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リーグで2位のボール奪取数を誇る

 高い守備力と現代サッカーに必要な攻撃力を兼ね備えたDFには、勝利につながるゴールを決めるFWにも負けない市場価値がある。だからこそ、注目度も高い。

 1年目の昨シーズン、右SBとして高く評価された冨安は、本職のCBで2年目のセリエAを迎えたが、昨年末からは再びサイドを主戦場としている。シニシャ・ミハイロビッチ監督の信頼は絶大。2月末に負傷で3試合欠場するまで、開幕から23試合連続先発フル出場を飾った。

 リーグで2位のボール奪取数(首位カミル・グリクに5差の254)を誇る冨安は、いまやセリエAを代表するDFのひとりだ。イタリア『Corriere dello Sport』紙は先日、冨安には2500万ユーロ(約31億3000万円)以上の価値があると報じ、ボローニャの「真の宝石」と称賛している。

 4月8日、『Gazzetta dello Sport』紙は、今シーズン終了後の去就が注目されるCBたちの現状を報じた。フィオレンティーナのニコラ・ミレンコビッチやナポリのニコラ・マクシモビッチ、ヴェローナのマッテオ・ロヴァートらとともに、ボローニャに所属する日本代表の冨安健洋も登場している。


 同紙は冨安が「22歳ですでにセリエAでの経験豊富」であり、以前にミランが1500万ユーロ(約18億8000万円)を提示したものの、ボローニャが2000万ユーロ(約25億円)を譲らなかったと報道。そのうえで、夏のマーケットで人気銘柄になるとみられる冨安について、クラブは様子をうかがっていると伝えた。

 記事によると、冨安には現在エバートンとレバークーゼンが関心を寄せている。『Gazzetta dello Sport』紙は「夏にプレミアかブンデスに行くことも除外すべきでない」と、守備の国イタリアから新たな舞台に冨安が乗り出す可能性もあると報じた。

 もちろん、ボローニャが売却することになった場合、できるだけ高額の移籍金を求めることは確実だけに、交渉も簡単にはいかないだろう。何より、移籍市場において未来はつねに不透明だ。まずは負傷からの復帰が待たれる冨安だが、その今後には大きな関心が寄せられている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部










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