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 7日のドイツ1部開幕戦でケルンが3―1でDF吉田麻也所属のシャルケを下すわずか数時間前、エースFWモデストの移籍劇でケルン内部は大騒ぎだった。シャルケ戦直後の記者会見でケルンのバウムガルト監督が憤りをあらわにし、各メディアが内情を説明している。

 モデストの移籍先はドルトムント。21年夏、ケルンにレンタルバックしたモデストはかねてから移籍願望をほのめかしており、この夏のマーケット終盤まで可能性を探ることを公言していた。それに対しケルンは対策を打たずにいたという。

 ところがシャルケ戦が行われた7日の午前、ドイツメディア「sport1」がモデストとドルトムントの契約が迫っていることを報じ、直後にケルンのケラーマネージングディレクターがドルトムントとの口頭合意を認め、「8日月曜にメディカルチェックし、確定する。シャルケ戦から外れることをモデストサイドとも決めた」と発表した。同じタイミングでドルトムントのスポーツディレクター、セバスチャン・ケールも基本合意を認めている。

 バウムガルト監督は「長い目でみればトニー(モデスト)を恋しくなるのはわかっている」と昨季30ゴールのエースを惜しんだ。だが、8日に移籍は正式に発表された。移籍金は500万ユーロだ。

 ビルト紙は、ケルンがモデストのふさわしい契約を提示できなかったことが全ての原因だとしている。また、34歳のモデストにとってドルトムントに移籍し欧州チャンピオンズリーグを戦うことが最大の魅力だったとしている。ケルンは今季カンファレンスリーグに参加するが、あくまでカンファレンスリーグにすぎない。試合当日の移籍劇には驚かされるばかりだが、そんなダイナミックな動きもマーケットの魅力の一つでもある。

報知新聞社










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