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リオネル・メッシがバルセロナを離れることがあれば、キャリアをエティハド・スタジアムで終えるだろう、という希望的観測がマンチェスター・シティの中にはあった。

気候以外の面では、メッシの愛したカタルーニャと同じ条件がマンチェスターにはすべて揃っていた。熱意に合ったチーム編成、期待に沿えるだけの年俸…そして最も重要なのが、自身の才能を最大限に引き出してくれる監督だ。

プレッシャーが少ない環境という魅力もある。ペップ・グアルディオラが街の中心でディナーをしていても、サポーターに囲まれることがないような環境なのだ。

だが、涙に暮れた記者会見によって、メッシがバルサを離れることが確実になっても、すでにシティは6度のバロンドール受賞者と契約することに興味を持たなかった。メッシの獲得に奔走する代わりに、ジャック・グリーリッシュの獲得のために英国新記録となる1億ポンド(約152億円)を投じたのである。

セルヒオ・アグエロが逆にカンプ・ノウに移籍した影響で空き番号になった10番は他の誰かに譲ることなく、加入したばかりのグリーリッシュに引き継がれた。グリーリッシュ本人にとってもこれは驚きだっただろう。

シティは究極のスーパースターと契約するという夢を諦め、注意深く練り上げた今夏のプランを実行することに専念したのだ。

なぜメッシ獲りに動かなかったか?

「グリーリッシュ獲得には自信があったし、レオがバルサに残るという確信もあった。今の私たちは、彼のことは考えていない」

グアルディオラは今シーズン最初の記者会見でこう明かした。

1年前は状況が違った。メッシはバルサを去りたいと思っていたし、それが実現に近づいていた。そして、シティは争奪戦レースの最右翼にいた。

だが、メッシは『Goal』のインタビューで残留を表明。当時の会長であったジョゼップ・マリア・バルトメウに裏切られたという気持ちがある一方で、13歳から所属しているクラブと法的闘争をしたくないという理由からカンプ・ノウに残ることになると打ち明けたのだ。

しかし、今回は逆だった。メッシは残留したいと思っていたため、バルサの財政に問題があり契約が締結できないと知ってショックを受けていた。同時に、新天地を探す必要性が生まれた。パリ・サンジェルマンの動きは速かったが、イングランドから争奪戦に加わるクラブは現れなかった。

2020年冬に話を戻すと、シティは34歳のスーパースターの獲得について熟慮していた。物議を醸した契約の終了が残り半年に迫っており、メッシの将来は不透明になっていたからだ。

だが、会長選がバルサの状況を一変させた。最も成功を収めていた時期にクラブを率いていたジョアン・ラポルタが会員の投票により選出され、ファンと選手に新たな希望が生まれることとなった。

メッシも自ら投票を行った。これは、自分が選んだ候補者が会長になった場合、クラブに残るという意思表示になった。

この時点で、バルサの元幹部であるフェラン・ソリアーノとチキ・ベギリスタインを含むシティの幹部は、メッシがトップレベルのキャリアをカタルーニャで終えるものと信じて疑わなかった。メッシサイドからの動きもなかった。

そこで、重要な夏の移籍ウィンドーを控えたシティは、メッシにとってのオプションとなることをやめ、他の候補選手の獲得に集中することにしたのだった。

未来に目を向けたチーム作り

アグエロは10年間に渡って目覚ましい活躍を遂げた、クラブ史上最も偉大なストライカーだったが、3月末にクラブを離れることを公表している。

昨シーズンのアグエロは怪我と病気に泣かされたが、新しいFWを加えることはチームにとって最優先事項だ。それが簡単ではないことはシティも分かっている。

アグエロは過去9シーズンのうち8シーズンで23ゴール以上を記録している。昨シーズンのシティは偽9番のシステムを駆使してリーグタイトルを獲得したが、グアルディオラ就任以来最低の得点数に終わっている。

だが、2021-22シーズンのスカッドにワールドクラスのセンターFWを加えることができないままウィンドーが閉じてしまいそうな状況だ。これはシティにとって不安の種だ。

アーリンク・ハーランドの獲得を目指していたが、異常に高い移籍金を払わない限り交渉に応じないとボルシア・ドルトムントが発表し、シティは手を引くことに。トッテナムからハリー・ケインを獲得しようと躍起になっているが、現時点で難航しているようだ。

たしかに、30得点以上できて、前線をけん引できるセンターフォワードの補強は最重要事項だった。メッシはいずれの条件も満たす選手であり、少なくとも移籍金という観点で支障をきたす存在ではなかったが、グアルディオラは未来に目を向けていた。そこでチームに加えたのが、昨季からペップが熱視線を送っていたグリーリッシュだ。

他にも、ケヴィン・デ・ブライネ、フィル・フォーデン、イルカイ・ギュンドアン、ラヒーム・スターリングなどのテクニシャンをシティは抱えている。彼らの状態もベストに近い。グリーリッシュ、フォーデンはまさにスーパースターになる階段を駆け上っており、ギュンドアンやスターリングに関してもキャリアのピークに差し掛かっている。そしてデ・ブライネは悲願のCL制覇に燃えていることだろう。

このように考えれば、メッシはチームに果たして必要なのかという疑念さえ生まれてくる。才能は知っての通りだが、年齢は34歳。数年の活躍に疑いはないが、将来的なプランを考えたときにメッシがチームの成長を阻害させてしまうことも考えられる。

メッシ獲得の可能性について、CEOのソリアーノ氏は2016年に「ドアは開いている」と言っていたが、本当に移籍の可能性が出てきた段階になっても門戸を開くことはなかった。シティにとってメッシとの契約はずっと夢だったが、実現するにはあまり良いタイミングではなかったということだ。

ジョナサン・スミス



2021/08/14(土)
単純にシティは今後5年の成功を見ていて
PSGはCLという最後のタイトルを求めていてそのためのピースを揃えている
それはプレミアとリーグアンっていうリーグの差でもあると思う
リーグアンにいる限りPSGはCL権を失う事はないだろうけど
シティは少しでも気を抜くとCL権が取れなくなる可能性もある
シティももちろんCLを取ることが重要だけど1番はリーグを勝ち抜く事

2021/08/14(土)
常に5年先を見据えて補強してるシティとカタールW杯までにC Lが欲しくて今年ラストチャンスのパリじゃ状況も違うからね。それにW杯の広告塔にメッシも使えるし。

2021/08/14(土)
メッシの年齢を考えたら取りに行かなかったのも成功だと思う。
しかし、最高の3トップやメッシとラモスのコンビが実現しサポーターは大喜び。CL制覇にも多分いくらか近づいたということを考えれば、パリが獲得したのも成功だと思う

2021/08/14(土)
チームバランスとリーグの違いですよね!
リーグアンとプレミアでは熾烈さが違い集中するタスクが変わってくるので、来年もしかするとシティがC L圏獲得できないかも知れないリーグで素晴らしい選手ではあるが先が短い選手に手が回せないところでしょうか

2021/08/14(土)
金額、戦術、年齢的な将来性、イングランド特有のハードさ…少なくない要素があるものの、1番の理由はペップが望まなかったということ。ペップにとってバルサでやったことの焼き直しになり、新しいことは何も生まれない。CLのタイトルを獲得するための1シーズン限りなら面白いかもしれないが、それ以外の多くのことを考えると興味がなかったのだろう。そもそも、だからこそペップはバルサを離れたわけだし。

2021/08/14(土)
バランス考えたら取りにいかなくて当然かと。今のやり方でプレミア制覇してCLもあと一歩まで行った。そこにメッシが入ったら良くも悪くもチームを変えてしまうからね。ここ数年のバルサを見てたら欧州トップを狙う上ではメッシの存在はデメリットに働くと考えられるし、全盛期よりは落ち、選手としてトップレベルでプレーするのは2、3年ぐらいと考えられるメッシに大金叩くなら、プレミアで実績あって今が全盛期のケインかこれからのハーランドに大金かけた方がいいよね。

2021/08/14(土) 
デブルイネもインタビューで数年前、メッシに関しての質問を受けていて一人だけ超高額年俸はチームのバランスが狂うからって答えていたし、クラブの首脳陣もそこは配慮したと思うよ。
現有戦力でも全タイトルは狙えるわけだし(コミュニティシールドはレスターに負けたので除く)、下手に彼を獲ってロッカー内が狂ったらCL圏内からのまさかの脱落なども考えただろうし。守備の負担も今より増えることにもなっただろうからメリットよりデメリットの方が高いかもしれない。

2021/08/14(土)
スターばかりでは結果的にうまくいかないこともある。
選手の能力だけではチームは成り立たないし

2021/08/14(土)
グアルディオラはメッシのことを一番知ってるからだろ
今のメッシを獲得したところで、これから活躍する未来の時間は限られてるし、走らないからバランス崩れるしな

2021/08/14(土)
現代サッカーの組織的守備力にメッシの矛がどれほど通じるのか楽しみな今季のCL。一転して穴ともなり得る部分をつかれ、あえなく敗退する可能性もある。

2021/08/14(土)
メッシだと前線からの守備に期待出来ないからじゃない?

マフレズやスターリングが守備にも奔走する中、
メッシが1人前線で突っ立ってられたら
いくらマンCと言えども戦術的に苦しくなっちゃうでしょ。

34歳でレジェンドと言える選手に
注文出来そうなのは同年代以上の同胞ぐらいだろうしさ。

2021/08/14(土)
メッシという今というよりは常に未来を見据える形でグリーリッシュを獲得したのね。
勿論ケインはアグエロの後釜というだけではなく、数年はエースになって貰いたいという願いもあるが…

2021/08/14(土)
これが、グリーリッシュと同世代なら別やけど、そもそもメッシの年齢の時点で、そこは重要な部分になってきて、そこをどない見るかて話しね。
目の前だけを見るか、先の未来までも見据えるか。
それなったらケインは?てなるやろけど、こと年齢だけで見ても、五年後もまだ見える選手やろしね。

2021/08/14(土) 
ソリアーノ、チキ、そしてペップ、みんな元バルサなのね。シティはオーナーが一切口出ししないから、この3人が決定権をほぼ100%持ってるんだろう。

記事だとメッシよりグリーリッシュを選んだみたいに書かれてるけど、時系列としてはグリーリッシュを獲得した後に急転直下メッシの退団発表があったんだよね。メッシの発表が1週間早かったら分からなかった気もする。少なくとも背番号10は空けておいたのでは。

2021/08/14(土)
メッシの実力に疑いの余地はないが、一昔前のチェルシーのように金に物を言わせて短期的なタイトルを手にするだけなら必要かもしれないがシティはユナイテッドのような歴史を刻みたいなら不要だろうね。

2021/08/14(土)
シティだと守備免除ってことにならんだろうし
獲得したらどうするんだって思ってたけど
いい収まり方なのかもしれない。
フォーデンがデブライネと同期してさらなる成長をしてくれればOKです。

2021/08/14(土) 
アグエロがバルサに行ったこと。
退団とほぼ同時期にグリーリッシュを獲得したのも影響あるかと。あとは移籍市場でケインを獲得する可能性もあるみたいだし。

2021/08/14(土)
そもそもペップはメッシが欲しいなんて微塵も思って無いだろう。
散々『メッシがいないとCLを獲れない』なんて揶揄されてきたんだから、今更メッシに頼るのはプライドが許さないはず。

2021/08/14(土) 
メッシが望むのは今すぐCL制覇。
さらに来年のWC制覇。
自分自身でチャンスは1~2年と焦っているでしょう。
試合数も多く、怪我の心配があるプレミアより、パリの方がいろいろ調整がつく。
パリも5年先より、今すぐ結果が欲しい。
メッシとパリの相性バッチリです。
シティよりパリの方が、国を挙げての応援受けて、CL制覇に対してモチベーション高くなると思います。

2021/08/14(土) 
メッシの年齢以上にアグエロのことがあるんじゃないか。
メッシとプレーしたいという意思を尊重してアグエロを送り出しといて、舌の根も乾かぬうちにメッシを獲得したら流石に感じ悪いよ。











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