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「結局、頼ってしまった」

 最後に頼れるのは、やはりベテラン戦士ということだろうか。

 ブンデスリーガのフランクフルトを率いるオリバー・グラスナー監督は、現地時間8月15日に行なわれた第2節ヘルタ・ベルリン戦(1-1)を終えた後、怒りと不安を露わにした。現地局『Sport1』が伝えている。

 この試合では、今季リーグ戦初先発の鎌田大地がシーズン初得点となる同点弾をマークし勝点1を奪取も、開始早々に失点するなど苦しい展開が続いた。指揮官は「守備に問題があった。最初の失点はあまり関係ないが、それ以外の場面で、ロングボールの対処はもちろん、多くの場面で不器用だったし、ひどかった」と振り返っている。

 73分にはアルマミー・トゥーレが負傷退場。昨シーズンはマルティン・ヒンターエッガーという大型DFが守備の要として奮闘したが、その大黒柱も引退。今シーズンはトゥーレをはじめ守備陣に負傷者が続いており、「毎回、選手を入れ代えなければならない」状況だ。しかし、交代出場した長谷部誠が3バック中央に入り、それまでセンターだったトゥタが右に回ると、明らかに守備が安定した。

 グラスナー監督は「結局、今日もハセベの”ルーティン”に頼ってしまった。このままのチーム状態が続くなら、ハセベには45歳までプレーしてほしい」と皮肉混じりに懇願している。

 そして、同局は「直近の公式戦4試合で9失点は多すぎる」と批判した。

「フランクフルトに求められているのはコスティッチの穴を埋める攻撃的な選手の獲得以上に、DFの柱として期待できる人物だ。すでに9人の選手と契約こそしているが、チャンピオンズ・リーグに挑戦するチームとして、不安定すぎる。38歳の日本人DFにいつまでも頼らざるを得ないというのは永久的な解決にはなり得ない。グラスナーの発言は、いずれにせよ、明確な警告のサインだ」

 2023年6月末まで契約を結ぶ鎌田との延長交渉も停滞しているという現地の報道もある。今後、いかなるテコ入れを施すのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部










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