去就が注目されるスペイン１部バルセロナのアルゼンチン代表ＦＷリオネル・メッシ（３３）の移籍先として、フランス１部パリサンジェルマン（ＰＳＧ）が筆頭候補に浮上してきた。

　今季限りでバルセロナとの契約が切れるメッシを巡っては、恩師のジョゼップ・グアルディオラ監督（４９）が率いるイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティか残留の選択肢が有力視されていたが、にわかにＰＳＧが急浮上してきた。

　フランスのスポーツ専門テレビ局「ＲＭＣスポーツ」の番組内で有名ジャーナリストのダニエル・リオロ氏が「メッシは来年にＰＳＧでプレーするだろう。かなり確率は高い」と最新の動向を明かした。

　メッシに対してはＰＳＧのエースでバルセロナ時代に黄金コンビを形成したブラジル代表ＦＷネイマール（２８）が「来年絶対に彼と一緒にプレーしたい、一緒にプレーしないといけないんだ！」と熱烈なラブコールを送ったばかりだが、実際にクラブも水面下で獲得に向けた動きを本格化させているようだ。

　ＰＳＧはメッシ獲得に向けたプランとして、現在チームを率いるトーマス・トゥヘル監督（４７）に代えてカタール１部アルサッドのシャビ監督（４０）の招へいを準備。アルサッドのオーナーはＰＳＧを保有するカタール投資庁の会長を務めるタミム首長の弟で両クラブはいわば〝兄弟クラブ〟にあたり、スムーズに監督交代できる。

　メッシとシャビ氏はバルセロナでタッグを組んだ盟友だけに、マンチェスターＣのグアルディオラ監督に対抗する〝ウルトラＣ〟でメッシにアピールする構えだ。

　世界屈指のスーパースターを巡るビッグクラブ同士の争奪戦から目が離せなくなってきた。

東京スポーツ
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