スクリーンショット 2021-10-06 23.03.25

スポンサード リンク




 東京五輪でメダル獲得を目指したU-24日本代表の前に立ちはだかったメキシコ代表。分析を任された西村亮太コーチは、森保ジャパンにどう立ち向かったのか。現在の日本サッカーの課題を突いたその攻略法は、W杯最終予選を戦っている日本代表にとっても示唆に富む内容だった。<全2回の前編、後編へ>

――東京オリンピックでの銅メダル獲得、おめでとうございました。西村さんはメキシコ代表チームのコーチとして分析も担当されていましたが、日本代表のゲームは何試合くらい分析されたのでしょうか? 

西村 まずは今年3月のアルゼンチン戦から見始めて、(7月の)ホンジュラス戦、スペイン戦、(グループステージ初戦の)南アフリカ戦の4試合をベースにしました。3位決定戦の前は、僕らとの試合、(準々決勝の)ニュージーランド戦、スペインとの準決勝の3試合を確認しました。例えば、ホンジュラス戦は日本がボールを握る時間が長かったので、攻撃の部分をチェックして、スペイン戦では守る時間が長かったので守備の部分を。ニュージーランド戦では相手が中盤をダイヤモンドに変えたときにすごく苦戦していたので、要所要所を見ていきました。

――2019年には、6月のトゥーロン国際大会と9月のメキシコ国内での親善試合で二度対戦しています。当時とアルゼンチン戦以降の日本はメンバーもシステムもかなり変わりました。どう感じていらっしゃいましたか? 

西村 率直な感想として、3-4-2-1のほうが嫌だなと。「なんで4-2-3-1に変えたんやろうな」っていう話をしていました。もちろん、オリンピック代表チームのほうが個で違いを作れる選手が何人もいました。ただ、チームとしての完成度という言い方が正しいかどうかはわかりませんが、そういった面はトゥーロンのときのほうが高かった気がします。

――なぜ、3-4-2-1のほうが嫌だと? 

西村 例えば、最初から配置の時点でコンビネーションプレーが出しやすくなっているじゃないですか。わかっていても守りきれない瞬間が出てくるというか、それこそが日本の強みだと思うんです。4-2-3-1だと、即興のプレーは久保(建英)選手と堂安(律)選手のタレントに依るところが大きくて、再現性がなかったというか。だから、試合を重ねていくなかで、僕らだけじゃなく、ほかの対戦相手にとっても、ある程度守りやすかったり、見当が付くようなところがあったんじゃないかと思います。

対戦相手から見る日本の強みと弱み
――なるほど。日本の強みと弱みはどう分析されていましたか? 

西村 強みとしては、まずは個人技ですよね。そこから生まれる2、3人が絡んだときのコンビネーションプレーや3人目の動き。さらに、背後を突く動き。僕らがグループステージでやられた1点目のような形です。あと、個人技を活かしたカウンターですね。日本の一番の強みとしては、この3点。一方、弱みというか、僕らがダメージを与えられるんじゃないかと考えていたのは、セットプレーを含めた球際のところ。あと、第1ラインの後ろにできるライン間のスペース。そこから芋づる式にスペースができていくところ。そしてサイド。スライドをするときに逆サイドにすごく大きなスペースができるから、素早くサイドチェンジをすれば、僕らが有利になると見ていました。

――グループステージの対戦では、開始10分で日本が2点を奪いました。この10分間を、西村さんはどう見ていますか? 

西村 日本が2回のチャンスで2回決めたというか(笑)。試合映像を改めて見返したんですけど、僕らの試合の入り方はそんなに悪くはなかった。しっかりボールを運んで攻撃できていたし、守備もそこまで崩されていなかったので、ピンポイントでやられてしまったという印象ですね。

――1点目に関しては、メキシコの左サイドバックの選手の裏は分析して狙っていたようです。

西村 もちろん、背後への走り込みは十分警戒していて、試合前日にゲームプランの確認をしていたし、選手一人ひとりにも事前にマッチアップする選手の特徴を編集した映像を送っていたんです。だから、「それ危ないって言ったやん!」という形でやられてしまった(笑)。背後への動きも、ペナルティマークにダイアゴナルで入ってくる動きも、両方とも「これ、絶対やられるで」といった形でした。実際に1回やられて「あっ、ほんまにあかんねんな」ってわかってくれたんじゃないかと。だから3位決定戦では気を引き締めて、うまく守れたんだと思います。

――僕の印象としては、2得点を含め20分くらいまでは日本もうまく戦えていたと思います。4-2-3-1の日本と4-3-3のメキシコだと、互いの中盤の3枚が噛み合うわけですが、それも日本のほうが優位に立っていたかなと。でも、20分過ぎくらいからはメキシコが盛り返した。8番(カルロス・ロドリゲス)や17番(セバスティアン・コルドバ)が日本のライン間にうまく立つようになったり、8番と7番(ルイス・ロモ)がポジションを入れ替わったり。そうした試合中の修正や主導権の握り返し方がうまいと感じました。

西村 試合中、ベンチからは「もっと簡単に、素早くボールを動かせ」と伝えていたんです。試合後に映像を見返したときにも、そうしていればもっと自由にプレーできたな、というシーンが何度もあった。おそらく最初に2点を入れられて、勝ちたい気持ちが空回りして、一人ひとりが解決しようとしてギクシャクしてしまったんだと思います。

 ロモとロドリゲスのポジションチェンジは、完全に彼らの判断ですね。ロモの一番の強みは背後への飛び出しや、前のほうで攻撃に絡むプレー。逆にロドリゲスはボールをさばけるし、後ろでサリーダ(・ラボルピアーナ/攻撃を組み立てる際にボランチが最終ラインに落ちること)してビルドアップを助けるのもうまい。僕らも「ポジションを入れ替えても、配置が守られていればオーケー」と常に話しているので、彼らがピッチ内で感じ取ってやったことだと思います。

――結果、2-1で日本が勝利しましたが、このグループステージでの対戦はどのように分析されたのでしょう? 

西村 勝った負けたというより、日本が10分間で2点を入れて、それ以降セーフティに試合を進めたのと、2点を先行された僕らに火がついたところが噛み合った面があると思います。内容としては、おっしゃったように悪くなかったので、このレベルの試合では最初の10分とか、一つひとつのプレーに集中しないと試合が決まってしまうという教訓になりましたね。と同時に、退場者が出て10人になっても一人ひとりがしっかりプレーできていたので、常にこれくらい各々がやれれば決勝でリベンジして金メダルを取れるぞ、ということも感じられた試合でした。

――3位決定戦で日本との再戦が決まったときの心境は? 

西村 リベンジせずには帰れない、というのがチーム全体の気持ちでした。

「日本は良くも悪くもゲームモデルを変えない」
――グループステージでの対戦のあと、日本のニュージーランド戦やスペイン戦の分析を踏まえて、何か変更したことはありましたか? 

西村 特にないですね。グループステージの試合でやろうとしていたこと――選手の配置、ボールの動かし方、ゴール前の攻防――を今度はしっかりやろうと。日本の選手は戻りがすごく速いし、一度しっかりブロックを作られるとみんな頑張るので厄介だから、そうなる前にさっさとダメージを与えろと。もっとレベルを上げていこう、ということを確認しました。

――グループステージとの違いとして、日本の2ボランチ、遠藤航選手と田中碧選手へのメキシコのアプローチ、囲い込みが非常に早まったように感じました。3位決定戦では彼らがかなりボールロストさせられた印象があります。

西村 日本は良くも悪くもゲームモデルを変えることはないだろうと。それは同じ日本人としてわかっていたので(笑)。絶対に同じことをやってくると思っていました。そういった意味では、その中盤のふたりや、堂安選手、久保選手をしっかり抑える。ボランチのふたりにボールを持たれるよりはセンターバックに持たれたほうがダメージがない、ということは話していましたね。

――ひとつ気になっていたのが、10番のディエゴ・ライネスについて。グループステージでは日本はライネスを抑えたと思います。その後の試合ではライネスではなく15番の選手(ウリエル・アントゥナ)が先発する機会も多かった。でも、3位決定戦でライネスを先発起用したのは、あえてでしょうか? 

西村 あえて、ですね(笑)。というのも、今回は競争力の高いチームで、中でも右のウイングのポジション争いは激しく、どちらが出ても特長を出してくれると。決め手としては、ライネスはすごく負けず嫌いなんですね。グループステージの日本戦ではおっしゃったとおり、抑え込まれ、その後の試合ではベンチスタートも経験した。だから、3位決定戦で起用したら、「何かやってくれるんちゃうか」っていう(笑)。それと、ライネスを入れたら日本は警戒してくるだろうから、逆手にとって他のところから攻略しようという狙いもありました。さらに、絶対に僕らが先制すると思っていたので、そうしたら日本が前に出てきて、オープンな展開になると。そこでアントゥナを途中出場させて、彼のスピードで背後を狙いたかったというのが理由です。

攻守で課題となったセットプレー
――3位決定戦は、PKも含めて3点ともセットプレーからの得点となりました。日本としてはニアに入ってくる3番(セサル・モンテス)をかなり警戒していましたが、まんまと裏をかかれた形です。セットプレーの狙いや対策はどうだったんでしょうか。

西村 代表チームは活動時間が限られているので、セットプレーがすごく大事だと僕らは思っていて。代表だからこそいいキッカーを選べるし、中に入る選手もいい選手を選べるから、「セットプレーをもっと大事にしなあかん」という話をしていて。予選からずっと練習してきたところなので、最後の試合でしっかり結果に出たのはスタッフ陣としてもうれしかったですね。

――逆に言えば、日本は6試合でセットプレーから1点も決められませんでした。

西村 日本の試合を分析していても、ベーシックなものしかなかった印象です。3位決定戦の最後にひとつやられそうになりましたけど(笑)。例えば、僕らの場合は対戦相手の守り方やマークの仕方を見ながら微調整するんですけど、日本のセットプレーにはそれが特に見られなかった気がします。いいキッカーもいるし、背の高い選手も揃っているので、もったいないなと僕は見ていました。3位決定戦の終盤に旗手(怜央)選手が迎えた決定機のように、日本人の規律を守る能力を活かしてセットプレーをもっと有効にできるんじゃないかと思います。

――なるほど。最終予選を戦う日本代表にとっても課題になりそうですね。

――メキシコも金メダルを狙っていたのに準決勝でブラジルに敗れてしまい、ショックも大きかったと思います。同じように日本もスペインに敗れて、肉体的にも精神的にもダメージを残して3位決定戦に臨みましたが、メキシコのほうがハツラツとプレーしているように感じました。選手たちにはどのように働きかけたのでしょうか? 

西村 試合翌日はスタメン組とサブ組が別々にトレーニングをするんですけど、ブラジル戦後は全員一緒にやって。メッセージとしては「このチームで最後の試合やから一丸となって挑むぞ」と。「このあとフル代表で、このメンバーが同じように揃う可能性はかなり低い」と(笑)。今までに積み上げてきたものや、チームの雰囲気、ずっと頑張ってきたことをメダルとして残して終わろうということです。これまでのチーム作りのプロセスにおいても、準決勝でPK戦で負けて、3位決定戦で勝つというのは経験済みでした(笑)。トゥーロンも、パンアメリカン競技大会もそうだったので。それと同時に相手が日本だったので、グループリーグでの借りを返したいというのもモチベーションになりましたね。

――メキシコ代表は3位決定戦でも非常にインテンシティが高く、よく走っていました。6試合を戦い抜くうえでどんな工夫をされたんですか? 

西村 今回、コーチングスタッフを含めてスタッフは12人しか連れて行けなかったんです。何が最優先かといったら、選手のリカバリーだろうという話になって。それを第一に考えてコーチングスタッフ以外のスタッフを編成したところですね。道具係やビデオ係は帯同できなかったので、そういった仕事はみんなで分担しながらやりました。

――真夏の東京で中2日という試合間隔は相当苦しいものだったと思いますが、過密日程や暑熱対策に関しては、どのような取り組みをしていたのでしょうか? 

西村 時差や暑熱対策に関しては、思っていたより難しくなかったというのが率直な感想です。というのも、メキシコ人選手はみんなタフなので(笑)。おそらくそれが大前提としてあって、そのうえでメンタリティにすごく働きかけました。暑熱対策も、暑さに苦しむのは僕らだけじゃないというメッセージを送って。例えば、フランスにしても、日本にしても、インタビューで選手が「暑さが」「中2日が」「疲労が」といった話をしていたので、そうした条件をネガティブに捉えないように、選手たちに伝えていました。

――メンタル専門のスタッフはいたのでしょうか? 

西村 いなかったです。連れて来られなかったので。メッセージの伝え方に関しては予選の段階から、僕らコーチングスタッフが脳科学の専門家から勉強したりしていました。もちろん、冷たいタオルを用意したり、水分をしっかり補給したりといったこともやって。あと、スペイン人のフィジカルコーチ(アニバル・ゴンサレス)が、日本で1年間のコーチ経験があったのも大きかったですね。

――2018年にリカルド・ロドリゲス監督のもとで、徳島ヴォルティスのフィットネスコーチを務めたそうですね。

西村 彼は日本の気候や夏場の試合の難しさ、それに向けたコンディショニングを知っていましたから。それに1年間、日本人選手を見ていたので、彼が感じる日本人選手の強みと弱みを、フィジカルコーチの視点から伝えてくれたのも大きかったと思います。

「選手に情報を与えすぎないこと」
――日本は17年12月から定期的に海外遠征を重ねてチームを作ってきました。オーバーエイジも今年6月に合流して、周到な準備ができたと思います。一方、メキシコはA代表優先ということで、ぎりぎりまでメンバーが揃わなかったと聞いています。それなのにチームとして日本を上回るパフォーマンスを発揮した。日本とメキシコの差を西村さんはどう感じていますか? 

西村 これは秘密ですね……というのは冗談です(笑)。監督をはじめとした僕らコーチングスタッフも代表チームは初めての経験で、それこそ最初のほうはパッと集まって、ちょっと練習して試合しても、まったく思い描いた試合ができないということがずっと続いていて。

――そういった苦労も、やっぱりあるんですね。

西村 そこからずっとトライ&エラーをしつつ、最後に行き着いたのは……選手に情報を与えすぎないこと。情報を与えすぎずに、攻守のベースとなる大事なところは繰り返しトレーニングするっていうところですかね。だから、僕らのプレーモデルをもとに選手を選びつつ、どの情報をどの選手にどれだけ与えるかはすごく気を配っていました。

――そのプレーモデルも、当然クラブチームと比べたらシンプルなものにしたり、自由度を高くしたり、代表チームならではの工夫はありますか? 

西村 攻撃、守備ともにそれぞれの選手、ポジションに、ベースとなる動き、ベースとなるポジショニングをしっかり伝えて。そこからは各々の良さを、選手が勝手に出してくれる。逆に「これをやれ」と言ってもやらないこともよくあるので(笑)。ベースの部分だけを強調して、あとは選手の強みを生かせるコンセプトをちょいちょい付け加えていく感じですかね。

――特別なアプローチをしているわけではないんですね。

西村 そうですね。コミュニケーションはかなり取って、映像はすごく見せました。日本戦に向けてトレーニングで落とし込むような時間は、もちろんありません(笑)。賢い選手が多いので、映像を見せながらピンポイントで伝えたら、パッと理解してくれる選手がほとんどですから。ペップ(ジョゼップ・グアルディオラ/マンチェスター・シティ監督)が言うように「勝ちたかったらいい選手を集めないと」っていう(笑)。「いい選手がいたら仕事も楽や」っていう。でも、本大会前に集まったときに、それこそ1回も来たことのない選手もいたり、ちょっとしか来たことのない選手もいたり。そこはコーチングスタッフの挑戦でしたね。彼らをいかにうまく僕らのモデルの中に組み込めるか、選手をいかに説得させられるか。プロセスを経て最後に形にできたな、というのが僕たちの印象です。

――3位決定戦後に田中碧選手が「僕たちはサッカーを知らなすぎる」といったコメントを残したんですね。今の話を聞くと、スペインはもちろん、メキシコもグループ戦術や個人戦術、サッカーインテリジェンスの高い選手が多いから、映像を見ただけで何をやらなきゃいけないのかわかるとか、2、3人でどう崩すのかもわかる。そこは日本に足りないところなのかなと感じたんですが。

西村 なんと言ったらいいんでしょうね……たぶんメキシコの選手って、日本の選手みたいに“しっかりとした環境”で育てられていないんです。つまり、彼らは子どもの頃からピッチの中で、自分で生き残る方法を考えて問題を解決しながらトップまでたどり着いている。そうした経験がベースにあるので、枠組みを少し与えてあげるだけで、彼らの良さが勝手に引き出されていく。そういった印象があるので、僕らもそれを狙っていました。

 スタッフ間でも話していたんですけど、チームの平均を出したら、日本のほうがメキシコより上だったと思うんですね。一人ひとりの能力を足していって平均を作ったら、日本のほうが上だと。でも、メキシコはピンポイントのポジションで日本より強いところがあって。それプラス選手が連係したり、チームとして攻撃・守備をしたときにメキシコのほうが強い、というのが僕らの感覚でした。

――試合後、西村さんが涙を流されていたのが印象的でした。どんな思いが込み上げてきたのでしょうか? 

西村 そうですね……東京五輪のプロジェクトに懸けて、ずっとやってきたので。1年間の無職時代を含めて、苦労だったり、チームと過ごしてきた日々だったり、メダル獲得を目指してきた努力だったり……。そうしたことすべてが走馬灯のように頭の中を駆け巡ったんです。それが最後にメダルという形となって終われたことに対する感動と、支えてくれたみんなに対する感謝の気持ちがこみ上げてきて、涙が溢れ出てしまったんです。 <後編に続く>

(「Jをめぐる冒険」飯尾篤史 = 文)



2021/10/07(木)
凄い。ここまであの時の日本代表を巧みに言語化してる人を見たことない。なんかこう見ると負けるべきして負けたって腑に落ちる。
気持ちの面で上回られたとか、スペイン戦で心折れてたとか色んな言葉あったけどそれ以上にしっかりとした分析に基づく勝算がメキシコにはあったんだなと思う。
選手実績とかなくてもこういう人が代表スタッフに入ってくるとめちゃくちゃ面白いなと思った。

2021/10/07(木) 
ちょっとまってくれよ。めちゃくちゃいいインタビューやないか!!
自分の言葉でこれだけ語れるスタッフがいるのは、いいね!

2021/10/07(木)
再現性のない個人技頼みの攻撃、相手からすれば非常に守りやすい。五輪だけでなく最終予選でも全く同じ状況。それを変えようともしない日本。五輪チームは堂安、久保の個人技頼みチーム。そこさえ抑えれば無力化する。堂安、久保が悪い訳では無いし、それ以外の選手が悪い訳でも無い。個人技頼みの攻撃に頼るスタイル、システム、選手の組み合わせ、戦い方にしている事が問題。A代表も全く同じ。二列目の再現性のない個人技頼みの攻撃。二列目のタレントを活かす戦い方という考え方を変えない限り、どうしようもない。

2021/10/07(木)
「19年トゥーロン国際の日本代表のほうが脅威だった」っていわれてるぞ。召集メンバー個々の質でいえば、明らかに五輪>トゥーロンなのに。指揮官の質は横内>森保っていわれてるようなもんじゃないか。

2021/10/07(木) 
2019年トゥーロンの方が完成度は高かったように思うと言われてますね。
この大会は横内監督代行が指揮していました。確かに3-4-2-1でビルドアップはかなり整理させていて、グループステージでは欧州チームですら圧倒するレベルでした。守備もしっかり組織化されていて強かった印象です。
しかし、森保監督のもとではそのような組織的なサッカーは見られず、アジア予選敗退、コロンビア戦の惨敗の内容でした。
横内さんは森保監督がいるといないとではチームへのアプローチが異なるのではないかと、私はあの頃から考えていました。
特にビルドアップの仕方は森保監督が指揮する時とかなり異なります。ブラジル戦で押し込まれてる状況でさえ、機能するところを見せていました。
相手に合わして戦い方を変えない、セットプレーを調整しない。相手の分析にこう言われては、東京五輪本番の開催国の準備としてどうなのか、、。

2021/10/07(木) 
こんだけ弱点浮き彫りにされてたらそりゃ負けるわなと…
選手並べた後はピッチに声援を送るだけの監督が出し抜かれない訳もなく。

日本の著名な評論家達は無難な事しか言わないだけに「日本は形を変えてこないから対策しやすいし、もっと怖い陣形があるのにしてこない」ってのは共感しか無かった。傍から見れば選手頼みで修正力皆無、選手は酷使されて疲労困憊のチーム。怖いのは大会序盤だけ。

仮に今からでもNZの元監督と西村氏のサポートでやれば簡単に森保体制は超えそう。田嶋が変わるまでは無理だろうけど。

2021/10/07(木)
これは負けますよ。相手の分析を選手の能力で上回ることはできなかったということで。セットプレーも単純。相手が予測しても決めちゃうような俊輔や遠藤みたいなキッカーは不在。

戦い方も変えない。変えられない、の方が正しいのかな。一回やられていれば相手は前回以上に来ることくらい予想できるよね。何か相手の裏をかくようなことをしないと勝てないでしょ。そこまで大差があるわけじゃないんだし。

戦術もベーシック。裏がない。崩しもない。個人任せ。それじゃあ勝てないよ。負けてからこういう分析してる?とてもその成果が活かされているようには思えないんだけど。

やはり、監督とスタッフの見直しが必要なのでは。

2021/10/07(木)
サッカーを知らなすぎる、というのは最後の平均値の話に凝縮されてそうだな。
日本は所属クラブの格、とか評価するポイントが至るところでズレてるとは思う。
平均値が日本の方が上だから互角ないし勝てるでしょ、っていうのが大半の日本の論調な気がする。
だからサッカーはわかってないっていう

2021/10/07(木)
監督、コーチのスキル不足ということでしょうね。
サッカー脳を育成するには、良いプレーをどれだけの数見て考えるかが重要とされているが、
コーチングスタッフもどれだけ世界のサッカーを見て、戦略やマネジメントを勉強しているかが大きく影響するのでしょう。それができないから、単一の戦略と融通の効かない対応しかできないんでしょうね。

2021/10/07(木)
相手のスカウティングのレベルも違うし、自らを客観視する自己分析力。
選手が思い切りやれる様にするエビデンスを明確に示すことの大切さを示唆してくれている。
選手を鼓舞し、モチベートするのは当たり前だが、
『ここは我慢だよー』的な
気合いだけでは戦えないのだよ。

2021/10/07(木)
いい記事だぁ 
サッカー関係者、協会、監督、選手
などにも伝わって
色々考えてみては?
監督解任とまでいわないが
こんなに間近で日本代表を忖度なく分析を話してる 
そしてこの方の意見が、
多くのファン、サポーターも
同じようなことおもってる

ゲームモデル変えられない
森保動かない 試さない フォーメーション変えない

ノートには多分
インタビューのコメントを考えているのだろう

2021/10/07(木)
おそらく、国内には彼のような優秀なコーチ、監督は他にもまだいるはず

しかし、日本人ばかりの組織(協会、クラブ)に入ってしまうとピラミッド構造の関係強いられ途端にモノ言えない雰囲気こそが

日本サッカー界の指導者カテゴリーでは大きな足枷になっている可能性は高い

このインタビューは彼がメキシコサッカー協会に属している立場だから よりフラットに言えている部分が大きく 

だからこそ、こうした人材、育成、拾い上げが大切になるけど

受け入れ先の日本サッカーの上下関係が難しくしているなら、そこは改善していかないとダメだよね

例えば代表チームの外部機関に、彼のような分析官がいて代表監督、スタッフに今回のような助言、評価下せる人がいたら面白いと思う

2021/10/07(木) 
ここまで分析されてたんだな。メキシコは一度負けているからこそ、選手個人もスタッフもいい準備が出来てたのに対して、日本は何も変えなかった。変えないことまで読まれてた。『一度勝ってるという油断は危険』と選手も監督も言ってたけど、同じ形で挑んだことこそ油断だったんじゃないのかな、と今になって思う。日本がしたことと言えば、吉田がみんなに過去のビデオ見せたことくらい。

2021/10/07(木)
10月駄目ならとりえず横内が代行監督で川島等が兼任でヘッドコーチがいいのでは?兼任はギグスやウェアやコンパニが例だな。欧州選手の方が先端戦術を知ってるしな。

その後 駄目なら jリーグから監督を選ぶかこの記事のローサーノ?とこの人のコンビを代表監督でもいいのでは?日本と数試合やってるから日本のこと分かってるし、日本人コーチもいるから、アジアのことも把握してるからいいのでは?ロサーノの下にこの人と横内や横内監督でロサーノヘッドコーチと分析担当のこの人とのコンビもいいのでは?ヴェルディの松木とネルシーニョヘッドコーチみたいなもんだな。色々と日本代表監督は手はあるよね。

2021/10/07(木)
後編も読んだけど日本人にも優秀な人材が沢山いる。
選手にも優秀な人材が沢山いる。
なのになぜ今の日本代表は弱いのか。
それを考えると悲しくなってくる。

2021/10/07(木)
> 日本の試合を分析していても、ベーシックなものしかなかった印象です

ホンマそのとおり。何でセットプレーになんの工夫もないのか。準備不足とは正にこのこと。こういうのが、監督能力を疑わせる根拠。
まあセットプレーに関しては、西野さんも岡ちゃんも何の工夫もなかった気はするから今の監督だけの問題じゃないがね

2021/10/07(木)
同じ日本人だけど、日本代表側の監督やコーチがここまで深く考えていたかというと、間違いなく無いでしょうね。

個人的に、セットプレーについて勿体ないというのに激しく同意。全くの無策。トリックも皆無で、メッセージの感じられないボールがただ無為に放り込まれるだけ。中の動きも意図が感じられず個人任せとしか。
このチームは、セットプレーの練習一切してないのではないかと、終戦まで感じていました。そしてW杯予選でもそれは続く…

2021/10/07(木) 
要約すると、個人の平均値では日本の方が良いけど、それを生かす戦術を監督は知らなかった。という事で良いですよね。

ここまでしっかり分析されていたとは。。。

この記事の半分も読まずに、試合で負けた気分になりしました。

そりゃ勝てる分けないないやろ。

森保さん、この記事と同じぐらいのレベルので日本代表の試合を組み立ててるんですかね?

絵を書くとか、レベルが違うのですが。。

2021/10/07(木)
彼らは子どもの頃からピッチの中で、自分で生き残る方法を考えて問題を解決しながらトップまでたどり着いている。

いろいろ負けた原因はあるのだろうけど突き詰めるとここに行き着くか。
トップオブトップに行くにはまだ時間がかかるね。
昔からみたら日本もだいぶ強くなったけど。

2021/10/07(木)
みんな後編も読もう。

よく日本は海外で通用する選手は出てくるが指導者は出てこない、という認識を改めさせられる記事だ。
そういう下地も、こういう行動力がある人の熱意によって整いつつあるんだな。

日本サッカー協会関係者やJリーグクラブもてめえらの懐事情だけではなくて、勝つための人材とは何かを、よく考えて欲しい。











スポンサード リンク

ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログへ