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主将の投稿にクラブカラーの3色で“返答”

途中出場の直後に失点に絡む形となってしまった吉田。(C)Getty Images

 残り4試合で残留を目指す大事なシーズン終盤に、ベテランたちの衝突が尾を引くことがあってはならない。サンプドリア主将の元イタリア代表FWファビオ・クアリアレッラと、日本代表のキャプテン吉田麻也は、すぐに火消しに動いた。

 サンプドリアは4月23日のセリエA第34節で、ヴェローナと敵地で1-1と引き分けている。前半に先制しながら、後半に吉田らが投入された4分後の78分に失点。降格回避に向けて神経をすり減らしている中で、貴重な2ポイントを失うことになった。

 試合後に話題となったのが、クアリアレッラと吉田の口論だ。SNSで出回った動画には、試合後に怒りをぶつけられたことに反発した吉田が、クアリアレッラを突き飛ばすようにし、チームがサポーターの元へあいさつに向かう中、ひとりロッカールームに向かう様子が映されている。

 イタリア・メディアは、大事な勝点を逃して怒るクアリアレッラに、失点に絡むような形となった吉田が叱責され、それに対して激怒したとの見方を報じた。


 だが、一夜明けた24日、クアリアレッラは自身のSNSで「すべて話し合った。特殊な時期で大事な目標がある中での試合後の緊張というだけだ。みんな一緒に同じ目的だ」と、吉田と和解したことを報告した。日本代表DFもこの投稿にクラブカラーの3色で“返答”している。

 ただ、途中出場で失点に絡むようになった吉田が批判を浴びたのも確かだ。サンプドリア専門サイト『SAMPNEWS24』は、クアリアレッラの投稿と吉田の反応を伝えた一方で、「彼とニコーラ・ムッルーで競うように手痛い2ポイント逸失の過失があったことは変わらない」と報じている。

「日本人DFの個のミスが原因でサンプドリアが失った勝点は、これだけではない。ユベントス戦では彼がオウンゴールし、ボローニャ戦でも最も深刻なミスは彼のものだった。4ポイントを失うことにつながった」

 セリエAの残留争いは、25日にサレルニターナやジェノアが勝利したことでさらに激化。勝点30で16位のサンプドリアは、18位サレルニターナや19位ジェノアに5ポイント差と詰め寄られた。さらにサレルニターナは消化が1試合少ない。

 次節は30日、直接のライバルであるジェノアとのダービーマッチだ。白熱すること間違いなしの大一番で、吉田やサンプドリアは悪い流れを断ち切ることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部










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