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1対1で抑えるのはほぼ不可能な領域

さて、今夏マンチェスター・シティへ加入したFWアーリング・ハーランドをどう止めようか。今頃プレミアリーグのクラブはもちろん、世界中のクラブがハーランド対策に熱を入れていることだろう。

プレミアリーグの環境は甘くない。今季開幕前にはそんな意見もあったが、ハーランドはもうプレミアリーグでの得点数を二桁10点に乗せてしまった。6試合で10ゴールと驚異的なペースで、クリスタル・パレス戦とノッティンガム・フォレスト戦では早くもハットトリックを記録している。

6日にはチャンピオンズリーグ・グループステージがスタートしたが、ハーランドはセビージャ戦であっさりと2ゴールを記録。すべてのコンペティションを合わせると、ハーランドはマンCに加入してから8試合で12ゴールを奪っていることになる。

まず厄介なのは195cmのサイズで、それに加えてスピードがある。DF1枚で抑え込むのは至難の業で、複数のDFで囲い込むしか手はないだろう。元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノ氏はインテルなどで活躍した元ブラジル代表FWアドリアーノ、元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリと比較しているが、両者とも重戦車のようなパワーを持つレフティーアタッカーだった。その点はハーランドとの共通点か。

ただ、ハーランドはシュートの確実性で2人をも上回る存在かもしれない。例えば今季のハーランドはプレミアリーグで計25本のシュートを打っているが、そのうち15本は枠内を捉えている。シュートが枠に飛ばなければ話が始まらないため、この精度はストライカーにとって重要だ。ゴール前のポジショニングも優れており、イージーシュートを確実に沈めてくるのも特長的だ。

これはノルウェー代表でもあまり変わらず、ワールドカップ・カタール大会の欧州予選では34本のシュート中15本が枠を捉えていた。ノルウェーは決して世界を代表する強豪というわけではないが、少ないチャンスを確実に枠内シュートへ繋げている印象だ。

サイズ、スピード、そして高精度のシュートと、ハーランドは新時代の理想的なストライカーと言える。ファウル覚悟で止めに行くくらいしか無得点に抑える方法が思い浮かばないが、この新時代の怪物ストライカーを抑えるセンターバックは現れるか(数字は『WhoScored』より)。

構成/ザ・ワールド編集部










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