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 元イングランド代表MFジャック・ウィルシャーが、8日に現役引退を発表した。

 現在30歳のウィルシャーはアーセナルの下部組織出身。2008年9月にトップデビューを飾り、公式戦198試合に出場して14ゴール30アシストを記録した。また、2010夏には18歳でイングランド代表デビューを飾り、FIFAワールドカップブラジル2014やEURO2016にも出場した。

 だが、度重なる負傷で離脱を繰り返して徐々に出場機会が減少。2016-17シーズンはボーンマスにレンタル移籍し、2018年夏にウェストハムへと完全移籍した。

 ウェストハムでもケガに悩まされ、約2年間で公式戦出場は19試合のみにとどまった、2020年10月にはウェストハムと契約解除で合意。2021年1月にボーンマスへと復帰したものの、契約満了に伴い2021年夏に退団していた。

 しばらく新天地が決まらず、昨年10月から古巣アーセナルの練習に参加してコンディション維持に努めていた。今年2月にデンマーク1部のオーフスGFに加入し、2021-22シーズンのリーグ戦14試合に出場して2アシストを記録した。しかし、双方合意の上で契約延長を見送り、退団することが6日に発表されていた。

 ウィルシャーは自身の公式SNSを更新し、「今日、僕はプロサッカー選手としての引退を発表する。信じられないような旅は、たくさんの素晴らしい瞬間に満ちていた。庭でボールを蹴っていた少年から、愛するアーセナルのキャプテンになり、国のためにワールドカップでプレーしたことまで。僕は自分の夢を生きてきたんだ」と引退を発表。次のようにつづり、キャリアを振り返った。

「正直なところ、自分ではどうしようもない理由でキャリアが後退していることを受け入れるのは難しいが、その一方で、自分にはまだ多くのものを与えることができると感じている。最高峰のレベルでプレーしてきた僕は、常に大きな野心を抱いており、正直に言えば、このような立場になるとは想像もしていなかった。しかし、今がその時だと思い、親しい人たちと話し合った。困難な時期もあったけど、自分のキャリアを振り返り、達成したことに大きな誇りを感じている。世界最高の選手たちとともに最高レベルでプレーし、FAカップで優勝し、クラブのキャプテンを務め、国を代表するということは、ヒッチンで育った小さな子供だった僕には想像もできない夢だった」

 また、「このようなキャリアを積めたことは幸運だったと思うけど、多くの人たちの愛とサポートがなければ、実現しなかっただろう。まず、母ケリー、父アンディ、兄トム、妹ロージーへ。僕が子供の頃から今日に至るまで、みんなの犠牲と愛、そして無条件のサポートがなければ、何も実現できなかったし、言葉では言い尽くせないほどだ」と家族への感謝をつづり、それぞれのクラブで世話になった一人ひとりとの思い出を振り返った。

 続けて、「地球上で最高のサポーターであるアーセナルファンのみんなに心からのありがとうを。みんなのためにプレーできることは光栄なことだ。いつも応援してくれていることを実感し、クラブを代表して誇りを持つことができたと思う。みんながいつも僕を応援してくれたことは決して忘れないし、僕は永遠にグーナーであり続ける」とアーセナルのサポーターにも言及。さらに「最後に、最も重要なことは、僕の妻と子供たちへ。君たちの愛と無条件のサポートは、言葉では言い表せないほど大きなものだ。君たちは僕の最高の瞬間とどん底を共有してもなお、僕への愛とサポートを決して揺るがすことはなかった。暗い時期も、あなたがいたからこそ、僕はベッドから起き上がり、前に進み続けることができた」と、妻と子供たちへの感謝も綴った。

 ウィルシャーは最後に、「僕のキャリアのすべての瞬間を楽しむことができ、それは一生に一度の旅だった。今がこの章を閉じるのにふさわしい時だが、僕にはまだ試合に捧げるものがたくさんあり、将来がどうなるのかワクワクしている」とつづり、アーセナルのアカデミーコーチ就任が噂されるなか、人生の新たな章に目を向けている。

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