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獲得・放出が順調に進んでいる

アーリング・ハーランド、セルヒオ・ゴメス、シュテファン・オルテガ、カルヴィン・フィリップス、マヌエル・アカンジの計5名をこの夏の移籍市場で獲得したマンチェスター・シティ。オルテガはフリーでの獲得であり、彼らにかかった合計の支出は1億1920万ポンドになる。

今夏は獲得以上に放出が多い夏だった。トップチームでいえばラヒーム・スターリング、ガブリエウ・ジェズス、オレクサンドル・ジンチェンコを放出。3人で1億2250万ポンドの移籍金がクラブに入っており、絶対的なスタメンではない選手で多くの資金を獲得している。

トップチーム外ではアカデミーの若手やローンで他クラブに出ている選手も売却した。ロメオ・ラヴィア、ギャヴィン・バズヌ、サミュエル・エドジー、ペドロ・ポロ、フアン・ラリオス、ダーコ・ギャビ、板倉滉、アリヤネット・ムリッチらは移籍金が発生しており、フリーでの放出はフェルナンジーニョやイーガン・ライリーとなる。

お得意様だったのはサウサンプトンだ。ラヴィア、バズヌ、エドジー、ラリオスの計4名が移籍し、彼らだけで3850万ポンドの移籍金がシティに支払われた。

今夏シティに入ってくる移籍金は計1億8000万ポンドになる。獲得に使った資金を合わせると、約6000万ポンドの利益であり、黒字で移籍期間を終えられている(数字は『Manchester Evening News』より)。

英『The Telegraph』によると、昨季の冬の移籍期間(フェラン・トーレスを売却)も含めた2022年全体での売り上げは2億5000万ポンドに達するようだ。この数字はマンチェスター・ユナイテッドが過去5年半で得た売り上げよりも約3000万ポンド多い数字だという。

余剰戦力や若手の売却を進め、売り上げの数字を伸ばしているシティ。トップチームは人員整理が進み、若手は買い戻しオプションを含めた契約で他クラブに放出し、出場機会を積ませている。サウサンプトンではすでにラヴィアとバズヌが先発でプレイしており、シティの今夏は大成功といえるだろう。

構成/ザ・ワールド編集部










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