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■8月28日/明治安田生命J2第33節  ザスパクサツ群馬 0ー1 ファジアーノ岡山FC(正田醤油)


 8月28日に行われた群馬と岡山の試合の中での一コマが、スポーツマンシップにあふれていると話題になっている。この動画が公開されると、6000を超える“いいね”がついている。

 この試合は、岡山が群馬のホームに乗り込んで行われた一戦で、前半30分、FWアウェイチームのミッチェル・デュークが先制。ホームチームが1点ビハインドで後半を戦っていた。

 そして試合終盤である後半40分、その場面は訪れる。群馬MF奥村晃司が、岡山のMF河井陽介にファールをしてイエローカードを主審から提示される。その際、群馬を率いる大槻毅監督は相手選手に対し、「ごめんごめんごめん、大丈夫か?」と謝罪と気遣いの声を送った。さらに、「すまんすまん、大丈夫かな?」と心配する言葉を続けた。

 ピッチに横たわって立てない選手を目にしながら大槻監督は、奥村に「謝れしっかり。しっかり謝れ」と“指示”。そのうえでもさらに、「ごめんごめん」「すまんすまん」と謝罪を繰り返した。その後、河合は立ち上がり、奥村の背中をポンポンと叩き、試合は再会した。

 監督自ら謝罪を繰り返し、さらに、自チームの選手にしっかりと“教育”する姿に大槻監督の人間性が感じられ、多くの人の心をつかんだのだ。

■「組長...カッケェっす」
 この場面に対し、多くのコメントが寄せられている。
「しかも負けてる85分でこれは素晴らしい 監督によっては時間稼ぎと怒る人もいるでしょうに」
「組長...カッケェっす」
「The スポーツマンシップ」
「寄り添い声かけする態度に泣けてきます」
「相変わらず人想いな大槻さん」

 その強面ぶりから“組長”の愛称を持つ大槻監督は、今季から群馬を率いている。浦和レッズの監督時代から先週に慕われており、その要因はやはり漢気あふれる性格にあるようだ。

 群馬はこの試合を落としたものの、サポーターにとっては記憶に残った一夜になったはずだ。

サッカー批評編集部










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