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 EAFF E-1サッカー選手権2022が7月19日から開幕する。国内組のみで臨む同大会で森保一監督は10人を初招集。今回は、横浜F・マリノスに所属するA代表初招集の藤田譲瑠チマ(ふじた・じょえる・ちま)のプレースタイルを紹介する。

■無尽蔵のスタミナ
 藤田のポジションは中盤の、中盤の底やセントラルハーフ。今季から所属する横浜FMではダブルボランチの一角としてプレーしている。174cmと小柄ながら、優れた予測能力と抜群の瞬発力で相手からボールを刈り取ることができる。守備能力を見れば、チェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテを彷彿とさせる。

 しかし、藤田の魅力は守備だけではない。無尽蔵のスタミナを活かしてピッチを縦横無尽に走り回り、チャンスとなればスプリントで一気にスピードを上げて積極的に攻撃にも参加できることだ。自分でボールを奪い、自らもゴールを決めることができる。

 また、連続した間受けでリンクマンとしても機能することができる。ボールタッチが非常に柔らかく、判断も正確で速いために、中盤で苦労なくボールを操れるからこそでもある。まさに攻守に貢献できるMFだ。

 徳島ヴォルティス時代の2021明治安田生命J1リーグ第36節FC東京戦で決めたゴールは、藤田の真骨頂と言ってもいいだろう。味方が右サイドを抜け出したのを見ると、藤田は一気に前線へ駆け上がる。横パスを受けた藤田はワンタッチで西谷和希へ斜めのパス。落としを受けた藤田は左足ダイレクトシュートを放つ。東慶悟がスライディングでボールを足に当てるも、ボールはゴールに吸い込まれた。チャンスとなれば、スプリントで前線へ飛び出し攻撃参加。縦パスも正確で、最後は自らゴールを決めた。守備での貢献度が高い藤田だが、得点能力も抜群だ。

■経歴は?
 ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ藤田は、2020年に東京ヴェルディのトップチームへ正式に昇格。昨季は徳島に在籍し、28試合に出場し1ゴールを記録した。この活躍で、藤田は横浜FMへ完全移籍を果たした。

 各世代別の日本代表にも選出されているこのボランチは、2019年に行われたUー17ワールドカップに出場。翌年にはUー19、2021年にはUー20日本代表にも選出された。わずか1年足らずで大きく成長した藤田は、2021年の東京五輪トレーニングパートナーに選ばれ、Uー24ホンジュラス代表との国際親善試合で途中出場を果たした。森保監督も認める才能の持ち主だ。果たして藤田はA代表デビューを果たし、活躍することができるだろうか。

サッカー批評編集部










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