【ウォルフルブルク（ドイツ）２０日＝了戒　美子】サッカーのドイツブンデスリーガは２０日、各地で行われ、日本代表ＤＦ吉田麻也のシャルケは敵地でウォルフスブルクと０―０で引き分けた。吉田は左センターバックでフル出場した。

　シャルケは０―０で迎えた前半ロスタイム、ＰＫのチャンスを２度得たが、ＦＷテロッデが２度とも外すまさかの展開で試合を折り返す。吉田は「あれはダメだね。でも彼が点を取ることでチームが勢いづくと思うのでケチャドバ（ゴールはケチャップのように出ないときは出ないし、出るときはドバドバ出ると本田圭佑が発言したことに由来する言葉）を待ってます」とエースの奮起に期待した。

　試合はウォルフスブルクに７０％のボールポゼッションを許しながらも、０―０で推移。ＧＫのビッグセーブに助けられながらシャルケは敵地で貴重な１ポイントを手にした。「勝ちたかったけど、残り１０分くらいは割り切った」とアウェーでの勝ち点１を前向きなものとして捉えていた。

　昇格して３試合を終えたシャルケは未だ勝ちがない。「まだチームに自信がない。ホームの（応援の）勢いで補足できたら」と次節ホームでのウニオン・ベルリン戦での勝利を誓っていた。

報知新聞社