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4日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ、サンティアゴ・ベルナベウを舞台としたレアル・マドリー対マンチェスター・シティは3-1のドローで終わり、合計スコアを6-5としたマドリーが4シーズンぶりの決勝進出を果たした。

ファーストレグは戦術でシティが圧倒して4得点も、マドリーが突出した個々の力で3得点を決めてシティにとっては理解し得ない4-3というスコアで終了。このセカンドレグの前半は、ポゼッション率をほぼ半分で分け合い、互角の勝負を繰り広げた。

中盤3枚にカゼミーロ(負傷明け)、クロース、モドリッチを揃えて右ウィングにバルベルデを起用したマドリーは、今回はシティの試合支配を許すことなく、4-4同点とするゴールを目指していく。4分にはカルバハルのクロスにベンゼマが頭で合わせるも、これはクロスバーの上へ。また12分にはクロースのサイドチェンジからカルバハル、バルベルデとボールをつなげ、またもベンゼマがフィニッシュしたが、これはミートし切れなかった。

対するシティもチャンスを迎えていく。21分、ミリトンのパスミスからベルナルド・シウバがシュートまで持ち込んだが、GKクルトワのファインセーブに阻まれる。また23分にはガブエリエル・ジェズスが枠をわずかに外れるミドルを放ち、40分にはフォーデンもゴールをうかがったが、再びクルトワの好守に遭った。前半はスコアレスのまま終了を迎える。

後半、マドリーは開始直後にカルバハルのフィードからヴィニシウスが決定機を迎えるも決め切れず。その後もブラジル人FWはドリブル突破でのチャンスメイク、さらにはボール奪取と攻守両面で躍動し、ベルナベウの熱狂にさらなる熱を与えていく。その一方でシティはポゼッション率を徐々に高めていき、そのパス回しによって熱狂を冷やしていった。

アンチェロッティ監督は68分に1枚目の交代カードを切り、クロースとの交代でロドリゴを投入。バルベルデをインサイドハーフ、ロドリゴを右ウィングに配置する。対してグアルディオラ監督は72分、ウォーカーとデ・ブライネを下げてジンチェンコとギュンドアンをピッチに立たせた。

そして73分、ついにスコアが動く。決めたのは、シティだった。ギュンドアンのマドリーのラインを破るスルーパスからベルナルド・シウバがゴール前までボールを運び、ペナルティーエリア内右にパス。ここに飛び込んできたマフレズが、ダイレクトシュートでクルトワを破っている。

同点とするのに2点が必要となったアンチェロッティ監督は、75分にカセミロとモドリッチの代わりにアセンシオとカマヴィンガを投入。だが終盤に入るとシティが優勢さを増して次々と決定機を迎えていくも、ことごとく決められない。すると試合終了間際、PSG戦とチェルシー戦に続いて、マドリーの不撓不屈の精神が三度発揮された。まず90分、カマヴィンガのクロスからロドリゴが4-5とするゴールを獲得。さらに91分に再びロドリゴが、今度はカマヴィンガのクロスから豪快なシュートを叩き込んでいる。

チェルシー戦に続いて延長戦まで試合をもつれ込ませたマドリー。そして、こうした展開になれば、絶対に勝つのもマドリーである。95分、ペナルティーエリア内でベンゼマがルベン・ディアスに倒されてPKを獲得。これをベンゼマ本人が枠の右に決め切って、2戦合計6-5とついにスコアをひっくり返した。

またも「コモ・ノ・テ・ボイ・ア・ケレール(どうして愛さずにいられようか)」が大合唱されるベルナベウで、シティはマドリーを攻め立てるが、ゴールを決めるまでには至らない。結局、マドリーが1点差をリードしたまま試合終了のホイッスルを迎え、4シーズンぶりの決勝進出を果たした。

マドリーは今季ノックアウトラウンドで、ベスト16PSG戦でファーストレグを落としながらもセカンドレグで逆転、ベスト8チェルシー戦でファーストレグ先勝しながらもセカンドレグに逆転許してそれでも再逆転、そして今回のシティ戦でもファーストレグを落としてセカンドレグで逆転と、すべての対戦を劇的に制して決勝までたどりついている。










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