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E-1選手権に参加中の日本代表は今夜(27日・19時20分)、韓国代表と優勝をかけて激突する。大一番を翌日に控えて取材に応じた森保一監督は、中国戦から中2日の試合でもあり、出場時間を考慮して、19日に香港戦を戦ったメンバーを中心に臨むと明かした。

国内組の価値を示す
 スコアレスドローに終わった24日の中国戦から中2日で臨む韓国戦は、19日の香港戦に先発したメンバーが中心になる。前日の囲み取材で、森保一監督が明らかにした。

 ただし、GKは3人招集されているうち、まだ出場機会のない谷晃生が先発することになりそうだ。東京五輪に出場し、その後のアジア最終予選でもメンバー入りを果たしたものの、6月の代表活動は選外。今大会に臨むにあたり、代表定着への思いを語っていた守護神が、大一番でその力を証明することになる。

 DFは香港戦で無失点勝利を飾ったセットだ。右サイドバックは山根視来、右CBは谷口彰悟。海外組を加えた代表でも常連である二人は、初招集組や代表歴の浅い選手たちが多い今回の活動で「代表の基準」を示しているという。練習中から強度を求め、判断やパススピードも要求。多くの選手を刺激する存在になっている。

 左CBは畠中槙之輔、左サイドバックは杉岡大輝。横浜FMの守備の中心である畠中は香港戦後に、「細かいところは修正しないといけない。時間がたくさんあるわけではないので、しっかり話し合っていきたい」と振り返っていた。また、谷口とのCBコンビについては「(谷口は)いるだけで安心できると感じたし、余裕を持って相手を見て判断やプレーができている。見習いたい」と語り、刺激を受けた様子。韓国戦でも二人でCBコンビを組むことになりそうだ。左サイドバックは中国戦で途中出場した杉岡の先発が濃厚。持ち前の推進力や幅を取るプレーが期待される。

 ドイスボランチは、藤田譲瑠チマ&岩田智輝で決まりだろう。スコアレスドローに終わった中国戦をベンチから見つめていた藤田は、「ボランチの位置が少し低い」点について岩田と話し合い、意見を交換したという。綿密にイメージのすり合わせをしていた二人で韓国戦の中盤を仕切ることになる。

 2列目には右から水沼宏太、西村拓真、相馬勇紀が並ぶ。今回が初代表ながら初戦の香港戦でもピッチで仲間を叱咤し、鼓舞していた水沼はチームを引き締める意味でも外せない。今季リーグ戦で見せている正確なクロスも大きな武器になりそうだ。1トップの背後からボックス内に抜群のタイミングで飛び込む西村はその水沼のクロスの受け手としても期待される存在。今季のJ1でリーグトップクラスの運動量と走力を示しているアタッカーの力は、タフなゲームが予想される韓国戦で生きるに違いない。

 左サイドハーフは、チームとして低調な内容に終わった中国戦で途中出場し、果敢な仕掛けで一人気を吐いた相馬と予想する。西村と同じく中国戦は81分からの登場であり、コンディション面も問題ないだろう。カットインだけではなく、縦を突くドリブルが日本の攻撃に幅をもたらすことになりそうだ。

 1トップは香港戦で2得点を挙げた町野修斗の先発が濃厚。デビュー戦で華々しい活躍を示したものの、後半途中から出場した中国戦は不発に終わった。香港よりも韓国守備陣はタフであり、強度も高い。その中でどんなプレーを見せるのか。真価が問われる。

「韓国に勝って、E-1選手権優勝で締めくくることを目標に戦いたい。ワールドカップに向けてこれまでもやってきましたけど、国内で最後の試合となるということで、これまでやってきたことを思い浮かべながら、思い切って試合に臨みたいと思いますし、選手が思い切って戦ってくれるように環境をつくりたい」

「Jリーグで活躍する選手たちの価値を示せるように、そして少しでも上げられるようにと思っています」

 森保監督はそう言って、韓国戦での勝利を誓った。目標を達成し、改めてJリーグでプレーする選手たちの力を示したいところ。大一番は27日、19時20分にキックオフされる。

サッカーマガジンWeb編集部










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