20190403-01085530-playboyz-000-4-view[1]

スポンサード リンク




今季、ドイツのブンデスリーガで好調なアイントラハト・フランクフルトに所属する、元日本代表・長谷部 誠に称賛が集まっている。


長らく守備的MFのボランチとしてプレーしていた長谷部だが、ニコ・コヴァチ前監督(現バイエルン・ミュンヘン監督)の下、CB(センターバック)のポジションを確立。チームの成功とともに評価が急上昇し、ドイツ伝統のサッカー専門誌『キッカー』では、ブンデスリーガ全フィールドプレーヤーの評価で一時は1位になるなど存在感を発揮している。

元ドイツ代表のCBで、欧州で多くのタイトルを獲得した"レジェンド"マティアス・ザマーは、3月11日のフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦後に長谷部のプレーを激賞。鼻を骨折したばかりで装着していたフェイスガードを、試合の序盤に外す姿を見て「いい選手というのは、少しクレイジーなんだ。そうでなければ、いい選手にはなれない」と興奮気味に話した。

日本にも長谷部の活躍は伝わってきているが、現地ドイツではどのように評価されているのか。『キッカー』で、フランクフルトの番記者を務めるパトリック・クラインマン氏に話を聞いた。

長谷部のチーム内での位置づけは、ピッチの内外で安定感をもたらす役割だという。

「ハセベがドイツ国内で評価が高い理由は、プレーと人間性の両方によるものだ。クラブのすべての人間が彼に好意を持っている。彼は落ち着いていて、信頼でき、動揺しない人間だと見なされており、自分の仕事を高いレベルでこなす"プロの鑑(かがみ)"だからだ」

とりわけ、今季からチームの指揮を執るアディ・ヒュッター監督は、長谷部に全幅の信頼を寄せている。クラインマン氏は、「ヒュッター監督は昨年末に『ハセベはわれわれにとって、絶対的な中心軸だ』と話していた。監督は、できる限り彼を試合で起用したいと思っている」と、現在のチームに不可欠な存在であることを説明した。

具体的なプレー面に目を向けると、例えば後方からのビルドアップは、長谷部の存在の有無がチームの出来を大きく左右する。適切な判断の下、長短を織り交ぜた正確なパスは、現在のフランクフルトの好調を支える要因になっている。

「リーグ前半戦の終盤(昨年12月の第15節から第17節まで)に試合から離れていた時期は、後方からゲームを組み立てるのにひどく苦労していた。選手や監督はもちろん、記者やエキスパート、ファンたちも、ハセベ不在の影響をすぐに理解できたはずだ」(クラインマン氏)

さらに守備面でも、長谷部のピッチ全体を見回せる視野の広さやゲーム展開を読む能力は際立っている。クラインマン氏も「ポジショニングが圧倒的に優れている。相手のパスやクロスに対して適切な位置に立ち、頻繁にパスカットを行なうシーンが見られる」と評価する。3バックの中心でチームを統率し、ジェスチャーを交えながら後方からチームを熱く鼓舞する姿は"闘将"と呼ぶにふさわしい。

また、3月11日の試合でフェイスガードをつけてピッチに立った姿は、元日本代表の宮本恒靖(現ガンバ大阪監督)を彷彿させた。オーストリア・ブンデスリーガに属するレッドブル・ザルツブルクで、宮本とチームメイトだったコヴァチ前監督は、大衆紙『ビルト』に対し、長谷部のコンバートについて当時こう話している。

「『おまえはミヤモトのようだ。彼は日本でシンボル的な存在だっただろう。今度は、おまえがそのシンボルになるんだ』とマコトに言ったんだ」

16年10月28日のボルシアMG戦に初めてCBとして起用された長谷部は、完璧に自身の役割を果たしてみせた。アイデアが奏功したコヴァチ前監督は、その試合後に「マコトが最後尾にいることで、チームはもっとバリエーション豊かになる。彼は、本当によくやってくれた」と自身の目に狂いがなかったことを喜んだ。

30歳を過ぎ、キャリアの終盤に差しかかると思われたタイミングで、"天職"とも呼べるポジションを見つけた長谷部。クラインマン氏は、ベテラン選手が試合に出続ける上で、CBでプレーするメリットを次のように話す。

「ヒュッター監督も『(長谷部が)ボランチとして3試合連続でプレーすることは、もうできないだろう』と話しているが、CBはMFに比べると少ない運動量で済み、ボールをめぐって1対1のぶつかり合いに挑むことも頻繁にはない。同時に、彼の特長であるポジショニングとビルドアップで、より大きな影響を与えることができる」

さらに、昨年のロシアW杯を最後に日本代表を引退し、休養に専念できる意義の大きさも強調した。しっかりと休養を取れることが、チームがヨーロッパリーグに参加する過密日程でも活躍を続けられる要因になっているという。

「代表ウイークのたびに往復で約2万kmを移動してプレーすることがなくなり、フランクフルトでしっかりと休めることは、彼の体にとってもいい影響を与えている。今シーズン序盤にチームに合流した当初は、W杯の疲労がたまっていたことが誰の目にも明らかだった」
代表選手としての生活からリズムを一新し、新境地を開拓した長谷部の成長は、とどまるところを知らない。

ヒュッター監督は、「マコトは、ワインのようだ。年を重ねるほど、いいものになっていく」と高級ワインにたとえている。適切な手入れによって、成熟させればさせるほど価値が上がる高級ワインのように、フランクフルトでプレーする長谷部の価値は、これからも高まり続けていく。

取材・文/鈴木達朗 写真/アフロ PRESSE SPORTS/アフロ 千葉格/アフロ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190403-01085530-playboyz-socc



1 2019/04/03(水)
クラブに集中出来る事でより高まって来た感がある。怪我のリスクも減るだろうし、永く活躍してもらいたい。

2 2019/04/03(水)
長谷部すごいな。日本代表でも長谷部のいるいないでだいぶ違いがあったけどそれでも長谷部の力を全部引き出せてたわけでは無いのか。。
本人の能力だけじゃなく監督やチームメイトも大切な要素なんだとつくづく思い知らされるな。今後も長く活躍してゆくゆくはドイツ式の指導法を学びいつか日本で、そして日本代表で監督になって欲しい。

3 2019/04/03(水)
本人の資質も勿論あるが、監督との相性、周りとの連携、チームの状況等全てが良いタイミングでシンクロしているのだと思う。

4 2019/04/03(水)
レッズの頃、前線からイケイケでドリブルしてた長谷部も今の自分を想像できていないでしょう。
サイドハーフ、サイドバック、ボランチをこなしそこで培われた経験が凝縮され今に至る。
腐らず真面目に努力し続けた彼の凝縮された今のプレースタイルをできるだけ長く見ていたい。
ゆくゆくは海外で監督として大成してほしい。

5 2019/04/03(水)
彼が代表の絶対的な存在になったのは、南アフリカW杯でキャプテンに
任命されてからかもしれない。それまでのキャプテンは闘将タイプが多かったが、彼は冷静沈着で理路整然としており正に「心を整える」タイプだった。
惜しまれながら代表を引退してからも所属クラブでこれだけの存在感を示せているのは、彼の類まれなサッカーIQの高さとそれを可能にするスキルを持ち合わせている点だ。けして派手な選手ではないが唯一無二のその才能はサッカー先進国ドイツでも色褪せる事なく、ますます光り輝いていくに違いない。
 
7 2019/04/03(水)
フィジカルの負担を述べられているように年齢的な衰えは有る。しかしそれを補うだけのチーム力が有るし、その中で存分に力を出す、主軸になるだけの力があるのは素晴らしい。ヒデなんて何歳で引退したかな?
記事でも触れられているが頻繁なコーチングによるキャプテンシー。これは今の代表では香川ぐらいしかできていない。なので香川長谷部が揃っていた頃は試合中でも修正が効いた。もちろんホンダもその一人。大局観が有るとでも言うべきか。そして長短のパスも精度自体はヤットや柴崎ほどではないがどこに入れるべきかという判断の正確性が高い。それ以前のポジショニングなどもいい。
長谷部の穴を誰がどの様に埋めるのか日本としては大きな課題。

8 2019/04/03(水)
公式戦でキーパー含む全ポジション経験したのは長谷部誠くらいしかなく、それがキャプテンシーと試合の流れで自分の立ち位置を判断するのに役立っている。
元々精神的に強く肉体の衰えよりよりも精神面で飛躍が期待できる。

10 2019/04/03(水)
絶対的な中心軸だなんて言わせるのは、やはりすごいです。今シーズンはCL出場圏内で着地できるよう、ケガなく乗り切ってほしいです。

11 2019/04/03(水)
浦和に入団時はどちらかというと攻撃的なMFで、そこからキャリアを積む中でポジションを下げていきながら、自らの地位を確立していったのは、誰もができる事じゃないし、本当に凄い選手なんだと思う。

13 2019/04/03(水)
代表引退してまた新たにクラブで評価されて本人にしたらかなりのモチベーションだと思う。

14 2019/04/03(水)
浦和の初期はキレのあるドリブルで見せ場を作る攻撃的MF、
その後ボランチに下り、代表でも不動の地位を築いたが、
まさかリベロがこんなにハマるとは。
どの位置からの視点もあるのがいいのかも。
緊急時にはGKまで務めるし。

15 2019/04/03(水)
長谷部がドイツで活躍してくれて嬉しいし誇りに思う。
と同時に、代表に彼がいたらアジア杯は落とさなかったのかもしれない気もする。
早く彼のような選手が育って欲しいものだ。

17 2019/04/03(水)
30歳過ぎた長谷部がCBとしてブンデスを代表する選手と言われるって誰も予想しただろうか。コバチとの出会いは大きかったね。統率力、戦術眼、人望があるので将来は指導者になりそう。

18 2019/04/03(水)
そんだけ日本代表の親善試合とかが枷になってたんだよ。
対して強化にもならないのに興行のためだけに毎月日本のホームで親善試合してコンディション崩す
そして所属クラブでポジションを失うを繰り返してる代表
そこにぜひ長谷部も突っ込んでほしいな。まずは所属クラブでシーズン通して活躍する選手を目指せと

19 2019/04/03(水)
監督が代わると、新監督が自分の色を出したくて
前任者の時に活躍していた選手が、ベンチなんてのもあるけど
完全に替えのきかない存在ですね。
あと、30代後半の選手にはウィンターブレイクのあるドイツってのも
良いんだと思います。

20 2019/04/03(水)
賛否はあるだろうが、日本代表への復帰はないのだろうか。
最も活躍し、代表チームに貢献できる選手が代表に選ばれるべきで、年齢は関係ないと思うが。

22 2019/04/03(水)
代表引退して良かったね。コンディションも保ちやすいだろうし心身ともに安定しているんだろうね。今後、代表復帰待望論とか出ても復帰しないで残りのサッカー人生をドイツで満喫して欲しい。
Jに帰ってきてもらえるのも嬉しいが。

23 2019/04/03(水)
SBやボランチの素早いカバーがあることで、広範囲でのビルドアップがうまくいっている。運動量が落ちてもセンスが抜群なのだと思う。フランクフルトの重鎮としてブンデスリーガで高く評価されたことは嬉しい限り。日本のチームでは、ここまで長谷部をカバー出来ないでしょう。
ただひとつ、NHKのアナウンサーが中継で「長谷部が起点に、長谷部がカットして」とか、ワンプレーの度に、やたら褒めまくるのが過保護な親のようで、聞いていて恥ずかしい。耳障りなので止めて欲しい。

24 2019/04/03(水)
次代と共にフットボールが進化し、現代ではCBやGKがビルドアップなどの技術を要求されるんですね。
ボランチでCBやSBとの関係性、自身が複数のポジション(GKまでしたことありましたからね(笑))を経験することで、「居てほしいポジション」のようなものを掴む感覚が磨かれたのかもしれないですね。

26 2019/04/03(水)
凄く生真面目なんだろうけど、それをクラブが快く受け止めてくれたから成功出来た気がする。

27 2019/04/03(水)
代表行かなくなって正解
体調管理をしっかりと出来るし
違和感が有れば休むのが大切。
代表だと無理をしてしまうよね。

28 2019/04/03(水)
より戦術的でポジショニングと読みが必要になってきた現代サッカーでは、頭の良い選手が重宝される。長谷部はその最たる選手。

30 2019/04/03(水)
イチローさんもですが、海外で日本人の選手が活躍している映像や
記事を見ると、とても嬉しいです。
長谷部選手はキャリアを自分とチームの為に使い、その後は出来れば
J2とJ1の監督、そして代表監督になってほしいです!!

31 2019/04/03(水)
もう日本には戻ってこないかもしれない・・・フランクフルトが離さないでしょう。。日本のフットボール界に貢献してもらいたいが、この評価を見ると日本人として誇りに思う。
代表退いてからは、長距離の移動もなく、代表ウィークはゆっくり家族と休めるので、全てが「整っている」んでしょう!!
出来るだけ長く長谷部選手がピッチにいるところを見続けたいです!!
しかし、この人ほどキャプテンマークが似合う人はいないでしょ!!!

32 2019/04/03(水)
長谷部って言えば
中盤の底のイメージが強いし
CBやるには身長が若干足りない気もするが
身長を補う動きが出来てるって事なんだろうな。
海外に居る日本人選手では
一番長く安定している気がする。

34 2019/04/03(水)
敢えてレベルが違うことを承知の上で、日本代表の中でもかつての西ドイツ代表のベッケンバウアーのような落ち着いてかつ秘めた闘志を持ってチームを引っ張る選手だったように思う。

35 2019/04/03(水)
ビルドアップでは視野の広さや判断力以前に
技術力の高さが次のプレーへの余裕を作っている。
若いDFには凄く参考になると思うが、まあ難しいよね。

36 2019/04/03(水)
長く現役を続けて欲しい。
で、ドイツいや欧州で指導者のキャリアを積んで、いずれは日本代表を率いて欲しい。
最終的にはJFA会長か?

38 2019/04/03(水)
こうなってくると代表で見たくなるのは僕だけではないはず。でも本人のことを考えるとクラブに集中する方が良いんだろうなぁ。ああ、悩ましい。

39 2019/04/03(水)
もともと大器晩成型だと思ってたけど本人の継続的な努力でさらに化けたね












スポンサード リンク

ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログへ