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■7月20日/パリ・サンジェルマン ジャパンツアー2022 PSGー川崎フロンターレ(国立)


 スター軍団がJリーグ王者と激突する。メッシ、ネイマール、エムパベという夢の3トップを擁するPSGが、7月17日に来日。今季から指揮を執るクリストフ・ガルティエ監督の下、日本で練習と実戦を重ねて来シーズンに挑むことになる。選手にとっても、新体制で自らを証明するために本気のプレーを見せてくれるはずだ。

 一方で、川崎フロンターレにとっては、世界的スター軍団と戦えるまたとない機会。レアンドロ・ダミアンはロンドン五輪代表でネイマールとチームメイトであり、“タイのメッシ”ことチャナティップは、久々にメッシと対戦することになる。

 川崎はこの一戦に向けて、18日に実践的なトレーニングを行った。世界のトップに対してどこまでやれるかというところで、鬼木達監督は最終ラインから前線にボールを送るうえで複数の、そして細かい指示を与えていた。詳細はあえて書かないが、一番の狙いを明確にしながらも、それができない場合の起点の作り方も選手に説明しており、守備の局面でのボールの追い方も練習していた。PSGとの戦いに全力で挑むこととなる。

 11対11の実戦練習では、5人が6得点を挙げた。時系列で、遠野大弥、ダミアン、瀬古樹、宮城天、宮城、知念慶だ。名古屋グランパスとの試合が直前で中止になったことで、鬼木監督は「難しかった」と振り返った調整だが、選手のキレを見る限りかなりよさそうだ。

■ガルティエ監督は3-4-3を採用か
 対するパリ・サンジェルマンは、同じく18日に公開練習を実施。有料で見学できるこのトレーニングに1万3000人の観客が駆け付けた。そしてファンが見守る前で、こちらも実践練習を行った。ガルティエ体制は始まったばかりでまだ固まってはいないと思われるが、昨季の4バックから3-4-3をベースにすると思われる。他にもシステムを試しており、試合中にシステム変更をする可能性もある。

 もちろん、3トップはメッシ、ネイマール、エムパベ。3トップとはいうものの、3人は自由に動くことが許されているようで、ポジションも流動的。時間帯によって、かなり変えてくるはずだ。また、メッシはトップ下のような役割も担うと見られる。

 中盤4人は、ポルトガル代表ヌーノ・メンデス、ポルトガル代表ビティーニャ、イタリア代表ヴェッラッティ、モロッコ代表ハキミが入りそう。ただし、ここはまだ試行錯誤が続くと思われ、セネガル代表ゲイェがスターティングイレブンに名を連ねる可能性も十分にある。来期に向けて、さまざまな組み合わせが試されそうだ。

 最終ラインは3バックが濃厚。1対1に自信のある3人が並ぶため、前線の選手はある程度任せたうえで攻撃に専念することができそうだ。

 全ポジションで代表の主軸以上というPSG。夢の3トップが国立競技場で結成されるかはもちろん、出てくる選手全員が“超人”なだけに、観る人にとっては夢の90分間となる。

■2チームの予想スタメン
 2チームの練習から想定される予想スタメンは以下。なお、川崎はキャプテン谷口彰悟、山根視来、脇坂泰斗の3人がE-1選手権を戦う日本代表に招集されているため欠場する。PSGにとっては、かなり有利な状況となる。

【川崎フロンターレ】
GK チョン・ソンリョン
DF 佐々木旭
DF 山村和也
DF 車屋紳太郎
DF 登里享平
MF 橘田健人
MF 大島僚太
MF チャナティップ
FW 家長昭博
FW マルシーニョ
FW レアンドロ・ダミアン

【パリ・サンジェルマン】
GK ケイラー・ナバス
DF キンペンベ
DF マルキーニョス
DF セルヒオ・ラモス
MF ヌーノ・メンデス
MF ビティーニャ
MF ヴェッラッティ
MF ハキミ
FW エムバペ
FW メッシ
FW ネイマール

 川崎はインサイドハーフに遠野大弥が入る可能性もある。また、ジェジエウも調子を上げており、無理をさせることはないと思うが、スタメンの可能性も否定できなくはない。スピードとフィジカルに優れた背番号4を途中から、もしくは、最初からできるところまででの起用はあるかもしれない。

 新システムを用いて戦うPSGと、世界トップに挑む川崎。はたして、どのようなドラマが生まれるのか――ビッグマッチは、20日19時30分に国立競技場でキックオフとなる。

サッカー批評編集部










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