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【国内サッカー・ニュース】長く続いたシーズンは泣いても笑っても最終節だ。残す降格枠は一つ。清水エスパルス、湘南ベルマーレ、徳島ヴォルティスのうち、J1に生き残れるのは2チームとなるが、果たして最後に歓喜の咆哮をあげるのはどのチームになるか。

三つ巴の戦いも最終章へ
2月26日に開幕した今季のJ1リーグも、今週末で最終節を迎える。

昨年の新型コロナウイルスの影響もあって20チームで繰り広げられた今季のリーグ戦は、これまで様々なドラマがあった。そして、迎える今節。最後の最後にどんなドラマが待っているのかは、当該チームのサポーターだけでなく、多くのJリーグファンが注目していることだろう。

すでに3チームの降格が決まった中、残す枠は一つ。最終節の結果によって、2チームの残留と1チームの降格が決まる。今回は最後まで何が起こるかわからない状況にある清水、湘南、徳島の現状を整理しつつ、今週末の試合を展望していく。

15位 清水エスパルス(9勝12分16敗:勝点39:得失点-18)
最終節を前にして最も優位な位置に立ったのは、前節の浦和レッズ戦で劇的な勝利を飾った清水だ。拮抗した展開の末、引き分けも視野に入っていた中でのMF中村慶太のアディショナル弾は、チームにとっても非常に大きなものとなった。これで平岡宏章監督が就任してから2勝1分。最終盤での底力を見せ、残留を勝ち取ろうとしている。

残留条件を整理すると、引き分け以上で残留が確定。敗れた場合は、湘南か徳島が勝利しなかった時点で残留が決定する。ただ、油断できない状況にいることは忘れてはならない。最終節の結果次第では、得失点差のことを考えると一気に降格圏に落とされてしまう可能性もある。もう一度、チームとしてしっかりと準備し、目の前に試合に向かう必要がある。

最終節の相手はセレッソ大阪。前節、名古屋グランパスに逆転勝利を収めるなど、決して簡単な相手ではない。今季限りで現役を引退する大久保嘉人にとってはリーグ戦ラストゲームになる試合でもある。天皇杯も残っていることから、モチベーション高く臨んでくることは間違いない。また、直近5試合では2勝3敗、今季の初対戦でも1-2で敗れている。難敵とどう対峙するかはポイントになりそうだ。

ポジティブなデータとしては、リーグ戦ではホームでのC大阪戦で4連勝中ということ。昨年のホームゲームでも勝利しているだけに、サポーターの声援を背に相手ゴールに迫っていきたい。キーマンは前節、決勝点を奪った中村。昨年もC大阪戦ではゴールを奪取。2年連続のゴールを奪うことで残留を手繰り寄せたい。

16位 湘南ベルマーレ(7勝15分15敗:勝点36:得失点-5)
苦しい状況にいることは間違いないが、得失点で他の2チームに対して有利なのが湘南である。前節は徳島との直接対決に敗戦。ここで引き分け以上の結果を残していれば、残留に大きく近づけただけに、勝点ゼロという結果は受け入れ難いものになった。

それでも得失点では徳島の上にいる現状。もし最終節で徳島が勝ったとしても、湘南も勝利すれば高い確率(徳島が得失点差14を跳ね返す必要あり)で残留が決定する状況にある。もちろん清水と勝点で並ぶことになっても同じことが言えるため、勝利すればほぼ残留が確定する状況にあると言っていいだろう。一方で、引き分け以下に終わった場合は全て徳島の結果次第となる。徳島が自分たちより勝点を得ることになれば降格が確定してしまうだけに、やはり勝利を手にして自力で残留を決めることが最優先だ。

ここで相対するはガンバ大阪。11月上旬からの3連勝で残留を決めたチームだが、ここ2試合は連敗と決して状況がいいわけではない。今季の初戦もスコアレスドローに終わっているため、嫌な印象を持って戦うことにならないのはプラスだ。敵地での試合になるが、パナソニックスタジアム吹田では昨年、勝利も飾っている。気負うことなく試合に挑むことができるだろう。

キーマンとなるのはFWウェリントンだ。やはり勝利のためにはゴールが必要となることは間違いなく、チームの得点源となる選手がどんなパフォーマンスを見せるかで勝敗は大きく変わってくる。ゴールを奪えず苦しむ傾向にある湘南にとって、ウェリントンが爆発できるかは勝利への大きなポイントだ。

17位 徳島ヴォルティス(10勝6分21敗:勝点36:得失点-19)
11月上旬に連敗を喫した時には、残留は厳しいかと思われていた。しかし、第36節のFC東京戦で値千金の勝利を手にすると、前節の湘南との直接対決ではしぶとく勝点3を獲得。最後の最後に連勝を飾ることで、徳島が残留に手を伸ばそうとしている。

ここ2試合の徳島に言えることは、まず守備が堅固になったこと。ボールを持たれても慌てず体を張った守備を披露し、最後の砦としてGK上福元直人が好セーブを見せている。守備の安定性が増すと、少ないチャンスをしっかりとモノにする力を発揮して連勝。最終節も勝利して3連勝を飾ると共に、残留を確定させたいというのが徳島の本音だ。

残留条件としては、湘南の結果が大きく関わってくる。湘南が勝った場合は、勝利かつ清水が敗れての得失点差の勝負。湘南が引き分けに終わった場合は勝利で残留が確定し、湘南が敗れた場合は引き分け以上で残留が決まる。いずれにせよ敗れた場合は降格が決まってしまう。

勝点が欲しい今節、対戦相手はサンフレッチェ広島となる。広島は直近5試合勝利がない状況とあって低調なのは間違いない。今季の初対戦でも勝利しているだけに、シーズンダブルを達成することで残留を手繰り寄せたい。キーマンはエースのFW垣田裕暉。なかなか攻め切れない状況になったとしても、エースが決め切れるかで勝敗は決まる。チーム内得点王は最終節で残留に導くゴールを奪うことができるか。










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