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チームの競争力に不満、移籍先が複数浮上も交渉の進展なし

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは今夏の退団希望を明らかにし、去就が注目を集めている。クラブに契約解除を求めるなど移籍強行の姿勢も見せているようだが、英紙「デイリー・ミラー」は今夏の移籍は「極めて困難」との見方を示している。

 昨夏に2009年以来となるマンチェスター帰還を果たしたロナウドだが、2021-22シーズンのプレミアリーグで6位に終わったチームの競争力に不満を抱えており、復帰からわずか1年での退団が取り沙汰されている。「家庭の都合」により、タイとオーストラリアへのプレシーズンツアーに参加せず、今週チームに合流したが、退団希望の意志は変わっていないという。

 しかし、「ミラー」紙は「彼の退団希望は明らかだが、実現は極めて困難だ」と指摘。これまでにチェルシー、ナポリ、パリ・サンジェルマン、アトレティコ・マドリード、バイエルン・ミュンヘンなどが候補に挙がり、新たに古巣スポルディングCPとの接触も噂されているが、いずれも話に進展はなく、コロナ禍で財政が圧迫されているなかで週給50万ポンド(約8200万円)というロナウドのサラリーを支払えるクラブがほとんどないのも現実だ。

 クラブに契約解除を求めるなど“移籍強行”の可能性も伝えられていたが、そもそもロナウド側は「交渉で有利なポジションにない」というのが同紙の見解だ。ユナイテッドとの契約は2023年まで残っているうえに、さらに12か月延長のオプションも含まれる。

 また、今季もUEFAチャンピオンズリーグでプレーしたいというのが移籍を望む大きな理由ともされているが、それ以上に今年11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)に最高のフォームで臨みたいという考えがある。移籍のためのストライキを起こし、下手にクラブとの関係をこじらせて出場機会を失う事態は避けられないというわけだ。

 37歳のスーパースターの去就をめぐる“ポーカー”においては「クラブ側がより強い手札を持っている」状況。5大会連続出場が懸かるカタールW杯への思いが、ロナウドをマンチェスターに踏みとどまらせる可能性は十分にありそうだ。

FOOTBALL ZONE編集部










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