Ｊリーグは１２日、臨時実行委員会を開き、村井満チェアマン（６１）が新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインの順守を徹底することを呼びかけた。

　Ｊ１浦和の元日本代表ＭＦ柏木陽介（３３）と同ＦＷ杉本健勇（２８）が、リーグがキャンプ中の外食を控えるよう呼びかける中、沖縄キャンプ中に飲食店を貸し切って外食をしていたことが判明。実行委員会後にオンラインで取材対応した村井チェアマンは「クラブから聞いている内容だが、ルールを破って外出したと聞いている。多くのみなさまのサポートの中でキャンプができていますし、スポーツが運営できている。こうした方々の期待を損ねることがあったのは残念であります」とコメントした。

　今後はリーグとして、クラブに事実関係や管理態勢についてヒアリングをする予定で、必要に応じて対応する考え。「今後開幕に向けてガイドライン、地域との約束、法令を順守するということを実行委員会で触れました。徹底していきたい」と話した。

　またＪ２北九州が２０１０年から９年（１５、１６年は除く）にわたり、のべ１５９試合のホームゲームでリーグが規定する入場者数の算定方法を用いておらず、１試合５０～１３０名程度の誤った人数を記載していたことについて、けん責と罰金２００万円の懲罰を発表。運営ボランティアや出店者、メディア関係者を入場者に参入していた。チェアマンは「改ざんやねつ造があったわけではなかったが、大変残念に思っています。まだまだ管理が徹底していないと反省しております」と話し、今後はリーグとしても入場者数のカウント方法のデジタル化などを検討していくことを示唆した。

報知新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dce0682499b41c163cbc314a3667421a271f290