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ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(35)が、今季限りでアトレティコ・マドリーを退団することが決定した。

アトレティコは15日に行われた今季ホーム最終戦、ラ・リーガ第37節セビージャ戦(1-1)のハーフタイムに、試合終了後に退団セレモニーが行われることを発表。セレモニーの主役はすでにヒューストン・ダイナモ移籍が決定したMFエクトル・エレーラ、そしてL・スアレスだった。ウルグアイ代表FWについては、これまで退団の噂こそあったものの、正式にアナウンスされるのはこの日が初めてだった。

この日、先発出場だったL・スアレスは65分に交代でピッチから下がったが、その際にも観客はスタンディングオベーションで称え、ウルグアイ人選手に歌われるチャント「ウルグアージョ! ウルグアージョ!」をスタジアムに響かせた。さらに「ありがとうルチョ(L・スアレスの愛称)、私たちをチャンピオンにしてくれて」との横断幕も掲げられている。

そして試合終了後の退団セレモニーでは、さらなる大きな拍手、さらなる大きな声でL・スアレスに対するチャントが歌われることに。ウルグアイ人FWは花道をつくった選手たち、チーム関係者全員と抱擁をかわしてセンターサークルまで到着し、そのときにはもう涙で顔を濡らしていた。

そうしてマイクを手に取った背番号9は、声を詰まらせながら、次のようなスピーチを行なったのだった。

「アトレティコのファン全員、一人ひとりに感謝をしたい。ここにやって来てから僕を包んでくれた愛情は素晴らしいものだった。忘れないよ。僕は本当に感謝をしているんだ。それと、チームメートたちにも感謝を伝えたい」

「僕はピッチで恩返をしたかった。僕に対して扉を開けてくれたクラブに、200%尽くしたよ」

「(無観客で試合が行われていた)昨季は皆と一緒にいることができなかったけど、毎日道で愛情を受け取っていたんだ。アトレティコを僕の心にずっとあり続ける。アウパ・アトレティ(頑張れアトレティコを意味するクラブの決まり文句)!」

L・スアレスは2020-21シーズン、バルセロナで戦力外となったことでアトレティコに加入。すると同シーズンのラ・リーガで32試合21得点を記録して、アトレティコの2014年以来となるリーグ優勝の原動力になった。優勝直後、皆が歓喜しているときに、ピッチに一人座って涙を流していた姿は多くの人々の心を打った。

しかし今季に入ってからL・スアレスは不調に苦しむことになり、シーズン後半戦にはベンチを温める機会が多くなった。今季ラ・リーガ成績は34試合11得点で、アトレティコでの2シーズンでの全公式戦含めた成績は82試合34得点だった。しかし、それでもアトレティコのサポーターは、ラ・リーガ優勝の英雄への感謝を忘れず。ディエゴ・フォルラン、ディエゴ・ゴディンらに対しても歌われてきた「ウルグアージョ! ウルグアージョ!」のチャントは、退団セレモニーが終わった後にも叫ばれ続けていた。










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