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大迫は「痛みがやっと消えてくれた」と安堵感を口にするもベトナム戦は別の選択肢を用意しておくのが賢明だろう

 11月11日の2022年カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のベトナム戦(ハノイ)に向け、8日から現地で始動した日本代表。しかしながら、初日は長友佑都(FC東京)、大迫勇也(神戸)ら5人だけで調整を実施。9日には日本から遅れて移動した12人と欧州からチャーター便で直行した11人が合流予定だが、後者グループは検査結果がスムーズに出なければ、練習さえできない可能性があるというから、いかに厳しい環境にあるかが分かるだろう。

 その欧州組には、期待の古橋亨梧(セルティック)や主力攻撃陣の南野拓実(リバプール)、伊東純也(ヘンク)らが含まれている。吉田麻也(サンプドリア)や冨安健洋(アーセナル)らもそう。彼らをスタメンにズラリと並べた場合、終盤になって運動量が低下したり、ケガのリスクが高まるなど、不安要素が多くなる。コロナ禍の特別ルールで5人交代枠はあるものの、ある程度コンディションのいい選手を先発に多く入れることを考えるべきではないか。

 まさに過酷な条件下のベトナム戦だが、目下、グループ最下位に沈んでいる相手との対戦だけに、日本は可能な限りのゴールを奪って勝つ必要がある。ここまで4試合で3ゴールしか奪えていない得点力不足をどう解消するか……。それは今回の最重要テーマと言っていい。

 注目すべきはFWの起用法だろう。通常であれば、1トップは大迫で決まりなのだが、ご存じの通り、大迫は10月12日のオーストラリア戦(埼玉)で左ひざを負傷し、11月3日のベガルタ仙台戦で復帰したばかり。6日の徳島ヴォルティス戦では値千金の決勝弾を挙げ、「痛みがやっと消えてくれたなと。長かったですけど、ここからコンディションもすごく上がっていく」と安堵感を吐露していた。ハノイ入り直後の代表メディア対応でも「足は全く問題ないので」と全快を強調していた。

 とはいえ、強度の高いアウェー2連戦で彼をフル稼働させるのはどうしても不安がつきまとう。別の選択肢も用意しておいた方が賢明だろう。直後に控えるオマーンとの直接対決に大迫を取っておき、ベトナム戦は他の選手で乗り切るという戦略も一案ではないか。

コンディション重視なら前田がベスト

 その前提で考えてみると、森保一監督の持ち駒は、オーストラリア戦で途中から1トップに入った古橋、これまでもたびたび最前線でプレーしている浅野拓磨(ボーフム)、今季のJ1で21ゴールを挙げている前田大然(横浜)、そして同13ゴールの上田綺世(鹿島)の4枚。南野拓実(リバプール)をトップに上げる選択肢もないわけではないが、よほどの非常事態にならない限り、その策は採らないはず。おそらく上記4人の中から最適な人材を選ぶことになるだろう。
 
 コンディションを重視するなら、早い段階でハノイ入りした前田がベスト。6日のFC東京戦でハットトリックを達成し、最高の状態で代表合流を果たし、中4日で本番を迎えられるのだから、チームで最も恵まれた状況にいると言っていい。本人も「コンディションはすごくいい」と自信満々にコメントしていた。「代表で前をやりたい気持ちは変わらない」とも強調していて、1トップ争いに堂々と名乗りを上げている。

 しかしながら、森保監督は東京五輪でも前田の最前線起用に躊躇し、結局、一度もトライしなかった。やはり「最前線は起点になれるタイプ」というイメージが強いようだ。加えて言うと、前田は最終予選初参戦で南野や伊東らとの連係が確立されていない。そこもひとつ気がかりな点ではないか。

 大迫に近いタイプという視点で見ると、上田の方がベターだろう。実際、ベトナムの5バックは180㎝台の選手が1人か2人。中央の統率役であるクエ・ゴック・ハイは176㎝、左CBのブイ・ティエン・ズンは172㎝だ。その陣容を踏まえると、ヘディングで勝てる人材が前にいた方がいい。彼ら守備陣は中に絞る傾向も強く、サイドが空く分、日本がクロスを上げるシーンは多くなる。そういうチャンスを確実に仕留めるだけの決定力が彼にはある。前田同様、A代表の主力攻撃陣との共演経験の少なさというマイナス面はあるが、高さで勝負できる利点にフォーカスすれば、彼はいいチョイスと言っていい。

スピード系の選手が生きるスペースを見出すのは難しくなるか

 合流がギリギリになる古橋や浅野の場合はコンディション面に不安があるうえ、スピード系でターゲットマンタイプではない。スコットランドで公式戦12得点とブレイク中の古橋には大きな期待が寄せられるものの、ベトナム相手に動き出しの速さがダイレクトに生きるかどうかは不透明だ。ベトナム守備陣は斜めの動きに弱く、背後を空けるという分析もあるが、パク・ハンソ監督も日本対策を徹底的に講じて来るはず。今回はややラインを下げ、自陣にブロックを作ることも考えられる。
 
 となれば、古橋が縦横無尽に駆け回るスペースを見出すのは難しくなる。相手の出方次第ではあるが、オーストラリア戦同様に相手の足が止まってくる後半からの方が彼のゴール前の鋭さをより生かせそうだ。浅野にしても同様。むしろサイドのジョーカーとして使った方が推進力を発揮できるのかもしれない。

 こういった比較検討の結果、現状では大迫の代役に最も近いのは上田ということになる。ただ、誰が出るにしても、求められるのはズバリ、ゴールという結果だ。

「まずは日本代表が試合に勝つことを考えてプレーしたいですし、チーム全体として誰が出てもいいので、いい入りをしないといけないのかなと思います」と大迫も勝利第一を強調していた。周囲を巧みに生かし、チームを勝利へと導くゴールを奪えるFWは果たして誰なのか……。指揮官の最終決断をしっかりと見極めたい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)



2021/11/09(火)
ここでどんなに議論しようと森保監督だしいつも通りワントップ大迫にボール当てて後は好きにしてくださいスタイルだろうね

2021/11/09(火)
ワントップ大迫一択になっているのは森保さんの考えが、二列目のアタッカーを活かす事を最優先し、ワントップにはボールを収めるポストプレーを求めているから。その為、古橋や前田のような選手はワントップではなく二列目のアタッカーとして起用されてきたのであって、大迫以外にワントップをやらせるなら、まず森保さんの考え方を変えなければ誰がやってもポストプレーを求められる為に上手くいかない。
調子の良い古橋や前田をトップで起用するなら、彼らを活かす布陣にする事が大事になるのですが、そんな事をこれまで一度もやった事が無い。おそらく森保さんの理想の二列目アタッカーとは南野、久保、堂安などの足下でボールをもらいプレーする選手。それを踏まえてワントップにはボールを収めるタイプになる。
南野、久保、堂安タイプ+大迫。その考えを 古橋、前田、三苫、伊東のスピードタイプ+パッサータイプに変えないと難しいと思う。

2021/11/09(火)
セルティックにしてもマリノスにしても、後ろからボールをしっかり繋いで再現性のあるチャンスメイクが何度もできるから、古橋と前田が点を取れているのであって、しっかりとした組織のない(時間的に無理ということも言える)代表では大迫がスタメンだろう、別におかしなことではない

2021/11/09(火) 
安定の大迫ワントップ、左に南野、右に伊東
後は、オーストラリア戦と同じ布陣って感じなんだろうな…
そして、そこそこチャンスがあって前半だけで3-0くらいの雰囲気だけど、1点くらいで折り返し後半の終了間際に2点目をやっと取って
『勝てた事が大事。次戦オマーン戦も良い準備をして勝ちに行きたい』なんてコメント…
という場面が想像できてしまう。
良い意味で外れて欲しいが

2021/11/09(火) 
時間的に余裕がないなら大迫ワントップでオッケー。
調子も悪く無さそうだし、ベトナムは高さもないからポストプレーにも長けてる選手いれるのは悪くない。
大迫が不調な時、また選手交代時にそこに誰いれるかが問題になるんじゃないかな。

2021/11/09(火)
いつも通りスタメンは森保監督が決めて戦術は選手達が考える
ある程度の戦術的約束事はあるだろうけどこのメンバーで戦っているのにいつも通りなんだかなぁって思う試合になりそうですね

2021/11/09(火) 
1トップでないといけない理由は無いと思うけれど、拘りますね。まあ、絶対的なストライカーやどんな相手にも負けないポストプレーの出来るFWは魅力的でしょう。今のメンバーにいるかどうかは判らない。大迫は凄いけれど、常に最高のコンディションで臨めるわけではないので

2021/11/09(火)
足踏みしている余裕はまず無いのが今の現在地である事を忘れてはならないとまず思います。どのメンバーが出ようとそしてどんな状況でも、勝つ事が最大のタスクだと思います。
ですから、ここで大迫以外の新たなアタッカーを投入するには、それなりの根拠というか、相手の形からなる対策みたいな所が必要ですから、正直森安監督のこれまでの裁量を見た時に、別の選択肢にコンフィデンスを持って決断するのは、かなり難しいと思います。
変えて良かったオーストラリア戦を評価しすぎて、中途半端に変えるくらいなら、結果重視で変えない方が良い結果に繋がると思いますし、スタメンの変更よりは、後半以降のメンバー交代でもっとスムーズになる方がよっぽどマシだと思います。

2021/11/09(火) 
ベトナムの以前のU23に日本負けている。
そのU23世代がフル代表になって、恐らく今のベトナム代表は結構強いと思う。
まさか負ける事は無いと思うが、苦しめられると思う。

2021/11/09(火)
怪我明けとかコンディションとか関係ないと思う
あの監督なら絶対いつものスタメンで固めてくるでしょう
前田とかまた出番ないんじゃないかな

2021/11/09(火)
順位からしてこうなればサウジに突き抜けてもらう方が2位狙いが可能かな?
しかしサウジもアウェー中心でこれからが厳しい戦いだから星落とすかもしれない。
いずれにせよ日本は勝ち続けるしかない、ベトナム戦では大量得点での勝利、オマーン戦は何が何でも勝つことやね。

2021/11/09(火)
1トップにこだわる必要はないと思う。
どんな戦術でどんな選手を起用するかによって2トップ、3トップも選択肢にすべき。
仕掛けの中心を三苫伊東の両サイドにするならサイドからのクロスの質を上げるために中山山根を両サイドバック、大迫と古橋の2トップに、ミドル打てる田中と遠藤をボランチに。
コンビネーションによる中央突破をメインにするなら大迫1トップで2列目に南野堂安伊東を並べるとか。
個人的には、前半は三苫古橋堂安の3トップでガンガン一対一の勝負を仕掛け、相手の足が止まってきたタイミングで前田伊東のスピードで突き放すような展開ができれば大量得点もできるのかなと思う。
後は招集されたメンバーのコンディションと分析次第。
まぁ、森保監督なら、いつものメンバーを並べてきそうではある。

2021/11/09(火)
調整する時間や練習する時間がないのはどのチームも同じでしょう。
それを踏まえてどう相手を攻略するか考えるのが監督。
連携面を考えたらフロンターレ勢を起用して戦えばそれなりに上手く機能するでしょう。
まぁベトナムに勝てなければW杯も厳しいでしょうし、監督解任も現実味を帯びてくるでしょうね。

2021/11/09(火)
この記事と関係ないですが
本当に負けられない戦いが続く日本代表なのに、関連記事がすごく少ない気がする。
世間の人達の関心が薄くなってる様で、サッカーファン歴半世紀の自分は悲しいです

2021/11/09(火)
理想は古橋スタメンで行って欲しい。
もうそういう状況は来ないけど余裕のある試合の時のスタメンで大迫がええかな。
みんな活躍して欲しいけどね。
あとは関係ないけどオーストラリアとサウジアラビアの試合はオーストラリアの勝利予想しときます。

2021/11/09(火)
個人的には4-3-3で三苫を使うなら上田一択。それで上手くいかないならシステム変えて古橋を交代で入れる。どっちにしても得点差をつけての勝ちが必須なベトナム戦で日和る必要はないし終始攻撃的でいいと思う。

2021/11/09(火) 
谷・旗手・谷口・板倉・山根・遠藤・田中碧・南野・三苫・上田・堂安くらいを選択してほしいけど、権田・長友・吉田・冨安・酒井・遠藤・田中碧・守田・南野・大迫・伊藤がスタメンでしょう。次のオマーンで冨安とかを使えば良いと思う。

2021/11/09(火) 
ベトナム目線で考えると5-3-2-1とかで
5バックの左サイドは低く保ち伊東のスペースを消す。
右サイドは日本の左SBケアCBはCFを。
3ボランチは中に入る南野とIH2人をマンマーク。
前3人がDH、右SBケアとDFからのボールをケアで0で押さえて1発カウンター狙い。
フォーメーション通りではガチガチに守ろうと思えば守れるから、いかにポジションを替えたり動いてフリーになるか。

2021/11/09(火)
>通常であれば、1トップは大迫で決まりなのだが
ここが滅茶苦茶おかしい。クラブでも代表でも抜群の成績で代わりが
考えられないならともかく、代替できる選手もいる。
研究しつくされてるフォーメーションだけでなくプランBでもなんでも可能
ここで何を言っても無駄だけど・・

2021/11/09(火)
ベトナムの出方次第だが、5バック気味に固められた場合は期待されている古橋や三笘が活きるスペースがなくなる。
高さのないベトナムに対してはセットプレーが鍵になりそう。オナイウ呼んでおけば楽になったと思うんだけどなぁ。











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