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町野はデビュー戦で堂々の2ゴール

 日本代表デビュー戦で、2ゴールを挙げる活躍にも、FW町野修斗(湘南ベルマーレ)は浮かれる様子はなかった。7月19日に行われたE-1選手権初戦の台湾戦では、先発5人が代表デビューを飾った。町野はセンターフォワードで先発すると、1-0で迎えた前半20分に右サイドからDF山根視来が上げたクロスをヘディングで合わせ、A代表初ゴールを記録。後半12分にも相手GKの落球を逃さずに、ダメ押しのチーム6点目を決めた。

 今回のE-1選手権は、タイトル争いだけでなく、11月に開催されるカタール・ワールドカップ(W杯)に向けた国内組の最終チェックの意味合いも強くある。そのなかで、町野は上々のスタートを切ることができたが、「得点を取れたことは、素直に嬉しいです」と、デビュー戦2ゴールの偉業を噛み締めた。

 そして、自身1点目のヘディングについては、「相手の背後にいて、ボールに対して、アタックしようかなと思っていたらかなりいいボールが来たので、本当にヘディングしやすかった」と、山根のアシストに感謝している。

 森保ジャパンでは、FW大迫勇也(神戸)が長らく1トップに君臨してきた。その大迫の代役となる選手は、W杯後の日本代表を見据えても必要となってくる。高さがあり、スピードもある町野は、日本人には珍しいタイプの選手だ。

 町野は自身の持ち味について「(ボールを)収めるところ、背後へのランニング、フィニッシュワークの多彩さ」を挙げ、この香港戦では「7割から8割は出せた」と評価したが、「まだまだ高いレベルではないと思っているので、こういう良い相手、良い仲間とできる時に、たくさん吸収して、たくさん学んでレベルアップしないと、日本代表するストライカーになれない。一戦一戦、一日一日成長したい」と、今回の代表活動という短期間でのレベルアップを誓う。

 台湾戦で実際に森保ジャパンの1トップを務め、「孤立する場面が多少ある。そこでどれだけ個人で時間をつくったり、周りの上がりを待つ、そういう時間をつくるか。中国、韓国はもっと厳しく来ると思うので、そこでどれだけ時間がつくれるかが大事」と、自身のこなすべき役割を、より明確にとらえることもできた。

 開幕前の取材対応では、今大会で3ゴールを目標に掲げた町野。今後の中国戦、韓国戦で「チャンスがあるなら、絶対に決めてやろうと思います」と、大会3点目への思いを語ったが、結果を残したことで、よりレベルの高い相手にも、自身の力を示す機会を与えられるはずだ。

FOOTBALL ZONE編集部










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