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チャンピオンズリーグ(CL)のグループE第3節、チェルシーvsミランが5日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが3-0で勝利した。

ポッター新体制となったレッドブル・ザルツブルク戦を1-1のドローで終え、1敗1分けのグループ最下位に低迷するチェルシー。インターナショナルマッチウィーク明け初戦となったクリスタル・パレス戦を2-1の逆転で飾り、新体制初白星を手にしたチームは、グループ最大のライバルを相手にグループリーグ初白星を目指した。パレス戦からはジョルジーニョとハヴァーツに代えてクリバリ、ロフタス=チークを起用。システムを[4-4-2]から[3-4-2-1]に変更し、前線はスターリング、オーバメヤン、マウントが並んだ。

対するミランはここまで1勝1分けの無敗でグループ首位に立つ。また、直近のリーグ戦ではエンポリ相手に思わぬ苦戦も、後半アディショナルタイムの劇的ゴールで3-1と勝ち切った。今週末にユベントスとのビッグマッチを控える中、ピオリ監督は先発3人を変更。負傷のケアーとカラブリア、サーレマーケルスに代えてカルルとデスト、クルニッチを起用し、ブリッジ凱旋のジルーとトモリも引き続きスタメンを担った。

注目の強豪対決はアウェイのミランが良い入りを見せたが、最初の決定機はホームのチェルシーに訪れる。5分、相手のゴールキックを撥ね返してコバチッチから最前線のオーバメヤンに鋭い縦パスが入ると、ボックス手前左で短い落としに反応したマウントが右足を一閃。このシュートが枠の右下隅を捉えるが、GKタタルサヌの好守にはじき出される。

いきなりのピンチを凌いだミランは、メガクラブ注目のレオンが左サイドからのカットインでボックス内に侵入するシーンを作ると、トナーリやデ・ケテラエルら若手選手が球際の勝負で臆せず戦い、相手のプレスを剥がしてのカウンターから良い仕掛けも見せる。

立ち上がりの攻防以降は互いにマイボール時にストレスを感じる場面が目立ち、試合が膠着し始める。だが、徐々に強度の高い守備でリズムを掴み始めたホームチームが先にゴールをこじ開ける。

24分、左右のCKでチアゴ・シウバが完全に制空権を握った中で続けて決定機を作ると、3度目のフリーのヘディングシュートをGKタタルサヌが前に弾いた場面でゴール前の混戦からロフタス=チークがかき出しかけたボールをフォファナが冷静に右隅へ蹴り込み、値千金の加入後初ゴールとした。

幸先よく先制に成功したチェルシーは、以降も中盤でうまく守備の網を張りながら前向きな選手がボールホルダーに襲い掛かり、カウンターから追加点に迫っていく。とりわけ、右サイドでの守備が嵌ってスターリングやジェームズを起点とした攻めが目立つ。29分にはジェームズの折り返しからマウントのダイレクトシュート、33分にはオーバメヤンのラストパスに抜け出したマウントが技ありのループシュートでゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定となった。

その後、先制点を決めたフォファナが右ヒザを痛めてチャロバーのスクランブル投入を余儀なくされた前半終盤はミランが盛り返す。前半途中から苦しんだボールの循環にやや改善が見受けられた中、終了間際にはレオンがDF4枚をぶち抜く圧巻の個人技でボックス内に侵入し、デ・ケテラエル、クルニッチにボックス内で連続シュートチャンスが訪れるが、ここはGKケパの好守とDFのブロックに阻まれ、同点のチャンスを逃した。

迎えた後半、互いにハーフタイムに修正を施した中で試合の流れがホームチームに大きく傾く。前半同様に強度の高い守備に加え、サイドを起点とした攻撃が機能するチェルシーは畳みかける攻めでミランを一気に突き放した。

まずは56分、左サイド深くでチルウェルが上げたクロスがファーへ流れると、逆サイドでこぼれを回収したジェームズが低くて速いクロスをGKとディフェンスラインの間に供給。これをゴール前のオーバメヤンが冷静にワンタッチで合わせる。

さらに、62分にはミランのビルドアップのミスを突いてショートカウンターに転じると、一度はDFに引っかけられるが、こぼれ球を繋いでペナルティアーク付近のスターリングからボックス右に走り込むジェームズに絶妙なタイミングでラストパスが通る。ここでイングランド代表DFは折り返しを匂わせながらニア上に強烈な右足のシュートを叩き込んだ。

ジェームズの1ゴール1アシストの活躍でリードを3点に広げたチェルシーは、ここからゲームコントロール優先の戦い方にシフト。今後の過密日程を睨んでオーバメヤンやコバチッチら前線の選手を下げてギャラガーやハヴァーツらをピッチへ送り込んでいく。

一方、後半に入って全く攻撃の形を見いだせないミランは、3失点目後にガッビアの投入で相手と同じ3バックに変更。だが、レオンの個での打開意外に攻め手がなく時間だけが過ぎていく。すると、ピオリ監督は70分過ぎにはそのレオンやジルー、ベナセルと主力を下げてオリジら控え選手を投入。敗戦を受け入れつつ、週末のユベントス戦を睨んだ戦い方にシフトした。

この両指揮官の采配もあって試合終盤は主導権を握るホームチームが、危なげなく時計を進めて3-0のまま試合をクローズ。この結果、満身創痍のミランにホームで完勝のチェルシーがグループリーグ3戦目にして待望の初勝利。混戦のグループにおいて2位に浮上している。

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