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 キリンチャレンジカップ・パラグアイ戦(2日・札幌ド)は帰国直後のため登録メンバーを外れていた日本代表MF南野拓実(リバプール)が、3日後のブラジル戦に闘志を燃やした。「W杯に向けていい試合になるんじゃないかと思っているけど、いい経験で終わらせるつもりは全くない」。目指すはあくまでも「勝利」。GKアリソン・ベッカー、DFファビーニョといったチームメートとの対決も期待される中、FIFAランキング首位のサッカー王国に一泡吹かせるつもりだ。

 南野は5月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝のレアル・マドリー戦にベンチ入り。ピッチに立つことはできず、チームも0-1で敗れて準優勝に終わったが、翌29日には南野自身が大きく貢献したFA杯とカラバオ杯の優勝パレードに出席し、祝福ムードに包まれて日本に帰国した。

 全体練習の参加は1日だけだったため、パラグアイ戦はメンバー登録外。フィールドの外から4-1で快勝した一戦を見つめ、「全ての選手がすごくいいプレーをしたんじゃないかと思う。実力のある選手ばかりなので、誰がピッチに立ってもいいチームだということを証明したと思う。W杯に向けての高いレベルのサバイバルが始まる」と刺激を受けたようだ。

 そうして迎えるブラジル戦。これまで12試合未勝利の日本代表にとってはもちろん、南野にとってもひときわ大きな一戦となる。「これまで勝てていないというのは分かっている。非常に強豪で、僕がA代表になってブラジルと対戦するのは初めて。そういう意味でも、もし勝てば自分たちの自信になるし、勝ちにこだわってプレーしたい」。国際親善試合という位置づけではあるが、W杯を見据えて「僕たちとしては大一番の気持ちで挑む」と力を込めた。

 ブラジル代表にはアリソン、ファビーニョといったリバプールのチームメートが在籍。2日に行われた韓国との親善試合ではアリソンが欠場、ファビーニョが約20分間の出場にとどまっており、コンディションが整っていれば日本戦で先発する可能性が高いとみられる。「攻撃の部分での強烈な個を持った選手がいて、ディフェンスもファビーニョとかアリソンとか一緒にプレーしているけど、世界トップクラスの選手が揃っているので、その中で何ができるか楽しみ」と語った南野は、アリソンとの対決に目を輝かせた。

 報道陣からアリソンについての質問を向けられた南野は「練習から見ていて世界一のGKじゃないかと思っている。全てにおいてハイレベル。彼の凄さは見ていてわかると思うけど、足元もあるし、セービングもすごいし、僕が見てきたキーパーの中では間違いなく一番レベルが高い」と絶賛。「たぶん彼の弱点はない」と苦笑いも浮かべた。

 それでも「誰が出るかは分からないけど、同じチームだからこそ、もしアリが出たら負けたくない気持ちはいっそうあるし、そういうチャンスがあったら決めたい」とゴール宣言。「ボールを握られる時間が今までと違って多くなる。どれだけ強度の高い守備からいい形でボールを奪って相手ゴールに向かえるかがポイント」とテーマを掲げた背番号10は「前向きでいい感じのプレスでボールを奪えればチャンスになるので、チームに貢献したい一つのポイント。そこできっかけを作って、攻撃の選手なのでゴールやアシストにつなげていければ」と高らかに意気込みを示した。










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