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 現地時間8月14日、スコットランド・プレミアシップの第3節が行なわれ、セルティックはキルマーノックを5-0の大差で下し、リーグ3連勝を飾った。

 敵地での一戦、ディフェンディングチャンピオンは開始7分にグレッグ・テイラーの縦パスで抜け出した前田大然の折り返しを、古橋亨梧がニアで合わせて先制。35分には前田のパスを受けたジョッタが鋭いミドルで加点し、その後もモリツ・イェンツとゲルギオス・ギアクマキスのオーバーヘッドなどで3点を奪い、得失点差で宿敵レンジャーズを上回って首位を守った。

 アンジェ・ポステコグルー監督は、「我々のゴールのクオリティは素晴らしく、攻撃に関する全般的なプレーのクオリティも良かったと思う」と語り、クラブの公式サイトは「5つ星のパフォーマンス」とチーム全体を称賛したが、得点に絡んだ日本人選手2人については、現地メディアも高評価。スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で、古橋、前田ともに「8」と、マン・オブ・ザ・マッチに選出されたジョッタの「9」に続く高さだった。

 同メディアは、前節ロス・カウンティー戦(3-1)に続いて2試合連続で先制ゴールを奪った古橋については「キョウゴのタップインにより、アウェーチームはわずか7分で突破口を開いた」と記述。また、英国公共放送『BBC』の視聴者投票による採点では、古橋がチームでは6番目となる「8.17」、前田は9番目の「8.02」だった。

 現地紙では、『THE SCOTSMAN』が古橋に「8」をつけて、寸評では「ポストに当てながらの良いフィニッシュで先制点をゲット。ヘッド弾でクロスバーをヒットした場面では、もう少しで2点目だった。66分に交代するまで、常にキルマーノックDF陣の気を揉ませた」、前田については「相変わらず精力的に動き、セルティックの最初の2ゴールでアシストを披露。1点目の古橋へのアシストは、2点目より深くプレーに絡んだ」として、採点は「7」としている。

『SCOTTISH DAILY EXPRESS』も古橋に「8」、前田に「7」をつけており、古橋については「よくコントロールされたフィニッシュと、ゴールを奪うための素晴らしいポジショニング。後半には、もう少しで2点目となる、クロスバーを叩くヘッド弾を放った」と振り返り、前田に対しては「キョウゴへの見事なアシストを決め、生き生きとしていた。良いプレーを見せたが、一方でチャンスを逸する場面もあった」と指摘した。
 
 地元メディア『Glasgow World』もやはり同採点。古橋を「今季ここまでにおける彼のベストパフォーマンスだった。至近距離でホームチームの守備を打ち破ったタップインのゴールの前には、ペナルティを主張したプレーにも関与。その後もジョッタに絶妙のパスを出した他、後半にはクロスバーを直撃するヘディングシュートを放った」と評した同メディアは、前田に対しては以下のように良い点と悪い点を挙げている。

「絶対的な働き者だった。試合開始から10分も経たないうちに、テイラーのスルーパスを受け、同じ日本人のチームメイトが至近距離でネットを揺らせるようなパスを提供。しかし、時折起こったコントロール面の拙さは、期待に反するものだった」

 最後に、クラブの専門サイト『CELTS ARE HERE』は両選手ともにチーム最高タイの「8」として、古橋への寸評は「日本のストライカーは、ボールタッチ数はあまり多くなかったものの、ボールを持った際は致命的だった。ヘディングシュートがクロスバーに阻まれ、2点目がならなかったのは不運だった」、一方の前田については「当初、リエル・アバダを求める声が多かったが、指揮官の選択は正しかった。2アシストを決めた彼は、敬意を表すべき仕事の後、66分にキョウゴとともにベンチに退いた」と賛辞が並んだ。

構成●THE DIGEST編集部 










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