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 正真正銘のラストプレーだった。あと1秒、耐えることができていれば、勝利はFC東京のものだった。

 しかし、これが鬼門というものだろうか。右サイドからクロスを入れられると、エリア内に侵入してきた森脇良太に豪快に合わせられ、土壇場で同点に追いつかれてしまう。FC東京は浦和レッズの本拠地・埼玉スタジアムで、またしても勝利を手にすることができなかった。

 この地での直近の勝利は、2003年までさかのぼる。もはや相性のひと言では済まされない結末だった。もっとも、試合後のFC東京の選手たちは、悲嘆に暮れていたわけではない。むしろ、やるべきことはやったという充実感に満ちていた。

 前節に名古屋グランパスとの上位決戦を制し、首位に躍り出たFC東京は、代表ウイークを挟んで行なわれた2週間ぶりの一戦で、その勢いを保つことができるのか。この鬼門を突破すれば、今季J1の主役となるかもしれない。そんな予感を胸に、この試合の取材に赴いた。

 しかし、立ち上がりからFC東京は浦和にボールを支配され、守勢を強いられてしまう。3バックから4-4-2へシステムを変えてきた浦和に対し、面食らった部分もあっただろう。プレスがうまくハマらず、中盤にボールを運ばれると、サイドを起点とする浦和の攻撃に対して後手を踏んだ。

 とはいえ、FC東京側に動揺はなかった。強固な守備ブロックを保ち、中央への侵入は許さない。「相手にはボールを持たれていたけど、持たせるくらいの感覚で、そこは割り切ってやっていた」と永井謙佑が言うように、ボール支配は譲っても、最後の場面はやらせない。

 この日だけではなく、今季のFC東京は開幕から堅守速攻を徹底し、スタートダッシュに成功している。つまりこれが、今季のFC東京のやり方である。

「守備ではしっかりいくところと、ブロックを作るところをはっきりして、全体のラインもコンパクトさを保ったまま、コントロールできている」

 中盤の要である高萩洋次郎は、守備組織に自信を見せる。一方で攻撃に関しては、次のように説明する。

「早い攻撃を第一優先に考えています。FWにそういう特徴がある選手がいるので、彼らのよさを生かすやり方ですね」

 実際に前節の名古屋戦でも、背後を狙った縦パス1本で永井を走らせ、決勝点を奪っている。この浦和戦でも、永井とディエゴ・オリヴェイラの2トップのスピードを生かそうとする意図は見て取れた。

 もっともこの日は、攻撃のバリエーション不足を露呈していたのも事実だ。相手の厳しい対応を受け、ディエゴ・オリヴェイラが起点となれず、永井が走り込むスペースもなかなか見出せなかった。せっかく奪ったボールを、うまく前に運ぶことができなかったのだ。

 ここで浮き彫りとなったのは、1対1の局面での打開力不足である。スペースがないなかでボールを運ぶには、局面の勝負に勝つほかない。しかし、仕掛けようにも目の前の敵をかわせず、再び相手にボールを渡してしまう。ひとりかわせばギャップを生み出すことができるが、そうした場面がほとんどないため、相手の守備組織のバランスを崩すことができなかったのだ。

 これはFC東京だけでなく、浦和側にも当てはまることで、リスクを負った仕掛けや縦パスといったプレーがなかったため、お互いに決定機が生まれないもどかしい展開に陥っていた。

 そんな状況を打破したのが、17歳の久保建英だった。

 今季開幕からハイパフォーマンスを続けていた久保は、この日はU-22代表帰りで、疲労を考慮されてベンチスタートとなっていた。しかし、永井に代わって62分からピッチに立つと、卓越したボールコントロールとキープ力を生かし、カウンター1本だったFC東京の攻撃に時間と余裕を生み出した。

 ボールを持てば常に前を向き、追いすがる相手の前に巧みに身体を入れ、ボール奪取の機会を与えない。重心の低いドリブルでするすると持ち上がり、前線に縦パスを供給するなど、個の力で局面を打開する久保のプレーがFC東京に勢いをもたらした。

 そして75分、左サイドを駆け上がった東慶悟に絶妙なスルーパスを通すと、東のクロスをディエゴ・オリヴェイラが合わせて先制に成功。前線でリズムと違いを生み出した久保のプレーがきっかけで生まれた、見事な一撃だった。

 しかしその後、逃げ切り体制に入ったFC東京を待ち受けていたのは、アディショナルタイムの悲劇だった。長谷川健太監督は「クローザーの不在」を原因のひとつに挙げたように、逃げ切るための方法論を備えていなかったことが、鬼門突破につながらなかった原因だろう。

 それでも、土壇場で“勝ち点2”を失ったとはいえ、無敗をキープ。第5節を終えて名古屋に次ぐ2位と、上位を維持している。

 昨季もFC東京はスタートダッシュに成功し、夏場までは上位を争った。ところが、後半戦は負けが込み、最終的に6位でシーズンを終えている。

 その反省を踏まえ、今季はどのように戦っていくべきか。高萩はひとつの青写真を描いている。

「連戦になったり、夏場になってくると90分を通してハードワークができなくなってくる。その時に、まずはブロックを作るとか、一回自分たちの形にするところが重要。あとは、ボールを奪ったあと、去年は自分たちでボールを動かす時間が少なかったけど、今年はボールを持って動かす時間を増やすことをやっていきたいと思います」

 攻撃面でカギを握るのは、やはり久保になるだろう。ボールを持てる選手の存在は、やはり貴重である。この日も、ボールを失ったのはわずかに1回のみ。そのドリブルの能力の高さは、J1でも屈指であることは間違いない。すでに久保は、そのレベルにまで達しているのだ。

 預けどころがあれば、後方から攻め上がる時間が生まれ、攻撃の厚みが増す。バルサ復帰も噂されるなか、この17歳がチームにとどまり、シーズンを通してフル稼働できれば、FC東京の悲願のJ1制覇も決して夢物語ではないだろう。

原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190401-00010001-sportiva-socc&p=1



1 2019/04/01(月)
日本の将来のためにはバルセロナに戻ってほしい。
というか、単純に、日本人がバルセロナでプレーするところを見てみたい。

2 2019/04/01(月)
将来のことを考えれば、バルサBへ移籍でしょう。
その後、数段レベルアップしてから、ラ・リーガ若しくはプレミアでワールドクラスとガチガチやって欲しい。
今のレベルの久保選手でも活躍できてしまうJでは、そこそこの成長で止まってしまうので。

3 2019/04/01(月)
久保選手本人はどうしたいのかな

4 2019/04/01(月)
久保選手の希望はどうなのか?
バルサBに戻りたいのか?
1シーズンJ1でやってU-20W杯か東京オリンピックの後に他チームに移籍してそこの主力になり、バルサに戻るプランもありなのかな、とも思います。
このままの活躍をすれば国際大会でも活躍は間違いないと思いますから。
いずれにせよ、選択肢が多く持てるのは彼の努力や周りのサポートが良い方向に今の所進んでいるように見えますので、これから先は後悔の少ない道を選んで頑張って欲しいと影ながら応援します。

5 2019/04/01(月)
試合に出れるならバルサ復帰というほうがそりゃいい。
けど、攻撃的な選手だとかなり飛びぬけてないとこの年齢で起用してくれるところはない。
久保君自体、昨年はFC東京から横浜FMにレンタルされて、どちらのチームでも彼自身、不本意な結果だったと思う。しかし、それが今の活躍に繋がっていると思う。
ポジション、年齢を考えるとどのクラブでやるかではなく、まず代表に入ることがビッグクラブへの移籍の第一歩だと思う。
FC東京、テクニックの久保、チカラのDオリヴェイラ、スピードの永井とタイプの違うアタッカーがいて、またそれぞれが非常に能力高い。
守っているほうはいろんなパターンを想定しないといけないから嫌だろう。
あと永井、好きだけど外し過ぎw入らなくても枠には蹴ってほしい。
橋本も代表に入ったし、久保も若くて、チームに活気がある。
これで久保がゴール決めたら、もっと勢いがついていい流れになる。
 
6 2019/04/01(月)
こういう試合をモノに出来ないからこそのF東。優勝争いは出来るかもしれないが、リーグを獲れるかは甚だ疑問。それは久保の存在とは別の話だと思う。

7 2019/04/01(月)
バルサの違反で不本意ながら日本に戻ってきたわけだけど、今となってみれば15歳とかからプロで大人相手に試合をして経験を詰めたわけで、この数年の経験と成長は想像以上にデカいんじゃないかなと思う。
幼少期はバルサ下部で一流のコーチの下で学び、青年期は日本で大人相手に揉まれ、そして再びスペインで一流の選手の中でプレーをするってことになれば、更に物凄い成長するんじゃないかなと。
中井君なんかもいるしDFに富安なんかの有望株も出てきたし、日本サッカーの数年後がメッチャ楽しみになってきた。

8 2019/04/01(月)
試合に出てなんぼのところもあるが、まだこの年齢なら伸びしろが
期待できるので、上のレベルの育成環境でやれる機会があるのなら
日本にいないで行くべきである。
例え自身のレベルが低くても周りの環境が上ならば自然と引っ張られ
レベルが飛躍的に上がる。残念ながら日本サッカーはまだまだ上位の
育成環境ではないので、周りも日本に引き留めるべきではないと
思います。

10 2019/04/01(月)
一選手で優勝なんてあり得ない。しかも、まだJで結果を出していない選手に期待しすぎ。イニエスタ、ビジャいても、優勝できない神戸が物語っている。
しかし、久保はバルサに戻っても出場機会がなくなれば、第2の宮市となる。ビッグクラブがすべてではない。海外移籍は推奨するが、確実に出場できるクラブに移籍するべき。


11 2019/04/01(月)
優秀な選手1人いるだけで優勝出来るほどJリーグのレベルは低くないけど、でも久保選手に期待をしてしまうのはよく分かる。このまま見続けたい気持ちもあり、バルサBで奮闘する姿も見たい。

12 2019/04/01(月)
バルサBに行ったらリーグのレベルは下がるけど、それでも戻った方がいいと思う。スペインの下位リーグ、特に3部は全然テクニカルじゃなくて激しく潰してくる相手が多い。そんな中で球離れを早くしつつ、結果を残せる選手になってほしい。
Jみたいに中盤が緩々なリーグで活躍しても上のレベルでは戦えない。スペースが狭い中で活躍できる選手になってもらいたい。

13 2019/04/01(月)
バルサに関しちゃ本人の意思に任せるべきだな
まだA代表早いんじゃねと思ってたけど
川崎戦、浦和戦見てあれだけやれるなら
呼んで良いレベルには達してるかと思う
サッカー脳と言えば良いのか周りが良く見えていて判断力が早い
ドリブルのうまさとプレーの精度も高いので
攻撃では他のJリーガー達よりよっぽど使えそう
代表レベルで周りが良ければもっと活躍するんじゃないかな

14 2019/04/01(月)
バルサ復帰が可能なら絶対にバルサに行かせてあげてほしい。
バルサトップチームに上がれる保証はないけど、たとえバルサBでもこのままjリーグ にいるよりは成長できると思う。jリーグ で活躍してjリーグ も盛り上げて欲しいけど、将来を考えたらバルサに行った方がいいよ。
宇佐美や柿谷みたいに早熟の天才で終わって欲しくない。いつも日本人は10代後半からの環境で世界との差がつく。U17とかの頃は宇佐美も柿谷も世界と遜色ないプレーをしてた。
何より言葉の壁がないし、文化や生活スタイルも分かってるからその部分のストレスもないでしょ。

15 2019/04/01(月)
バルサの久保選手を見たい。
ですが、自分が一番輝く場所でやってくれれば、見ているファンにとって一番楽しいはずですので、どこでもいいです。
更なる飛躍が楽しみです。

17 2019/04/01(月)
バロンドールを取りたいなら10代でバルセロナに行くべきだが、現実的じゃない。
バルセロナでプレーがしたいなら、あくまでキャリアの最終到達地点にするべきだと思う。
今の久保にはバルセロナのブランドはもう必要ないように思う。一人の選手として楽しみ。

18 2019/04/01(月)
バルサに戻るのはもう少し後の方がいいと思う まだ若い内にバルサで試合に出れなくて経験が詰めなくなり成長が止まる可能性があるならまだバルサに戻るのは反対だな

19 2019/04/01(月)
理想はバルサ復帰ではあるけど、まだバルサは獲得の意思を伝えていないから分からないがとにかく欧州でプレーして欲しい。このままJに残留する事だけは絶対にしてはいけないと思う。

21 2019/04/01(月)
バルセロナに戻って頑張って貰いたい気持ちも強いけど、東京五輪等を考えると試合に出られるのが優先な気もする。
一番はバルサでもしっかり試合出て、代表で活躍してくれる事かなぁ-

22 2019/04/01(月)
バルサ復帰して試合に出場できるならいいができないならF東京に残った方がいい。バルサ行くのはもう少し日本で結果残してからの方がいいと思う。
 
23 2019/04/01(月)
あとは永井のハードワークが一年通して続けばだけど、夏頃になると以前は追っていたような場面で追えなくなる場面は増えてくると思うから

24 2019/04/01(月)
久保は身体がまだ小さいからJ1の選手相手でもフィジカル的に厳しいと思っていた。
でも、昨年くらいから相手がフィジカルで勝負してきても上手くいなすというか、切り抜けられるようになってきた気がする。
この試合なんて本当に久保が入ってからFCのサッカーが変わったもんね。
バルサでなくても良いので早く海外に出て欲しい。

26 2019/04/01(月)
久保選手のこの半年ほどでの成長には目を見張るものがあるし、いつA代表に呼ばれてもおかしくないと思うがやはりもっとゴールやアシスト数という結果をこれから示して欲しい
 
27 2019/04/01(月)
久保はフィジカル的にも大人と大差が
無くなってきたので、手がつけられなく
なってきましたね。センスも抜群です。
彼がどうしたいか…に尽きるでしょうね。
しかしまだ5試合で優勝を語る事は出来ない。

28 2019/04/01(月)
永井がレギュラーFWな時点で
優勝は難しいと思う。上位に行けると思うけど。
永井は決定力がないのでスーパーサブとして使うのが一番良い

29 2019/04/01(月)
でもバルサ戻ったとしてもバルサBで出場できるかすら危うい
才能を今FC東京で生かせているから、着実に活躍して一気にビッグクラブへ行く方が良いかもしれない
バルサに固執したとしても出場出来なければ意味がないし

30 2019/04/01(月)
バルサに戻れるなら、他に選択肢はない。
違うクラブでも欧州なら行くべき。
久保がいなくなって機能しないなら、
それまでのチームだったということ。
 
31 2019/04/01(月)
バルサに戻るからと言って即スタメンというわけにはいかない。
もっと日本で経験を積んでからというのも選択肢だが、バルサのBとJ1の給料の差がどの位なのか見てみたい。バルサBが高いならバルサもあり。移籍だから、もともと給料は・・・・私が、心配する事ではありませんでしたね。とのかく頑張れ!コメントが薄い(笑)

33 2019/04/01(月)
今バルサに行っても使いどころに困ってレンタル移籍が濃厚、だったら確実にPTを得られるところにいたほうが彼にとってもチームにとってもいい。錦を飾ってからバルサに行ってほしい。
 
34 2019/04/01(月)
今はJリーグの方が試合経験積めるし良いと思う。
主力としてフルシーズン戦う経験は貴重だから、まずは今期をJリーグで戦い抜いて欲しい。
移籍は冬か、来期の6月で。

35 2019/04/01(月)
東京五輪までは日本でやってそこで活躍してから海外でもいい。バルサに戻ってレンタルでたらい回しにされてあの人は今…になるより久保が戦力として必要としてくれるクラブに移籍するべき
バルサを目指すのはそこからでもいい。カンテラから昇格なんてほぼノーチャン











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