20190829-00063430-sdigestw-000-4-view[2]


スポンサード リンク




◆違約金の使い道に変化が

 かつての夏の移籍市場はつらい時期だった。リーグ最少の人件費で運営する水戸は夏に主力を抜かれるシーズンを繰り返してきた。

 例えば2016年には当時のチーム得点王だった三島康平(現・熊本)が当時J2の松本に引き抜かれるという出来事があった。

 ところが今季は違う。夏の市場が開く前の6月末に守備の要の伊藤槙人が横浜へ移籍したものの、その後、かつてないほど積極的に動いた。

 世代別代表FWの小川航基、C大阪でタイトル経験のある福満隆貴、貴重なレフティCB宮大樹といった即戦力をJ1クラブから獲得。昇格争いに向けて戦力を高めることに成功したのだ。

 なぜ今までとは違う夏を迎えることができたのか。

 西村卓朗強化部長はこう説明する。

「伊藤槙人の違約金があったからです」

 今までも選手を移籍させ、違約金を手にしていたが、今季はその資金の使い道に変化があった。

 これまでは違約金の一部を運営費に回さざるを得ず、多くを強化費として使えない状況が続いていた。しかし、今季はユニホームの背中上下のスポンサーが埋まり、入場料収入も昨季より大幅に上回ると予想されている。資金力が高まり、伊藤の違約金の大半を強化費として使えるようになったのである。それが実力者獲得に至った理由だ。

 クラブ力の向上がチーム強化につながる、と実証した夏。「J1昇格への本気度」を見せるのは現場だけでない。フロントも昇格に向け、必死にチームを後押ししているからこそ、今夏の補強を行なえたのだ。

◆育成クラブとしての台頭

 今回獲得した選手らは実績があり、他クラブからもオファーが届いていたという。競合したクラブはいずれも水戸と比べて資金力が豊富で、先述のようにいくら経営が安定したとはいえ、条件面では不利な状況にあった。それでも彼らは水戸を選んだ。

 その理由を小川はこう語る。

「水戸で活躍した選手が世界に行ったり、日本代表になったりしている、飛躍の場になるクラブだと強く感じています。僕もそのひとりになれればな、と」

 近年では17年に水戸でプレーした前田大然(現・マリティモ/ポルトガル)がその例だろう。爆発的なスピードを活かしてゴールを量産し、一躍注目を浴びた。その後、世代別の代表に選出されるようになり、今年の6月に開催されたコパ・アメリカでA代表デビューし、今夏にはマリティモに移籍。世界へ羽ばたいた前田は「育成の水戸」を強く印象付けた存在となった。

 ただ、それは偶然ではない。西村強化部長は就任した16年から常に「選ばれるクラブにしないといけない」と語り、資金力で他クラブを上回れないなかで、必然的に育成の組織作りに尽力してきた。

 例えば、廃校を利用し、昨年完成した練習施設「アツマーレ」(公民館などとの複合施設)。天然芝のピッチ2面やトレーニングジムなどが揃い、その恵まれた環境を最大限に活かそうと様々な取り組みが行なわれている。

 映像室という部屋で選手たちが試合の分析に取り組めば、毎週のように様々な分野のスペシャリストを招いてワークショップを行なう選手の知識習得・人材育成プログラムの「Make Value Project」も開催するなど、いろんな角度から選手を成長させる仕組みを作っている。

 そして「個性を最大限に活かす」を信念としている長谷部茂利監督の存在も大きい。今夏に加入した選手は、個々の特長を伸ばしながらも、結果を出すクラブの在り方を見て「水戸でプレーしたい」と移籍を決断したという。

「選ばれるクラブ」として存在感を増していることを証明した今夏の補強となった。

2018年度のJ2チーム人件費ランキング
順位  チーム名 チーム人件費(百万円)
1    大宮    1915
2    千葉    1272
3    松本    1145
4    新潟    1108
5    徳島      952
6    福岡      909
7    甲府      747
8    横浜FC    734
9    東京V     733
10    京都    692
11    岡山    638
12    山形    524
13    大分    482
14    山口    468
15    熊本    400
16    岐阜    365
17    栃木    353
        愛媛    353
19    金沢    331
20    讃岐    301
21    町田    278
22    水戸    275

取材・文●佐藤拓也(フリーライター)
※『サッカーダイジェスト』9月12日号(8月22日発売)より転載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190829-00063430-sdigestw-socc




1 2019/08/29(木)
水戸頑張ってるよね。
後はスタジアムが,小さくても臨場感のある誇れるものになれば,より魅力的なクラブになって選手が集まってくる。

2019/08/29(木)
水戸は他のチームで素質はあるけど、チーム事情などで試合に出られなかった選手を水戸で試合だして戦力にして元のチームに戻る。金ないから完全移籍にはならないし、対戦する事もないから、
J1チームからしても送り出しやすいチームなんだろね。

3 2019/08/29(木)
小さい組織のほうが小回りが良いはずなのだけど、実際には小さい組織に限って古臭く保守的で下らないシステムが残ってたりするもんだよね。元々の頑張りもあったと思うけど、どこかで誰かが大きな覚悟を決めたんだろうね

5 2019/08/29(木)
育成がうまいんだと思う。古くは闘莉王、鈴木武蔵もそうだった。少ない資金の中で降格圏内に巻き込まれず上位に入れる位置付けまで来ている。今年はプレーオフを見据えるところまで来ているからぜひ勝ち残ってJ1で見たいです!

6 2019/08/29(木)
強化部長は、むかしコンサドーレ札幌に少し在籍していた、サッカーに携わっていて良かった、札幌を離れても応援している。しかし小川が水戸に行ったのは、驚いたしすぐ結果をだしたのにも驚いた。

7 2019/08/29(木)
チームを運営して強くしていくにはお金が必要だけどお金があれば強くなる訳では無いね
お金を使う知恵と勇気が無いと幾ら有っても無駄にしかならないのが分かるね
 
8 2019/08/29(木)
元々数年前からハイプレスは脅威だった。
今年はこれまでの戦術の土台が固まってきた中でポテンシャルが高い選手が多く入ってきたのが飛躍の要因やね。

10 2019/08/29(木)
昔なら闘莉王も水戸で結果を出して引き抜かれたし、塩谷とかも然り。ほんとはちゃんと残ってJ1上がりたいんだろうけど、低予算クラブの宿命だよね。仕方ない。

11 2019/08/29(木)
J1で戦う水戸が見たいのだよ
なんとからプレイオフ圏内を死守し、勝ち上がってほしい。

12 2019/08/29(木)
Jリーグもあと数年でこういうカテゴリー違いの試合経験積む貸し出しレンタル移籍はもう少なくなると思うよ
今の規定のアマチュアからプロのJリーガーになる時 誰もが全員年俸C契約に契約金無しの規定を見直される方向になる.
それはJリーグ経由せずに ユーロ圏のクラブに直に入団するアマチュアプレイヤーが多くなるからだ.
それを少しでも阻止するにはJリーグの年俸C契約の撤廃と契約金入団しかないからである.

14 2019/08/29(木)
常に人件費最下位で降格せずにJ2に居続けるだけでもかなり凄いのだけれど、昇格争いに関わってるのは本当に凄いと思う。

15 2019/08/29(木)
最近 水戸から羽ばたく選手が多いと思っていたが、やはり育成に力を入れていたからなのか。
しかしJリーグ全体の中で一番人件費が多い44億円の神戸は別としても、次が浦和、鹿島の31億円だから、水戸は10分の1以下ということになる。
J2でもトップは大宮の19憶円。
これは広島、清水、札幌以上の予算。
そんななかで水戸は随分健闘していると思う。
がんばれ水戸!

16 2019/08/29(木)
千葉の成績見ると
お金に見合ってない気がする…
それと比べると
水戸は凄いですね
期待します

18 2019/08/29(木)
最近は夢のある予算でワールドクラスのプレーヤー連れてくるチームもあって面白いけど、低予算で頑張ってるチームもまた応援したくなる。

19 2019/08/29(木)
そりゃ〜 いままでいくら頑張って成績のこしても絶対的に昇格できなかったが今年から違うからね!運営も攻めてきますよ!

20 2019/08/29(木)
人件費13位の大分が今年はJ1で中位争いしてるってのもすごいな

21 2019/08/29(木)
レンタルで送り出す方からしても、借りパクされる心配は(あまり)なく、ちゃんと使って成長させてくれるであろうチームに送り出したいと考えるわけで、水戸はそういうチームだよね。

23 2019/08/29(木)
レンタル選手を受け入れるのはどんなクラブでも出来ること。水戸の凄いのはそういう選手が高確率で活躍すること。サッカーの構造がシンプルなのでやりやすいのかもしれませんね。

24 2019/08/29(木)
こうやってみると大分すごいなぁ

25 2019/08/29(木)
磐田から来年も若手をよろしくお願いいたしますって水戸には、そういう素晴らしい何かがある。

26 2019/08/29(木)
西村もいい仕事してるみたいだけど、そんなOBでもない西村を強化部長に選んだ水戸も目の付け所も凄いわ。

28 2019/08/29(木)
水戸の凄いところは、J2のカテゴリーでもう20年もいるところなんだよな。
10年ぐらい前までは、J1に上がれないだの万年J2だのいろいろと比喩もされてきた。でも今のJ2はチームのレベルが上がってるうえにJ3降格もある厳しい戦いの中で、J3降格もなくしぶとく20年戦ってるわけやしな。

30 2019/08/29(木)
日立グループは、柏レイソルを手放して三協フロンテアに身売りし、逆に水戸ホーリーホックの親会社になるべきです。

31 2019/08/29(木)
この予算規模だとやはり大分はすごいな。

32 2019/08/29(木)
水戸のサッカー面白いよ
縦に抜けるのが、他チームとの違いを感じる
川崎に近い、

33 2019/08/29(木)
西村卓朗って昔レッズにいたよね
頑張ってるね
 
35 2019/08/29(木)
今年のアジアカップにも出場した塩谷も水戸の選手だったんですよね
 
36 2019/08/29(木)
大分コスパ良すぎ。

37 2019/08/29(木)
J2創設期のクラブでは唯一の昇格経験無したからな。何とか近いうちにJ1での勇姿を見たいものだ。

38 2019/08/29(木)
小林悠も特別指定でプレーしてたよね!












スポンサード リンク

ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログへ