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 明治安田生命J1リーグ第24節が7日に行われ、川崎フロンターレがホームに首位の横浜F・マリノスを迎え、2-1で勝利し、4位に浮上した。

 川崎Fは新型コロナウイルスの影響で多くの離脱者を出す中、7月30日の浦和レッズ戦で1-3の敗戦、YBCルヴァンカップ準々決勝のセレッソ大阪戦に1-1と引き分けと足踏み。リーグ戦は2試合未消化ということもあり、順位を5位に下げており、3連覇のためには勝利が求められていた。試合後、川崎Fの鬼木達監督は「選手とサポーターの気持ちが一つになった勝利になりました。最後まであきらめない、勝ってやろうという雰囲気で選手がプレーし、スタジアムもそういう雰囲気となり、感謝しています」と、選手と観衆に賛辞の言葉を送った。

 試合は川崎Fがレアンドロ・ダミアンのゴールで先行後、前半ラストプレーで横浜FMの仲川輝人が同点弾。そして後半ラストプレーでジェジエウの決勝弾が生まれる劇的展開となったが、両チームともタフに戦う好ゲームでもあった。競った試合を勝ち切ったことに鬼木監督は、「大一番で大事になるのは気持ち、覚悟、勇気と話しました。選手は気持ちが入っていたし、自分も大一番だと話している中、選手が今まで勝ってきた経験から、この試合で何が変わるかを感じていたと思う。引き分けでもダメだったと思います。気持ちの強さを見せて勝てたことで、ここからの戦いに変化が出ると思います」と、メンタル面を勝因に挙げた。

“勝利への気持ち”について鬼木監督は、「浦和戦の緊急事態を経て、人が毎日、試合当日も減っていった中、『うまくやってあげよう』という気持ちになってしまっていた。勝利への覚悟が足りなかった。それは試合後、選手にも言いました。セレッソ戦の時は、『状況が良くはなっていないけど、勝利のために何でもやろう』と話しました。システム含め、我慢強くやりましたが、それが今日生きると思っていました」と、勝利への渇望と覚悟に向き合えた2連戦を経ての勝利だと話している。

 7月9日のガンバ大阪戦以来となる川崎Fでのゲームとなり、先制点を鮮やかなダイレクトボレーでのクロスでアシストした山根視来も、「(欠場した)浦和戦、セレッソ戦はテレビで見ていて。特にセレッソ戦に関して、みんなの頑張りは胸にくるものがありました。今日は一人のサッカー選手として、ここで結果を出さないといけない覚悟を持ってやりました」と、気持ちが入った試合ができたと話し、「今日負けたら終わりと思っていました。劇的なシーンとなり、一丸で喜べてチームを感じました」と、勝利という結果を手にし、結束がさらに高まったと語っている。

 首位横浜FMとは消化試合が2試合少ない中で勝ち点8差。3連覇へは落とせない試合が続く。鬼木監督は「こういうゲームを勝つことで、自分たち自身を信じて突き進めるし、競ったゲームをモノにすることで、もう一度『川崎は勝負強い』という印象に変えられる。優勝への強い気持ちを他のチーム、選手に示せたことが重要だと思っています。そういった意味で大きかったと思います」と、今日の勝利から改めて一戦必勝を胸に戦っていく覚悟を示している。

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