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稀代のストライカーがチームに加わった

深刻な経営状況に陥りながらも、FWロベルト・レヴァンドフスキという超一流のストライカーを今夏に獲得したバルセロナ。そのしわ寄せとして、FWピエール・エメリク・オバメヤンやFWメンフィス・デパイに退団の噂が挙がっているが、シャビ・エルナンデス監督はオバメヤンの方を引き留めたいと考えているようだ。
 
バルサは今後25年のテレビ放映権を一部売却するなど、さまざまな方法で資金を捻出しており、つい先日には、オーディオ関連の子会社『バルサ・スタジオ』の株式を24.5%売却したとも報じられている。さらにはDFジェラール・ピケやMFセルヒオ・ブスケッツといったスター選手たちにも大幅な減給を求めている状況で、なんとか選手登録を完了させようと動いている。
 
当然、余剰戦力の放出も検討中で、連日MFフレンキー・デ・ヨングの去就に関する報道が流れている。そして、レヴァンドフスキの加入によりCFとしての序列が下がったオバメヤンやデパイも移籍も噂されており、前者はチェルシー、後者はユヴェントスなどといったクラブから関心が寄せられている。
 
英『The Mirror』によれば、バルサの役員たちはあらゆるオファーに耳を傾ける用意があるようだが、シャビ監督はオバメヤンをチームに引き留め、デパイを売却することを望んでいるという。
 
どちらも昨季からバルサに加わった選手であり、デパイはリーグ戦12ゴール、オバメヤンは11ゴールをあげるなど、両者ともにしっかりと結果を残している。しかし、オバメヤンはシャビ監督就任後の2月に契約した選手であり、その後は彼がCFとして優先的に起用されている。シャビ監督がオバメヤンの方を残したいと考えるのは、ごく自然な流れだろう。
 
自身が着用していた背番号9もレヴァンドフスキに渡るなど、ややぞんざいな扱いを受けている印象のデパイ。プレシーズンマッチでもゴールを決めるなど、好調をアピールしていたが、このまま退団となってしまうのか。

構成/ザ・ワールド編集部










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