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「この戦争が長く続かないことを願っている」

シェリフのユーリ・ヴェルニドゥブ監督は、母国ウクライナのために戦うことを誓った。

今シーズン、初のチャンピオンズリーグ出場を果たしたモルドバのシェリフ。9月には敵地でレアル・マドリーを撃破(2-1)する大金星を挙げるなど、大きな注目を集めた。そんなチームを指揮していたのは、ウクライナ人のヴェルニドゥブ監督。しかし、2月24日からロシア軍の侵攻が始まったことを受け、同指揮官は祖国を守るために帰国を決断した。

ヴェルニドゥブ監督はイギリス『BBC』で、「息子からロシアが攻撃を開始したことを聞いた。私は戦うためにウクライナに戻ることになると理解していた。その後、土曜日にチームと別れてウクライナに向かい、日曜日には入隊した。難しい決断だったとは言わない」と話し、現状を伝えた。

「ウクライナではたくさんの強靭な男が家族と一緒に出国した。これは理解しているが、私には同じことはできなかった。家に帰ってすぐに入隊しようと心に決めた。私の家族は止めようとした。サポートしてくれた妻には感謝しているが、彼女も私の性格をわかっている。一度決めたら、二度と変えることはしない。子供や孫はまだモルドバに行くことも可能だが、私と妻はここに残ることを決めた」

「激しい戦闘が120kmほど先のところで行われている。しかし私は決断したから、何も問題はない。何も恐れていない。若い頃には義務で軍隊にいた。だいぶ前のことだが、銃器を使うことに問題はない。使い方を熟知している。周りの人間も良い意味でクレイジーだ。このようなチームの一員であることはクールだ。私たちは団結し、非常にモチベーションが高い」

「私の役割を明かすことはできない。指示を受け、いつだって行くことのできる状態だ。まだ銃を使ってはいないが、いつだって準備はできている。ウクライナがこの戦争に勝利するということに疑いはない。平和は私たちが勝利したときだけに訪れる。この悲劇が私たちを国としてまとめた。ウォロディミル・ゼレンスキー(大統領)には全幅の敬意を抱いている。彼は真のリーダーだ」

また、欧州各国への感謝を語った同指揮官は、フットボールについて「いつだってフットボールのことを考えている。フットボールは私の人生だ。子供の頃に初めて、プロになり、そしてコーチになった。間違いなくこれからも監督を続け、トロフィーを掲げる」と話し、思いを続けた。

「レアル・マドリーに勝利したとき、今のような状態を想像できなかった。2月初めから心配が強くなり、選手たちは私がどうして悲しそうなのか尋ね続けていた。選手たちは否定していたが、すぐに何かが起きると私は感じていた。一部の選手たちから電話やボイスメッセージがある。3月1日にはライバルとの一戦があって、彼らは勝利した。とても誇らしく思う。コーチたちも激励の言葉を送ってくれた」

「フットボールについて考えることは私にモチベーションを与えてくれる。フットボールは私の人生だ。この戦争が長く続かないことを願っている。私たちは勝利し、私は私の愛する仕事に戻ることになる」










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