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 サッカー日本代表がW杯カタール大会(11月21日開幕)で拠点とするベースキャンプ地が、ドーハ市内にある同国1部アルサドの練習施設に決まった。日本協会の反町康治技術委員長(58)が8日、技術委員会後のオンライン取材で明かした。

 アルサドは最多16度のリーグ優勝を誇り、昨季も無敗で連覇を達成した強豪。現バルセロナ監督のシャビ氏が指揮官を務めたことでも知られ、カタール国内でも最高クラスの施設を保有している。

 大会期間中は4面ある天然芝ピッチのうち2面を使用し、非公開練習も行える。トレーニング室やマッサージ室も完備され、交代浴も可能。中3日の試合日程に備えたリカバリー設備の充実も決め手となった。ラウンジには息抜きにも使える卓球台やビリヤード台も設置されている。

 組み合わせ抽選が行われた4月に森保監督も視察しており「素晴らしい施設。全てが整っている」と絶賛していた。日本代表が宿泊予定のホテルから車で約10分の距離にもあり、反町委員長は「効率良く活動できるととらえている」と語った。

 今大会は過去のW杯とは異なり、ドーハ近郊で全試合が行われるため、移動の負担が大幅に軽減される。それだけにベースキャンプ地でのコンディショニングが成否の大きな比重を占めるとも言える。充実の拠点から史上初のベスト8以上を目指すことになる。










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