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 深刻な資金難に陥っているスペイン1部バルセロナのジョアン・ラポルタ会長(59)が今夏の新戦力獲得プランについて注目発言したと、フランスメディア「10Sport」など、各メディアが伝えている。

 総額13億5000万ユーロ(約1930億円)の負債を抱えるバルセロナはリーグが導入するサラリーキャップ制のため、新規の選手登録ができない状況に追い込まれており、新戦力の獲得は進んでいないと報じられている。リーグからも財政面について警告を受け、選手年俸の削減に取り組む構えだ。

 ただ、現状を打破するには厳しい見通しのため「クラブの経済は非常にデリケート」と指摘されている中、同メディアによると、ラポルタ会長はスペインの人気テレビ番組「エル・チリンギト」に出演し「私たちには誰かと契約するお金がありません」と発言し、財政面で苦しい状況に追い込まれていることを認めたという。

 すでに今夏のバルセロナ加入で合意したイタリア1部ACミランのコートジボワール代表MFフランク・ケシエや獲得に乗り出しているドイツ1部バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキとも現時点で正式な契約書を交わすことはできない。英メディア「ONE FOOTBALL」は「移籍計画が暗礁に乗り上げた」と報じた。

 当面は所属する高額選手の売却を急ぐしかないが、名門再建はかなうのだろうか。

東京スポーツ










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