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マン・C、2戦連続2-1勝利でベスト8へ

レアル・マドリーに現実が覆いかぶさった。もはや驚異ではなくなったバルセロナとのラ・リーガ優勝レースに勝ちはしたが、チャンピオンズリーグで頂に登るだけの力量はやはり不足していたのだ。彼らはマンチェスター・シティの優位性も弱点も読み解けず、かてて加えて、その影響力に疑いの余地のないセルヒオ・ラモスの不在がその不甲斐なさを完全なものにした。チャンピオンズの王たるジダンはゲームプランを間違え、決して機能しないそれに囚われ続けた。その一方でグアルディオラは、思惑通りに試合を展開させたのだった。

文=ハビ・シジェス(Javi Silles)/スペイン紙『as』試合分析担当
翻訳=江間慎一郎


シティがあらゆる局面で凌駕

中盤に4選手を置くことなくロドリゴとアザールに賭けたジダンのスターティングメンバーは驚きだったが、その賭けは中盤に才能豊かな3選手を擁し、どこで違いを生み出せるかをすぐさま解釈できるグアルディオラ相手では、必然のごとく裏目に出た。シティは、あらゆる局面でマドリーを凌駕していた。

エティハドを舞台とした試合での絶対的な刻印であるハイプレスは、マドリーのボールを後方から繋ごうとする意志を台無しにした。シティはハイプレスをときに疎かにもしたベルナベウでのファーストレグとは違って、今回は高いインテンシティーと絶妙なポジショニングでもってマドリーを前から圧迫し続けている。彼らのシステムは前線にスターリング、フォーデン、ガブリエル・ジェズスを配する1-4-3-3で、中央のフォーデンとウィングの内もう一人がヴァランとミリトンに襲いかかると、残り一人がマドリーの逃げ道を封鎖。ジダンはその前線の包囲網を突破して、脆弱になるはずのシティの中盤&DFラインを突くことに固執し続けたが、最後まで成功にたどり着かなかった。

シティのハイプレスの効果はまざまざと表れている。シティは相手陣地で試合を進めることができ、マドリーがロングボールを使わなかったために後ろを振り返る必要などなかった。マドリーはロドリゴ、ベンゼマ、アザールの3トップが、途中出場のアセンシオが一度そうしたようにDFラインの裏抜けを狙いさえしたらシティを迷わせられたかもしれないが、その選択肢を度外視したことにより自陣で身動きが取れなくなっていた。

ビルドアップのファーストパスで鍵を握ってきたS・ラモスが不在の中、ヴァランとミリトンは彼の代わりは務められず、カセミロもボールを散らせないことでモドリッチとクロースも後方に下がらざるを得ず、前線と中盤は分断……。こうしてジダンのチームはミスにミスを重ねていくことになり、スターリングの先制点の場面に代表されるような決定機を許していくことになった。


効果的だったシティの攻撃

この試合のマドリーはシティの守備に無理強いをさせることがなかった。中央からの攻撃には厚みがなく、サイドではカルバハル、メンディーが深みを取れず、アザールの存在感もごくわずか。ジダンのプランで機能していたのは、本職右サイドバックのカンセロとの1対1で優位に立てたロドリゴ、シティの粘りのない両センターバックにとって悩みの種になる動きを見せたベンゼマがせいぜいというところだった。

しかもグアルディオラはファーストレグのように中央のレーンをロドリ&ギュンドアンで塞いでおり、ベンゼマがその2ボランチの後方で利を得た場面は、ロドリゴを起点として生まれた同点ゴールの場面などごくわずかしかなかった。

対してグアルディオラは、ノックアウトラウンドの決着をつけるために何をすべきか、しっかりと理解していた。試合の行き先を決めたのはハイプレスだったが、縦に速い攻撃も目を引くものだった。マドリーがどうにかして後方からボールを繋ごうとしていたのに対して、シティはエデルソンからロングボールを使うことにためらいがなかったというのは、何とも皮肉がきいている。

シティのそうした攻撃はベルナベウでも見られたが、この試合でも効果てきめんだった。マドリーが前線からプレスを仕掛けてもシティは常に的確な解答をしてみせ、しかも今回はサイドバック(ウォーカー)を内に絞ることも必要としなかった。クロース&モドリッチがロドリ&ギュンドアンに対応すると、空いているサイドバックにパスが出され、そのサイドバックが今度はデ・ブライネらにボールをつなげて一気にゴールまで詰め寄る。マドリーのハイプレスを前にそうした道が断たれた際には、エデルソンがスターリングとG・ジェズスに直接ロングボールを放った。ポゼッションができない場合、相手ペナルティーエリアの近くにボールを放ることをためらわなかった。


ペップが導く正当な勝利

グアルディオラはまた、デ・ブライネを輝かせることにも成功している。デ・ブライネの後半のパフォーマンスは感動的ですらあったが、それは1-4-3-3を使用するマドリーの基本的な弱点と言えるモドリッチ&クロースの裏、つまりカセミロの両脇をしっかりと突いていたからだった。グアルディオラは選手たちのポジションを流動的に変えながら、その二つのレーンへの道を指し示していたのだ。モドリッチとクロースが前へと出てくる度にデ・ブライネ&フォーデン(それとスターリング&ガブリエル・ジェズスも)は彼らの背後で姿を現し、カセミロはまるで迷子にでもなったように対応に苦慮。ジダンが両サイドバックをそれぞれの守備エリアにとどめたことも、デ・ブライネらがやりたい放題できる要因となっていた。

デ・ブライネのボールの持ち運び、フォーデンの偽9番としての動き、スターリングのドリブル突破、G・ジェズスのファーストレグからの一貫したダイナミズム……。シティはこれらの選手たちを駆使して、かつてないほどに縦に速い攻撃を見せている。グアルディオラはトランジションで危険な場面を生み出す上で、ボールコントロールに固執しなかった。

ジダンはシティの明らかな優勢を前にしてもリアクションを取らず。バルベルデ投入で中盤の守備の筋肉量を増やすことも、ヴィニシウス投入で攻撃のリズムを加速することもしなかった。そうした出来事の集約が、ヴァランの2回にわたる悲惨なミスから生まれた失点、というわけである。この試合のマドリーはどこを探してもリーダーシップが見つからず、終始不安定だった。シティはS・ラモスとジダンの采配を欠いたマドリー相手に極めて正当な勝者となり、準々決勝への切符を手にしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4696f19dd9e939f5272065b33f5fc0b89631d55f?page=1 

 

2020/08/08(土)
ヴァランのミスがってあるけど圧倒的にチャンスを作っていたのがシティであって、その中でミスなしで守り切るのは極めて困難だったと思うからこの勝利は妥当だね。あとデブライネは人間じゃない。

2020/08/08(土)
選手のスキル
組織としての機能性
監督の力量
この2試合に限っては
シティの方が1枚も2枚も上手だった。
レアルからしたら完全に力負け。

2020/08/08(土)
ペップとシティが素晴らしかったことがまず大前提としてあるけど、ジダンがアザールにこだわったことが大ブレーキになったと思う。
正直現状一番手のヴィニシウスを先発にしなかったこと自体疑問だけど、それはまぁジダンなりの考えがあったんだろう。でも明らかに上手くいっていないにもかかわらずいつまでも引っ張ったことでシティはだいぶ楽になったのでは。
1-1の時間帯にヴィニシウスがいれば、得点はどうなったか分からないけどチャンスは確実にいくつか作れたはず。
ペップ大明神様の御力とジダンの大失策が合わさって余計差がついてしまったかな

2020/08/08(土)
カゼミロと両CBは常に狙われてそこを突かれた。
開始1分30秒もの間、プレスをかけられ続け前にボールを運べなかった。
ラモスが居ないだけで最初から何も出来なかったマドリーの完敗。
攻撃力も微妙だから2点取られたらまず取り返すのは難しい。ペップは何もかもお見通しだった。

2020/08/08(土) 
今のアザールは怪我の再発の恐れからくる影響なのか、単に衰えからくるものなのか、チェルシー時代とは明らかにコンディションレベルの問題どころじゃないくらい何かがおかしい。来シーズンもこの調子で優先的に起用されれば、間違いなくサポーターから起用法に関してジダンもろとも批判されるだろうな。ヴィニシウスは何だかんだ言われても決定機まで持ち込む力があるから、今のままなら伸び代のあるヴィニシウスに経験積ませた方がよっぽど良いね。即戦力にならないならアザールを使う意味が無い。

2020/08/08(土)
この試合の前半、シティの保持率50前半だった。いつもシティからすると、ポゼッション率が低かった。シティがポゼッションに拘らなかった証拠でしょう。その代わりに、前からハイプレスをかけ、縦に速く仕掛ける。
正にリバプール十八番の戦術をそのまま採用している。レアルのカウンターの強さとラモス不在という要素を冷徹に見極め、ある程度ポゼッションを放棄して、レアルのCB、キーパーにボールを持たせる罠を仕掛けた。
ジダンはそれに対して、なんの次善策も立てられなかった。

2020/08/08(土)
まずはかなり成長してる面もあるが、監督の力量の差が出てしまった。1戦目はベイル投入、2戦目はアザールに拘ったこと。後はラモスにまだまだ頼っていたことと、前線の物足りなさが浮き彫りになったかな。ここに関しては世代交代を進めることや補強によって解決するしかないし、時間が多少かかる。

2020/08/08(土) 
カゼミーロとヴァランがハイプレスで特に狙われてたわけで、これは前ジダン政権末期の課題と同じ。やっぱりバルベルデなどをうまく使いつつ世代交代はしないといけないね

2020/08/08(土)
ラモスがいないと後方のビルドアップがままならないのが難点ですね

チームに欠かせないクルトワとカゼミロがそこら辺上手くないので相手がハイプレスしてきた時CBの2人が足元とパス精度上手くないと厳しい
ヴァランやミリトンだと絶対に今日みたいにハメられてミスして負ける試合がこれからもあると思う。

2020/08/08(土)
アザールは完全に11人の中の1人の選手に成り下がってしまった
シティは1stレグの優位性を活かした素晴らしい試合だった。
レアルは来シーズンの進化に期待、必ず悪い時はある、頑張れ︎

2020/08/08(土)
良い仕事したよね、シティの選手は。
レアルが強いのは誰もが知っているし、レアルが勝つと予想する人も沢山いるでしょう。
そんなレアルが相手だからこそ、対戦相手は自分達の力を十二分に発揮してくる。
こういうゲームは楽しいよね。

2020/08/08(土)
確かにマンCのハイプレスは凄かった。あれもセルヒオ・ラモス不在をついた狙いだったのだろう。それに対して対応策を打ち出すのが遅かった。裏狙いのロングボールがあれば、また違ったのだろうが。アザールはベストには程遠い出来だったし、DFを助けるため、モドリッチ、クロースが引いてきたのもマンCにとっては狙い通りだったのかもしれない。プレミアとリーガの差を見せつけられたような一戦だったと思う。

2020/08/08(土)
しわ寄せがヴァランのミスになったってだけで、マドリーは完全にシティのプレスの餌食になってた。特にカゼミロが不用意にボール失いすぎてる気がしたな。もちろんヴァランミリトンのところも不安定だったのは確かだけど。で、しまいにはクルトワもこわくて無理にロングボール蹴るようになり状況はさらに悪化。

このチームがバルサと共に抜きん出てて、無難に優勝できるリーグなんだよね、今のリーガのレベルは。

2020/08/08(土) 
あれほどポゼッションにこだわっていたペップが編み出した『縦に早いサッカー』…
エデルソンのフィードキックには驚かされた

ペップという戦術家、まだまだ成長の余地があるというのは恐ろしい

2020/08/08(土) 
今回は完全敗北ですね。
ジダン対ペップだとスリートップを最大に活かしてジダンが勝ってきたが、3トップはBBCより劣り、シティにはカイルウォーカーがいて裏を取れず、何一つ勝てる要素がなかったな。

ジダンの補強に期待。エムバペやマネあたり獲得だね。アザールじゃ難しい

2020/08/08(土)
シティのハイプレスにレアルは全体的に対応できず、終始試合のペースはシティが握っていたという印象
ヴァランのミスがクローズアップされがちですけど、ラモスがいてもひっくり返せたかは微妙ですね

2020/08/08(土)
>シティはエデルソンからロングボールを使うことにためらいがなかった

戦前の予想ではシティが今日のレアルみたいに戦って
やらかさないかと思ったら
対リヴァプール戦みたいにやってきて
レアルの方がポチェッティーノ時代のスパーズみたいに
自陣PA付近でやらかしたのはなんとも…


普段のプレミアだとロドリが殆どボールを触れない時間帯とかあるのに
デブライネやギュンドアン含め
あんなに気持ちよくパスが回ってるのを見るのは…

2020/08/08(土)
ラモスいても状況はあんまり変わっていなさそう。シティだってアグエロ欠いてるから互いのチームに絶対的な選手がいないのは条件は一緒。アザールが本調子ならまだ分からなかっただろうけどね。

2020/08/08(土)
同時代にメッシやロナウドがいなければ、
デブルイネは完全にバロンドールの器だよなー。
今、
1番プレイを見ていて感嘆する選手。

2020/08/08(土)
クルトワがビッグセーブ連発しなけりゃ5点は入ってた。ジダン采配、ヴァランの
ミス、ラモス不在の影響あるけど、マンcと比べるとワールドクラスの選手層に
差があった。アザール復活とムバッペ獲得ないと来季もCLは厳しい。

2020/08/08(土)
いうてラモスがいたらすべてがひっくり返りえるぐらいの差しかついてないけどね。内容的には結構な押され具合だったけどw、ラモスがいたら違ったと思うよ。バランもいいけどラモスいてこその輝きというのがよくわかったんじゃないかな。性格的にもムラっけが有って安定感というか真に肝の座ったメンタリティーというものをまだ感じない。
ただジダンも記事にあるように戦術的に打開策を作れなかったのも確か。
ペップも一種昔のバルサっぽいハードワークからの高速カウンターと攻撃方法の速い切り替えは面白いね。昔のバルサみたい。今のバルサ、というかメッシの走行量では無理だろうけども、そういったエッセンスをプレミアで更に花開かせて欲しい。ペップが何を望んでるのかはわからないけど、あの時のバルサ的なものをつい期待してしまう

2020/08/08(土)
戦前の予想通り手も足も出ないマドリー 選手のレベルチーム力の差が諸に出た 結果論ではなくどんな優れた選手交代 戦術を執ってもシティには負けていた リバプールが消えた事でシティを倒せるチームは無くなりデ・ブライネが居る限り優勝確定 
バロンも決まった様なもの

2020/08/08(土)
普通に選手や選手層がシティの方がレアルより上だし極めて順当な結果だろ

2020/08/08(土)
ベップさすが。レアルの試合はどうしても久保ありきで観てしまう。妄想するのは、久保とベップのサッカーIQ対決。ジダンが久保のその能力を基軸にしたチーム造りができればベップと並ぶ名監督になれる。

2020/08/08(土) 
まあこれまでジダンが異常に運が良かったのはマドリーファンも自覚あるんだよね?

2020/08/08(土)
シティ獲るとしたら今年だ。
ここまでチャンスの年はない。

2020/08/08(土)
戦術や采配もあるけど、今回は完全にレアルの力敗けだった。

2020/08/08(土) 
だいぶシティ寄りの記事だな。

そんなに大きな差はなかったよ。
最終ラインへのプレッシングとサイドチェンジを狙ってことごとく芽を摘んだ。
そしてミスを見逃さなかったシティが勝ちをつかんだ。

でもシティのホームゲームだからマドリーの方がチャンスは少ないだろうし、あんな感じの試合にはなると思ったよね。

2020/08/08(土)
マンCの次の相手はリヨンその次にナポリorバルサ
決勝に進めるかもな…

2020/08/08(土)
普通に力負けしてた
シティの方がレベルが上だった











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