1: 2021/12/28(火) 22:27:01.53 _USER9
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近年の青森山田高校の強さは半端じゃない。

 こと選手権において、初のベスト4入りを果たしたのが第79回大会(2000年度)。初の決勝進出はMF柴崎岳(レガネス)を擁した第88回大会(09年度)。そこから第94回大会(15年度)以降に至ってはベスト4が1回、準優勝が2回、優勝が2回という圧倒的な戦績を誇っている。初優勝は第95回大会(16年度)なのだから、頂点を知ってからわずか5年しか経っていないのだ。

 さらにユース年代において、優勝することが最も難しいと言われる「高円宮杯プレミアリーグEAST」においても無類の強さを発揮し、先日、3度目の王者に輝いた(今年度は日本一を決めるファイナルは中止)。今季は夏のインターハイも制しているだけに、第100回大会という節目の選手権で「高校3冠」を狙える状況だ。

 今や全国の高体連チームだけではなく、Jクラブユースまで全てが「打倒・青森山田」を掲げているが、対戦相手は青森山田を実際にどう見ているのか。4人のJリーグ内定選手を擁して選手権切符を勝ち取った静岡学園は、夏のインターハイ準決勝で0-4と完敗を喫した。

対戦相手も唸る青森山田の強さ
「青森山田を倒さないと日本一はない。夏のインターハイで差をこれでもかというほど思い知らされた。それ以降、我々はあの青森山田戦の強度を忘れずにやっている。プレスも早いし、強いし、守備も堅い。でも青森山田はそれだけじゃないんです。攻撃にスイッチが入ると、次から次へと選手が的確なポジションに上がってきて、強度の高いカウンターがあるし、当然ボールを繋ぎながら崩すこともできる。『強い』という言葉がぴったりのチームです」(川口修監督)

 では、年を追うごとに厳しくなる包囲網に対し、青森山田はどのような思いでサッカーに取り組んでいるのか。就任27年目を迎える、黒田剛監督に話を聞いた。

「もちろん我々の耳にも『青森山田を倒す』という声は届いています。プレッシャーがないと言えば嘘になりますが、その言葉1つ1つに一喜一憂したり、メンタルがぶれていたら話にならない。目標としてもらえることは光栄なこと。でも我々は受けて立つとは思っていないし、いつでも青森山田のサッカーを目の前の相手に対して100%やりきる。ぶれた時点で、やり切ることなんて不可能なわけですから。ただそれだけです」

 全身全霊をぶつけてくる相手と、「勝って当たり前」という視線の中で戦う。プレッシャーに押し潰されても不思議ではないが、それでも青森山田は勝ち続けている。

全身全霊をぶつけてくる相手と、「勝って当たり前」という視線の中で戦う。プレッシャーに押し潰されても不思議ではないが、それでも青森山田は勝ち続けている。

 特に今シーズンの好調ぶりは際立っている。中でも夏のインターハイはゴールラッシュが続いた。1回戦は長崎総合科学大附属を相手に3-0、2回戦の初芝橋本に8-0、3回戦の丸岡にも8-0、準々決勝の東山には5-2。準決勝では静岡学園を相手に浴びたシュートゼロ本で4-0と圧勝。決勝こそ粘りのディフェンスを見せた米子北に2-1の辛勝となったが、6試合で30ゴールという驚異的な数字を残した。

「8-0というスコアを見ると“完勝”と思われるかもしれませんが、相手を押し込めている状況にもかかわらず、2本のシュートを許してしまった。そこには必ず、選手として、チームとしての課題が隠れているんです。枠内シュートであれば、なおさら原因を探らないといけない。負けた試合は当然、誰もが問題意識、課題意識を持ちますが、勝った試合でこそ何が問題だったかを考えることが大切なんです。常に学習材料を見つけて、日々の練習に落とし込んで、次の試合に入る。勝てば官軍、なんてことはありませんから」

ナンバー 12/28(火) 11:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/8438b40c4f4c602089cf7764ecb30a0f3bb6274a


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2: 2021/12/28(火) 22:27:45.80 _USER9
「一番怖いのは勝ち続けること」
 さらに黒田監督は、勝つことで生まれる“慢心”こそ最大の敵だと熱弁する。

「一番怖いのは勝ち続けること。これまできちんと習慣になっていたことの細かい部分が省略されてしまう。『やれて当たり前』という気持ちを削ぎ落とさないといけない。日々の練習で甘さをなくす作業をすることが重要だと思っています」

 青森県の選手権予選。青森山田は弘前中央に22-0で勝利した。そのニュースは驚きをもって伝えられ、SNSでは「無慈悲すぎる」「ちょっとやりすぎではないか」といった批判的な声が上がった。それでも徹底して手を抜かないのには理由がある。

「相手がどこであろうと100%の思いでぶつからないと(相手に)失礼だと思うんです。貴乃花が2場所連続全勝優勝した時もこのような批判が出ていました。後に貴乃花は『横綱でも一瞬でも気を抜いたら、15戦全敗しますよ』と言った。つまり、どんな時も持っているものを100%出し続ける習慣が大事なんです。『3、4点取ったからいいや』となって、ダラダラやるチームに次の勝利はない。いつでも全力を尽くさないといけませんし、相手に対して力を抜くことはむしろリスペクトに欠けている行為だと思います。

 大きなプロジェクトをみんなでやっているのに手を抜く社員が出てきたらうまくいきますか? 東大に入るための勉強で手を抜きますか? 僕は常に100%で取り組めることが尊いことだと思っていますし、それが教育としても大事だと思うんです。それが習慣化されるからこそ、1本のシュートにもこだわれる。彼らが大人になったときにどんな時でも率先して戦える、働ける人間になれると思うんです」

「試合に勝つこと」だけが目標ではない。自分に妥協せず、課題意識を持つことは、チームの共通認識として植えつけられている。黒田監督は続ける。

青森山田が“横”に積んできたブロック
「横に積んでいくブロックも大事だということです。流行や見せ方を重視して短期間で積み上げられたブロックは、その瞬間はいいかもしれないけど、一度ぐらついたら脆い。上にも積みながら、横にも積んで広げていく。もちろん横に積む作業は、ストレスがかかる地道な作業です。でも、それこそが強固な組織をつくる上で重要な作業なんです。勝負事なので、勝った、負けた、はあります。大切なのは、負けた時にすぐに全員で立ち戻り、共有できるポイントを持っているか。こういった作業はこれからも続けていきたいと思っています」

 黒田監督を中心に積み上げてきた“ブロック”。今年、その上に立つチームの中心には絶対的エースがいる。J1・FC東京に内定しているMF松木玖生(3年)だ。黒田監督は松木に絶大な信頼を寄せるが、「彼がいるから強いというわけではない」と語気を強める。

「確かに松木は一切の妥協を許しません。周りに厳しいことも言う。それは自分に対しても一緒で、誰よりも率先して動いているし、全体を掌握している。だから、彼の言葉は文句にならずに響くんです。今の若者では珍しい存在だと思います。

 ただ一方でその強い個性はチームの中で浮く存在になる危険性も孕んでいる。今年のチームが強いのは、MF宇野禅斗(J2町田内定)、FW藤森颯太らが松木に対して面と向かって意見を言えるところ。もちろん、宇野や藤森に対して意見できる選手もたくさんいる。正直、私から見ていても厳しすぎるんじゃないかな、と思うくらい議論が活発化しているんです。

 それはここにいる全員が心から勝ちたいと思っているし、本気で成長を求めているから。県外の選手も多くいますが、雪国までやってきて青森山田の門を叩く時点で、自分が何をするべきか、何を目指すべきか、覚悟を持っている選手が多いからだと思います」

 今年の春、全体ミーティングを終えたキャプテン松木は黒田監督に向かってこう告げた。

「監督、僕たちは今年、3冠を達成します」

 それ以降、松木はメディアの前でもこの言葉を発信し続けた。

「27年前、100回大会で全国優勝や三冠を目指すなんて夢にも思わなかった。春先に松木の言葉を聞いた時は『そんな簡単なことじゃないぞ』と言っていたのですが、今はそれにふさわしいチームになった。選手たちが1試合たりとも負けたくないと言っているし、そのためにあらゆる努力、辛抱、工夫をしてくれている。チーム全員がキャプテンと言ってもいいほどの熱量を持っている。そんな気持ちにしっかりと寄り添ってあげることが、我々、指導者の役目かなと思っています。彼らがこの快挙を本当に成し遂げられるのか楽しみにしています」

4: 2021/12/28(火) 22:28:09.22 _USER9
「次の一世紀に繋がる大会に」 

 最後に黒田監督は、100回の歴史を刻んできた先人たちへの感謝を述べた。

「戦争で中断した時期もありましたが、この大会を守り続けてくださったからこそ、100回大会を迎えられた。この節目の大会で監督としてベンチに座れるのはとても光栄なことです。100年の歴史の中で高校サッカーをこれだけ盛り上げてくれた先人たちがいる。高校サッカーの思いを背負い込みながら取り組んでくれた人たちがいる。僕らが100回大会を盛り上げているわけではなく、そういう人たちが僕らに100回目の舞台を与えてくれた。だからこそ、僕らは次の一世紀に繋がる大会にしないといけないと思います」

 松木を始め、今の3年生たちは2年連続、決勝戦で涙を飲んできた。今年の決勝は8年ぶりに国立競技場で行われる。記念すべき大会で横綱・青森山田はどんなサッカーを見せてくれるだろうか。

7: 2021/12/28(火) 22:30:35.89
その割にプロで大成する選手ほとんどいないよな

16: 2021/12/28(火) 22:45:25.38
>>7
プロで大成した選手たくさん出してる学校はどこなのよ

40: 2021/12/28(火) 23:28:55.07
>>16
国見

9: 2021/12/28(火) 22:33:40.13
将来、中小企業で立派な社畜になりそうな人材だな

10: 2021/12/28(火) 22:33:45.99
その最強山田の中でも最強の松木が来年プロになるけど活躍できるかね

11: 2021/12/28(火) 22:36:26.46
ユースでクラブに残れなかったが絶対プロになるっていう
向上心の強い選手が厳しい環境を求めて青森山田にいくんだよね
ユースでの技術の下地がある上で上昇志向と根性が凄いから普通の高校生では対抗できない

12: 2021/12/28(火) 22:38:38.53
また決勝で負けるフラグかな?

13: 2021/12/28(火) 22:42:05.46
サッカーにコールドないの?

15: 2021/12/28(火) 22:43:47.48
無慈悲な戦いするギラギラ感は、エリア的に圧倒的不利な場所から全国の頂点を極めるには
それぐらいじゃないと、ってことなのかな

17: 2021/12/28(火) 22:47:07.41
中学年代から青田買いしてるから

18: 2021/12/28(火) 22:48:15.02
バスケの能代が最強だった時みたいな感じ
いずれ終焉を迎える

19: 2021/12/28(火) 22:50:45.48
できるヤツが集まってりゃそうなるだろう

引用元: https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1640698021/







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