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注目されているロナウドの去就

今夏の去就が注目されているマンチェスター・ユナイテッドのFWクリスティアーノ・ロナウド。現状、有力な移籍先は2つとなっているが、どちらも契約成立の可能性は低いようだ。
 
ロナウドは今夏、マンUに対して適切なオファーがあれば退団を認めるよう要求したことが報じられており、その理由はチャンピオンズリーグに出たいからだと言われている。マンUは昨季リーグ戦を6位で終えており、今季はヨーロッパリーグに出場することになっている。
 
現在ロナウドは、141ゴールでチャンピオンズリーグの通算ゴール数トップに位置しているが、2位のFWリオネル・メッシは125ゴールであり、差は16ゴール。何事もなければあと1~2年でメッシも141ゴールに到達すると見られ、ロナウドがこの記録で首位を維持するためには、1年たりとも無駄にできないだろう。
 
これまでもCL出場権のある数々のビッグクラブがロナウドの移籍先として噂されてきたが、米『CBS Sports』によれば、ロナウドの代理人であるジョルジュ・メンデス氏が、ドルトムントに彼を売り込んだ模様。ロナウド側にとってドルトムントは「最後の選択肢」と見なされているようで、9月1日までにオファーをもらえるよう、メンデス氏は必死に動いているという。
 
しかし、英『The Mirror』によれば、ドルトムントがロナウドを自らのチームに加えるつもりはないとのこと。その主な理由として彼の高すぎる賃金が挙げられているという。
 
さらに英『The Independent』は、ロナウドの古巣スポルティングCPが、彼の獲得に興味を示したと報じており、マンUがロナウドとの契約を解除し、フリーという形であれば獲得できると伝えられていた。
 
ところが米『CBS Sports』によれば、ロナウドは現状スポルティングに戻る気がないという。スポルティングは今季CLに出場するクラブだが、カタールW杯が開催されるこのシーズンに、欧州5大リーグから離れるつもりはないようだ。
 
そして、スポルティングの現指揮官であり、ポルトガル代表でロナウドと共にプレイした経験もあるルベン・アモリム監督は、ロナウドが今のチームのプレイスタイルに合わないと感じているようで、今回のクラブの動きには断固反対しているという。
 
こういった各クラブの動きを見る限り、現状ロナウドはマンUに残留する可能性が最も高いと言えるだろう。もし仮にドルトムントへの移籍が成立し、ブンデスリーガ優勝を成し遂げることができれば、イングランド、スペイン、イタリア、ドイツの4大リーグを制することにもなったが、マンUを再びCL出場に導くことが今季の彼のミッションとなりそうだ。

構成/ザ・ワールド編集部










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