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 9月に開幕するサッカー女子のプロリーグ「WEリーグ」に参入するINAC神戸の安本卓史社長(47)が神戸新聞社の取材に応じ、主力が相次いで退団した経緯や今後の強化方針などについて語った。(聞き手・尾藤央一)

 -昨季の26人中10人が退団した。

 「今までいた選手たちでWEリーグを迎えるのがベストだった。一方、WEリーグでプロ化され、選手も行き先を選ぶ権利がある。それを尊重したい。いろいろ考えたと思うし、その判断で移籍先を選んだということ」

 「川澄は元々レンタルで(米国へ)帰ることが分かっていた。昨季の主力なら岩渕、鮫島、スタンボー。レギュラー戦力でいうとマイナス3と考える。試合に出ていない選手は出場機会を求めての移籍だった。仲田は長年人気をけん引してくれた選手。最終的には本人にジャッジを委ねた。悩んだ末、大宮に移籍を決めた」

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 -日本代表「なでしこジャパン」の候補で昨季主力だった3選手の退団経緯は。

 「岩渕は海外から複数のオファーがあった。高いレベルでチャレンジしたいということは止めようがないし、これからの日本のサッカーのためにクラブも後押しした。鮫島は非常に悩んだと言っていたけれど、現役の終わり方を考えた時に大宮を選んだ。スタンボーはさらなる成長を-という中で新天地を求めた。WEリーグになって、移籍しやすい環境になった。今まではINACだけが朝から練習できていたけど、他クラブも環境や給料が整ってきた」

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 -残留した選手は。

 「基本的には出会いがあれば、別れもある。これがサッカーの世界。この方針はクラブでは絶対。(契約を更新した)中島や杉田は『このメンバーで優勝できるし、優勝したい』と言っている」

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 -日本代表GKの山下を日テレから獲得した。

 「今年一番の補強。これで失点数は減らせる。マイナス人数分以上のプラスアルファを感じている。今後は大学生とキーパーの補強を予定し、結局22~23人くらいになる。(エンゲルス)監督は『このメンバーで優勝する。強い覚悟を持ってほしい』と言っている」

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 -例年に比べるとチームの人数が減っている。

 「クラブ経営として人件費は重くのしかかる。うちはスポンサーの支援があってこそのクラブ。(選手を)抱えすぎて赤字になるよりも戦える選手で。経営は黒字、チームは勝利。これしかない。うちが本当に目指すサッカーをやれる戦力が整っている」

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 -今後の育成・強化の方針は。

 「(J1)神戸と同じで、ユースから選手を昇格させる。これは未来への投資。今回(フィールドプレーヤーでは)初めて(下部組織の)レオンチーナから川上がトップに昇格した。後輩たちの手本になってほしいし、レベルの高い選手の中に割りこんでほしい。(社長に)就任して2年間、優勝できる力があるのに勝てていない。アカデミーの充実を急ピッチで行わないと、10年後に戦えない。若い選手の潜在能力は高いと思っている」

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 -エンゲルス監督は2年目。指導体制は。

 「アシスタントコーチが変わり、チームの戦略を分析する担当者(アナリスト)を置く。結果を出すためにとことん突き詰める。結果を出すためにより適したスタッフをそろえる」

https://news.yahoo.co.jp/articles/ca19506013ae669e4d97ff559cb337a8c703a5d5 










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