チェルシーは、カーニー・チュクエメカの獲得でアストン・ヴィラと合意に至ったことを発表した。

アストン・ヴィラの下部組織出身で、一昨シーズン前にファーストチームデビューを飾った18歳のチュクエメカ。昨シーズンは公式戦14試合に出場し、スティーヴン・ジェラード監督の信頼を徐々に手に入れ始めていた。また、U-19イングランド代表としてもプレーする同選手は、今夏の欧州選手権制覇にも中心選手として貢献した。

この活躍を受け、今夏の移籍市場でチュクエメカに対してはビッグクラブからの興味が頻繁に報じられており、その去就に注目が集まる。過去にはマンチェスター・ユナイテッドやバイエルン・ミュンヘン、ドルトムント、リヴァプールが興味を持ち、今夏には実際にミランとバルセロナが争奪戦に参戦していたが、最終的にチェルシーが同選手の確保に成功した。

チェルシーは2日、アストン・ヴィラとチュクエメカの移籍で合意したことを発表。公式ウェブサイトの中で「両クラブはカーニー・チュクエメカの完全移籍で合意に至ったことを発表する。18歳の選手は契約内容を協議し、メディカルチェックを受けるためにロンドンに渡航する許可を得ている」と伝えた。

なお、チェルシーはチュクエメカの獲得に際してアストン・ヴィラに2000万ポンド（約32億円）を支払うと報じられている。