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ずば抜けているアヤックスの育成力

アヤックスで出番を得るテイラー photo/Getty Images

アヤックスの中盤をコントロールしていたフレンキー・デ・ヨングが去って3年。世界有数の育成クラブであるアヤックスでは、すでに楽しみな逸材が出てきている。

今ホットな選手の1人が、9月にオランダ代表デビューを飾ったアヤックスMFケネス・テイラーだ。

20歳のテイラーもアヤックスの下部組織から出てきたセントラルMFで、すでにアヤックスでは主力だ。デ・ヨングと全く同じタイプというわけではないが、足下の技術が高い。ボールを中盤から運ぶことができ、すぐにこうした選手が出てくるのもアヤックスの強みだ。

同じオランダ人MFライアン・グラフェンベルフもアヤックスで活躍してからバイエルンへ移籍したが、テイラーもそれに続くブレイクと言える。オランダ『Voetbalzone』のアンケートでは83%のサポーターがテイラーをワールドカップ・カタール大会のオランダ代表メンバーに含めるべきと答えており、中盤のバックアッパーとしては心強い。

本人は20歳で代表デビューを飾ったことについては早すぎるとの感覚もあるようだが、オランダ代表監督ルイ・ファン・ハールはその才能を評価しているのだろう。

今季もチームで4番目に多い438本のパスを出し、チーム2位となる10回のドリブル成功数を記録。リーグ戦では3ゴール2アシストと得点部分でも貢献しており、20歳時点でのクオリティは高い。

今年のワールドカップメンバーに入る場合はデ・ヨング、ステフェン・ベルハイスといった先輩のバックアッパーとなりそうだが、テイラーもまたこのまま評価を上昇させていくのか。アヤックスの育成力には驚かされるばかりだ(データは『WhoScored』より)。

構成/ザ・ワールド編集部










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