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<天皇杯:神戸0-1鹿島>◇準々決勝◇7日◇ノエスタ

 鹿島アントラーズのFW鈴木優磨(26)と、ヴィッセル神戸MF扇原貴宏(30)が一触即発の事態になった。


 後半9分、中央付近で鈴木がボールを受け、ターンしようとした際、扇原が激しいプレスを仕掛けた。一度は鈴木が転倒。再び前を向こうとすると、扇原が抜かれまいとユニホームの背中をつかんだ。これに鈴木が激怒。プレーを止めて、扇原に向かっていった。

 2人は額と額をこすり合いながら“ケンカ”。近くにいた鹿島のDF関川とMF三竿が慌てて止めに入り、扇原がイエローを受けた。

 この直前、鹿島のスローインで鈴木に対して扇原が激しく接触するなど、伏線はあった。

 鈴木は「フツーにむかついたんでね」とボソリ。ただ、試合後の取材エリアで扇原が後ろを通り過ぎると、自ら手を差し出して握手。スポーツマンらしく、和解した。

 騒動があった8分後の後半17分には鈴木が頭で意地のゴールを決め、鹿島が先制。その1点を守り切り、4強入りを果たした。










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