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 37歳となりながら、好調フランクフルトのレギュラーとしてチームを牽引している長谷部誠。指揮官やクラブ幹部からも絶大な信頼を寄せられ、契約延長にも近づいているベテランは、王者バイエルン相手にも圧巻のパフォーマンスを披露した。37歳にして、長谷部は新境地を開拓しようとしている。
(文=島崎英純)

バイエルン相手にも堂々プレー

 試合開始から数分後、アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠が相手陣内ペナルティエリアライン右付近で相手に襲いかかりボール奪取。その後、アミン・ユネスへと展開された攻撃は惜しくも実らなかったが、キャプテンが示した好戦的な姿勢はチーム全体へと伝播し、この日のゲーム展開を明確に定めた。

 試合当日、2月中旬の真冬にもかかわらず、気温が16度まで上昇した快晴のドイチェ・バンク・パークで、ホームのフランクフルトが前半から首位のバイエルン・ミュンヘンを追い詰めた。ブンデスリーガの得点王争いで首位のロベルト・レヴァンドフスキに次ぐ18得点をマークしているFWアンドレ・シウバを負傷で欠いたフランクフルトの攻撃は、それでも鋭く力強かった。

1トップを任されたルカ・ヨヴィッチがバイエルンDFダヴィド・アラバとジェローム・ボアテングのプレッシャーを一手に引き受ける中、ダブルトップ下の鎌田大地とアミン・ユネスがスキルフルなボール扱いで相手守備網を翻弄し、左サイドのフィリップ・コスティッチが対面の右サイドバック、ニクラス・ジューレを何度もブレイクして相手陣内を切り裂く。その攻撃陣を下支えするのが長谷部、そして累積警告で出場停止のジブリル・ソウに代わってスタメンに復帰したセバスティアン・ローデだった。ふたりはバイエルンMFエリック・マキシム・シュポ=モティング、ヨシュア・キミッヒ、マルク・ロカらのプレッシャーを物ともせず、冷静沈着なボールさばきでゲームをコントロールして試合の主導権を手繰り寄せた。

近年のブンデスリーガクラブはバイエルンの選手が醸す威厳に慄(おのの)いて身構えるのが常だった。しかし、バイエルン戦を前にしてリーグ戦4連勝、引き分けを挟めば10戦無敗を堅持していたフランクフルトの選手たちは揺るぎない自信をピッチ上でたぎらせ、絶対王者を相手に堂々と渡り合った。

 12分の先制点はユネスとコスティッチが対峙するジューレとリロイ・サネを鮮やかに出し抜いた末に生まれたものだ。ユネスへ安易にアプローチしたジューレを見据えたコスティッチがサネの背後を取るフリーランニングを繰り出すと、ユネスが体を反転させながら高質なスルーパスを通す。ボールを受けたコスティッチがゴール中央へマイナス気味のクロスを送り、仲間のヨヴィッチよりも前方へ飛び込んだ鎌田が右足でコンタクトしてゴールゲットした。

そして31分の追加点は、右サイドのアルマミ・トゥーレのチェンジサイドパスを拾った鎌田が後方のユネスへ折返し、最後はユネスが卓越したカットインプレーから豪快な右足シュートを蹴り込んだものだ。コンビネーションと個人スキルがハイレベルで融合したフランクフルトの攻撃をまともに浴びたバイエルンの面々は、前半早々に青息吐息だった。

37歳にして新境地

 今のフランクフルトはカウンターだけを依る術とするチームではない。鎌田やユネスといったテクニカルなスキルを有する選手が織り成すコンビネーションにコスティッチやヨヴィッチらのスピードに長ける選手が連なり、シウバのようなボックスワークに長けるストライカーがプレーを完結させる。しかし、そんなタレントたちが最前線で個性を発揮するには、その“舞台”に至る前のお膳立てが必要だ。これまでのフランクフルトにはなかった中盤のコーディネイト力、それを引き上げたのは37歳の日本人MF長谷部に他ならない。

 2020-21シーズンの長谷部は新たなる境地に達したかのように見える。シーズン当初の長谷部は3バックのリベロを担ったが、世代交代を目論むアディ・ヒュッター監督のチーム構築構想下で一旦はベンチ待機を強いられた。しかしミドルエリアのプレーが安定しないチーム状況に頭を悩ませた指揮官は、その整備を長谷部に一任する。再びボランチでのプレーを望まれた長谷部はここで、『ボールを落ち着かせる』ことに尽力した。これまで鎌田が「自分の上空をボールが行き交う感じ」と評したフランクフルトのチームスタイルを一変させ、適切なエリアへボールを運んで理詰めで相手を攻略する戦術への転換を図ったのだ。

 長谷部が繰り出すパスには明確なメッセージが込められている。効果的な縦パスやサイドチェンジパスはもちろんのこと、バックパスや横パスであっても、そこには回り道をする道理がある。長谷部からパスを受けた者は優位性を保ちながら次なるプレーへ移行できる自身の様を体感し、その効力を認識する。翻って対戦相手は、長谷部が繰り出す変幻自在なパスに幻惑され、知らぬ間に退却を余儀なくされる。

 長谷部は20代の頃から戦況把握能力が高いプレーヤーだったが、その卓越した視野を駆使できる距離が以前よりも広がったように思える。バイエルン戦でもダブルタッチからほぼノールックで逆サイドの味方へミドルパスを通すシーンがあったが、その鋭い観察眼はクラブのエンブレムにも描かれている犬鷲が1,000メートル離れた獲物を捕捉できるのと同様に鋭い。

 また、今の長谷部は相手のフィジカルコンタクトに一切怯まない。体をぶつけられても保持したボールを体軸の中心に置けるし、たとえ体勢を崩されてもパス精度を落とさずに味方へボールを受け渡せる。おそらく今の長谷部のプレー強度の高さはリベロでのプレーによって培われたのだろう。最終局面でデュエルに挑んだ経験は確かに息づき、ミッドフィルダーとしての長谷部誠を格段にレベルアップさせている。

 長谷部はバイエルン戦、そして前節の1FCケルン戦で連続フル出場している。以前の長谷部は30代後半に突入した時期に「ボランチでのプレーはさすがに厳しい。リベロだからこそ、この年齢でもブンデスリーガでプレーできている」と吐露していたが、その言を自らのプレーで払拭してしまった。バイエルン戦でも相手が後半早々に1点を返してさらなる猛攻を仕掛ける中で、一切の揺らぎなく平静に攻守を連結させるリンクマンの役割を全うした。そのキャプテンの凛々しい姿に、他のチームメイトは常に励まされ続けたであろう。

ドイツトップクラブへ

 フランクフルトがバイエルンを2-1で下したことで、今季のブンデスリーガは良い意味で混沌とした。首位バイエルンと2位・ライプツィヒとの勝ち点差は2に縮まり、4位のフランクフルトも3位・ヴォルフスブルクと共に勝ち点7差で猛追する。何よりフランクフルトはこれで来季のUEFAチャンピオンズリーグへの出場権獲得を確実に視野に捉えた。

長谷部は言う。

「アイントラハトは、ドルトムント、グラッドバッハ、ライプツィヒなどのクラブと同じく、バイエルンに次ぐレベルに到達する可能性がある。ただ、そのためには、チャンピオンズリーグなどの舞台に毎年参加しなければならないとも思っています」

 2014-15シーズンにニュルンベルクから移籍加入してから約7年の月日を経て、長谷部は所属チームであるフランクフルトの実力を確信しつつある。彼が達する新たなる境地は、まだまだその先がある。30代後半の日本人ブンデスリーガーは、前人未到の道を歩み続ける。

島崎英純
https://news.yahoo.co.jp/articles/91917cd068991871dabedb5ea4315cbe32233adb?page=1 

 

2021/02/22(月)
日本代表では、どうしてもミランの本田やマンUの香川に注目が集まっていたけど。結果として一番成功しているのは長谷部かもしれない。

2021/02/22(月)
コロナで厳しいとは思うけど、長谷部がまたCLに出てる姿を生で見たいなぁ。
フランクフルトは日本から直行便もあるし、街からも空港からもスタジアムはすごく近いし。
願わくばまた現地で見たい。

2021/02/22(月) 
今年のフランクフルトは
もうリーグ戦しかないから
例年のような
息切れ失速は無いと思うが

これからのリーグ戦
ライプツィヒ、ドルトムント、ヴォルフス、レバークーゼン
が残ってるのはきついなぁ

特にヴォルフス戦は以前
長谷部選手をマンマークするっていう戦術で
潰しに来てるから
恐いよなぁ

2021/02/22(月) 
あの雰囲気の中に日本人が主力として2人もいるとなるとただただ興奮します。
ドイツ人も日本人見つけると話しかけてきますし、長谷部の存在も大きいですがこれまでフランクフルトに所属した日本人は割と活躍したイメージがあります。

2021/02/22(月) 
長谷部はサッカーを知り尽くしている
それにボールや体を使う技術も伴い勝負するか引くかの判断も的確でチーム労力の無駄が少ない
代表負担も無く安定したそのパフォーマンスを出せている
代表監督として就任して欲しい

2021/02/22(月)
バイエルンとは何度も対戦してると思うけど勝つのは難しい相手。
長谷部は超人だと思う。

2021/02/22(月) 
2016-17シーズン、フランクフルトの夏の選手補強予算は何と260万ユーロほどだったそうなんです。この前シーズンはプレーオフで勝ってギリギリ残留でした。そこから短期間でトップクラブに食い込もうかというところまで来れるなんてね、もう殆ど奇跡と言っていい。

あのEL準決勝シーズン、リーグ戦の最終盤失速でCL圏内を逃し、超強力スリートップを全て失い、夢の実現から遥かに遠のいたはずなのに、こんなに早くまた夢を見せてくれるなんてね。しかもそのとき以上のクオリティで現れるんだもんな。

1人も怪我で欠けること無くシーズンを突っ走って、最後まで楽しませてくれて、そこに夢を叶え夢を手にしたチームがいたら最高の最高。

2021/02/22(月) 
すでにレジェンドだと思うが、来年もレギュラーとしてプレーしてCLに挑戦してもらいたい。今後含めても長谷部を超える日本人のプレーヤーは出てこない可能性のほうが高いでしょうね。やれるところまでずっとフランクフルトで頑張る姿が見たいですね。今シーズンの残り試合をがんばって、CL出場権を取ることを期待しています。

2021/02/22(月)
昔、長谷部とスティーブン・ジェラードを重ねたこともあったが、幾つかの側面ではすでに超えてるかもな。パスの展開は遠藤と長年コンビを組んだせいもあり、少なからず影響を受けたのかもしれない。

2021/02/22(月) 
二列目、サイドバック、ボランチ、リベロと正に万能の人。
長谷部の若い頃はカカを彷彿とさせる盾への推進力にこいつは凄いと感じたもんだが、20年の月日が経過したらまさかこんな選手になるとはね。今やベッケンバウアー、マテウス、ザマーの系譜。もしドイツ人だったらもっと評価されてるのかな?引退後は日本代表監督、そして日本サッカー協会会長の座が用意されてる生けるレジェンド。

2021/02/22(月)
昨々シーズンだか終盤失速してあと一歩でcl圏を逃した事もあったからまだ分からないけど少なくとも昔のようなブンデス下位残留争いクラブのイメージは今は無い

2021/02/22(月) 
37歳にして
海外のチーム(それもドイツリーグ!)から
必要とされているってアッパレ!
今後の代表チーム招集に良い影響と
サッカー選手を目指す子供たちへの
良い手本になると思います!

2021/02/22(月) 
この年齢にしてブンデスでこれだけの安定性を維持するのは本当度肝を抜かれるね。
ヴォルフスブルクでは不遇な時期もあったとは言え、その確かな実績でブンデスのクラブから必要とされ、フランクフルトでポカール制覇に貢献。そして、今季ここまで好調のチームに於いても安定して試合に出てるわけだし、ただ凄いとしか言いようがないし、海外でプレーした日本人選手の中で、歴代トップクラスだし、もっと評価されてもおかしくないよ。

2021/02/22(月)
フランクフルトはCL出たことないんだな。
このままCL権取ると来年は大都市だし大騒ぎになるだろう。コロナが収束してくれればだけど。

2021/02/22(月)
長谷部は代表行かなくなってから
パフォーマンスが上がったよね。
精神的な負担がなくなって、リーグ一本に
絞れてるから調子も上がってると思います。
日本人として海外でコンスタントに試合に出て
成功したレジェンドだと思います。
キャプテンも任されて、アラフォーにして
先発だし、結果も出してる。
日本人でもこれだけできると証明し、道を切り開いた功労者です。
ただただ感謝ですね。
まだまだ行けるぞ、がんばれ長谷部

2021/02/22(月) 
ゴールだったり崩しだったりビルドアップだったり攻撃に目が行きがちだけど、フランクフルトの守備の機能美は現在、世界で有数のレベルにあるように思う
観ていて惚れ惚れするよ、観たことない人はぜひ試合を観て欲しいな

2021/02/22(月) 
この年齢で、やれる気持ちと体力。
故障と向き合いながらでも、試合に出れば、
チームに貢献出来る選手。
日本のサッカー選手の中で、派手ではないけど、名選手の一人になったと思う。
レジェンドだな。

2021/02/22(月) 
長谷部さんがドイツに渡った頃、ドイツ語下手くそとか、ネットで叩いた人達沢山いましたよねー
行ったばかりであれだけ話せたのは凄いと思いました。

選手を引退した後、ドイツに残って指導者になって欲しいと言う話がある様てすが、いつか日本チームを率いた姿見たいです。

2021/02/22(月)
ボランチなどでプレーしてきた経験からリベロがすごくうまかった
で、リベロでプレーした経験からかボランチもすごくうまくなってた
この人の伸びしろおかし過ぎ

2021/02/22(月) 
彼にとってフランクフルトでのパフォーマンスに間違いなくプラスになったのは代表を引退したこと。

昨シーズンも自分史上最高のパフォーマンスだったのにも関わらず、年齢からか監督が勝手に今シーズン限りで引退ではと言いやがった。

年齢が全てではない。

インテルのサネッティのような存在になるような気がする。

2021/02/22(月) 
37歳にして尚、成長を続けているとは...
しかし鎌田も含めてバイエルン相手にこれだけできるとは誇らしいですね!
ハセさんの場合、間違いなく経験値もあるし

2021/02/22(月) 
現役として様々な監督に重宝され、引退後も既にポジションを用意されている。
これ程成功した選手は知らない。
彼のプレーと人間性に魅せられた人が多いからだろう。

2021/02/22(月) 
この歳まで欧州トップレベルでやれているのはもう奇跡のレベルですね。
引退後もクラブの幹部候補とのこと。選手としての技術、経験だけでなく、人格者としても評価されている。こんな日本人そうは出てこないでしょう。
フランクフルトのブンデス初制覇の夢を実現して欲しい!

2021/02/22(月) 
選手生命が短いサッカー選手の中で、長い間トップに立ち続けていることに尊敬です。
今後も、できるだけ長くトップ選手として活躍してもらいたいと思う一方で、ぜひ近い将来、長谷部JAPANがみてみたい!!と思っています。

2021/02/22(月) 
これだけ活躍すると、もちろんブンデスリーガでのコーチ、監督への道も開けそうだ。長谷部は選手だけでなく、指導者としても英才ぶりを発揮できると確信している。

2021/02/22(月) 
フランクフルトめちゃくちゃ今強いからなぁ。その中に日本人2人が主力として居るのは熱い。今シーズンは何とかcl出場権取って欲しい。

2021/02/22(月)
長谷部はますます余人を持って代えがたい存在になりつつあるな
フランクフルトのフロント陣は頭痛いだろうなぁ。このレジェンドの首に鈴をつけられるだけの選手を探して育てるか引き抜くかしなきゃならないんだから。

2021/02/22(月) 
ビッグクラブに移籍しなくとも、ビッグクラブと対等に戦ってきた
それだけですごいし、同じチームに長くいることが素晴らしい

2021/02/22(月)
日本代表で目立つのは、香川や本田、長友、遠藤だったが、守備や士気を高めて安定させてたのは長谷部であり、長谷部のボランチやアンカーが無ければ日本の守備や意識もザルだった…
最強の黒子、長谷部の印象。

2021/02/22(月)
今の37歳は若いですし、長谷部選手も若く見えますし頑張って下さい!!
先輩のカズ選手のように50代になっても現役で頑張れるかもしれませんね!











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