州のトップクラブだけで構成されることになっていた欧州スーパーリーグのように、承認していない大会に出場したクラブに対して制裁を科すことができるようになることを望んでいる。

 ラ・リーガによると、政府は新スポーツ法案の中でその懸念に対処することに同意していたものの、要求していた修正案は消えていたという。

 25日付の国内紙に掲載された広告でラ・リーガは、「スペインサッカーに深刻な損害を与えるスーパーリーグ創設を支持しない」スポーツ法の必要性を訴えている。【翻訳編集】 AFPBB News










スポンサード リンク

ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログへ