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 現役引退後から指導者としてのキャリアを進めている元日本代表戦士に、サッカー屈指の熱血漢から“金言”が送られた。

 興味深いやり取りが交わされたのは、現地時間5月6日にリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が行なった記者会見。取材のために会見場にいた元日本代表DFの内田篤人が、次の質問を投げかけたのだ。

「指導者を目指す者にとって、強いチームを率いる監督に必要なことを3つ教えてください」

 かつてドルトムントを指揮していた時代に、“宿敵”シャルケのメンバーとして対峙していた内田からの思わぬ問いだった。これに「ワオッ」と漏らしてから一息ついたクロップは、「あまり考えたことがなかったな。ソーリー」とポツり。だが、続けざまに元日本代表DFにメッセージを残した。

「だけど、とにかく長い道のりになる。もしも、君がサッカー監督になりたいのであれば、狂ったように試合を観なければならない。そうすれば、私の言ったことがきっとわかると思う」

 これまでにマインツ、ドルトムント、そしてリバプールを率いてきたクロップ。そのなかで2度のブンデスリーガ、1度のプレミアリーグ、そしてチャンピオンズ・リーグなど様々な栄冠を勝ち取ってきた。

 そんなサッカー界の酸いも甘いも知るドイツ人指揮官は「ただ、サッカーを観るだけ。コーチやスタッフなど全員で、だ」とも説き、こう投げかけた。

「どのカテゴリーの試合だろうと観るんだ。16、15、10、さらにその下の年齢も観る。まずはピッチに出てサッカーを見つめること。そうやって努力を重ねれば、夢は叶うかもしれないね」

 現在、日本サッカー協会のロールモデルコーチとしても活動している内田は、実際にU-19日本代表候補合宿に参加するなど精力的に指導の場に立っている。本人が将来的に監督を目指しているかは分からないが、いつの日かクロップから送られた言葉が活きる日は来るのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部










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