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◆【スペイン人×日本人サッカー指導者対談|第1回】両国の現場で感じた違い「日本では子供たちを平気で走らせる」

 スペインと日本の両国の現場を知る2人の指導者が顔を合わせた。

 リノ・ロベルトは、約10年間に渡りスペイン協会に指導者向けの戦略セミナーを任され、アトレチコ・マドリードでU-16監督やU-18副監督の経験を持つ。元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(現・サガン鳥栖)やスペイン代表MFコケらのプレーは小学校低学年頃に見ており、一昨年3月に来日し埼玉県のグランデFCでU-15監督を務めた。

 一方の吉住貴士は、国見高校で全国制覇を達成し、鹿屋体育大を卒業後に指導者に転身。スペインでは4年間を過ごし、育成年代のチームの監督などを経験し帰国。現在はエスパニョールアカデミーの責任者として指導に当たっている。

 ◇ ◇ ◇

――リノさんは、日本の現場を見て、最もスペインとの違いを感じたのはどこですか。

リノ「スペインに限らず欧州では、すごくカンテラ(下部組織、アカデミー)の組織がしっかりしていて、育成方法も確立されています。例えば、欧州では15歳くらいまでの子供たちに素走りを課すことはないし、フィジカル的なメニューが組み込むのは大人になってからです。ところが日本では子供たちを平気で走らせていて、その結果、膝を壊して高校年代で辞めてしまう選手が非常に多い。トレーニングも週に3回で十分なのに、高校年代で毎日3時間以上もしているチームもある。しかもトレーニングを終えたら30分以内に補食をしなければいけないのに、それもできていない。連日長いトレーニングが続き、疲労ばかりが蓄積して身体ができません」

吉住「スペインでバルセロナのU-15の監督が、日本の高校生を相手にクリニックをする機会があり、通訳として関わりました。10時集合だったのですが、もう選手たちは9時半からグラウンドの外を走っていた。監督はクリニックには別の選手が来るのだろうと思っていたのに、グラウンドを走っていた選手たちが集まって来たので驚いていました。だったらもう練習の必要はないだろう、って。監督は言っていました。『日本人はピアノ演奏のウォームアップにバイオリンを弾くのか? 普通ピアノを弾くだろう。サッカーも同じだ。ボールを使わずに走っても意味がない』って。この言葉はすごく印象に残っています」

◆短時間で強度が高いスペインの練習「走るより動き続けるという表現が近い」

――国見高校で過ごした吉住さんは、スペインの現場に戸惑いませんでしたか。

吉住「最初はトレーニング時間の短さには戸惑いを覚えました。高校時代は選手権やインターハイというノックアウト方式を勝ち抜く方法を教えてもらいましたが、試合に出られない選手もたくさんいて、育った選手とそうでない選手がいたのも確かだと思います」

リノ「日本では選手がトレーニングをしている間に、ベンチでふんぞり返っているコーチをたくさん見てきました。育成年代では教えることが本当にたくさんある。それなのに腰かけたまま動かないなんてありえないし、それは指導者と言えない」

吉住「スペインではトレーニングの時間は短いけれど、強度が非常に高い。指導者もすごく働きかけ続けるので、コーチ、選手ともに疲れます。走るというより、動き続けるという表現が近いと思います」

リノ「実際に僕のトレーニングでは、15~20分間隔で水を飲むからね。素走りはなく、1対1などをたくさんしますが、それで埼玉県大会で優勝し、関東大会への参入戦も勝った。悪くないと思いますよ」(文中敬称略)

(第2回へ続く)

加部 究
1958年生まれ。大学卒業後、スポーツ新聞社に勤めるが86年メキシコW杯を観戦するために3年で退社。その後フリーランスのスポーツライターに転身し、W杯は7回現地取材した。育成年代にも造詣が深く、多くの指導者と親交が深い。指導者、選手ら約150人にロングインタビューを実施。長男は元Jリーガーの加部未蘭。最近東京五輪からプラチナ世代まで約半世紀の歴史群像劇49編を収めた『日本サッカー戦記~青銅の時代から新世紀へ』(カンゼン)を上梓。『サッカー通訳戦記』『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』(ともにカンゼン)、『大和魂のモダンサッカー』『サッカー移民』(ともに双葉社)、『祝祭』(小学館文庫)など著書多数。

加部 究 / Kiwamu Kabe
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190217-00052073-theanswer-socc



1 2019/02/18(月)
効率よく、強度が強く、きちんと食べて、きちんと休む。良い試合みて脳も鍛える。
それだけ。
選手の、故障をいかに防ぐか。筋肉の回復に何が必要か。科学的な知見の蓄積はあるが応用出来てない。若い世代で制限すべき練習時間、試合の間隔の規定をサッカー協会が出してほしい。。古い考えに会わせることはあってはならない。怪我や故障を選手のせいにするひどいコーチが昔はいたが、大学生までは大人の責任だと思います。
コーチ達・部活の顧問の先生方にサッカー協会から指導が必要だか、実践できてないかも。
練習し過ぎは、小学生から始まってる。
親の意識も変える必要があるかと思います。


2019/02/18(月)
ふんぞり返って座っている指導者は、何もサッカーだけに限らず、ほかの競技でも見られる光景ですね。

かつては、練習中に水分補給さえもいけない時代がありましたから、日本のスポーツには根性論が強すぎたのも事実ですね。休むことも練習とおっしゃっていただける方は珍しいほうでした。

それでも、日本の指導方針の中にも時間厳守などの規律や礼儀を重んじる等といった良い面も少なからずはあると思いますので、世界の優れた部分を柔軟に吸収しながら、日本の残すべく良い点と上手く融合させて、日本人にあった独自の指導法が新たに作れたら理想的ですね。

しかし、一朝一夕とはいかないので、まずは選手同様に指導者も海外のチームに今まで以上に積極的に出て行って、貪欲に吸収する意識を強く持っていくほど、結果が出る時が早まるでしょうね。


2019/02/18(月)
日本型の練習は有望な選手を潰してしまう結果になるって事じゃない?
正直強豪校でなくても部員が多過ぎて試合に絡めない子はサッカーに関して成長もしにくい環境だとも思う。
サッカーに限らずスポーツって最初は子供が楽しいからやるって事から始まるはずなのに、日本では最初に苦しみから入るからね。
練習量でカバーするとかって、身体を酷使してるだけだからね。
ただ走るだけなら陸上やれよって話だしね。


2019/02/18(月)
日本式のただ走るだけの練習などが、効果が少ないというのはまさにその通り。

加えるなら、そういったメニューだけ与えて傍観している指導者の性で、『練習=数をこなす』という意識が子供たちの頭に生まれているのではないだろうか?

一つ一つのプレーに意味を持たせ、その都度指導することで子供たちも考えながらプレーするようになるんじゃないだろうか。

『意識の高い子は伸びる』なんてアホなことを言う指導者がいるが、もとからそんな子供なんて数えるほどしかいない。

本来は一つ一つのプレーを意識させるように指導していくことが指導者として必要なんでしょう。そのためにも、現代の日本式の長時間黙々コツコツ基礎トレをするという指導を見直さなければいけない。

さらに、『長時間黙々コツコツやること=社会に出てから必要なこと』という効率より姿勢を重んじる古い社会の礎を築くことにつながる悪習は素早く断ち切らねばならない。


2019/02/18(月)
日本流の育成方法にもいいところはあるって意見もあるけど、W杯で上にいけない以上は結果が出てないもんなぁ。
今までの育成方法を見直して学んで指導者も変わらないとな。


2019/02/18(月)
教え方に正解は無いと思いますが、上手くなるには好きでい続けられるようなトレーニングが必要。
その中でイニエスタやトーレスといった有名なプレーヤーがいて刺激は受けやすくなっている。
指導者を悪く言うことは簡単だが、そこをどうやって底上げするか、それを実行しないといつまで経っても変わらないでしょう。
ちなみにイングランドでは有資格者しか教えられないようになっていますし、公園も広く球技が禁止のところは無かったように感じました。


2019/02/18(月)
サッカー先進国の方々から見て後進国の日本式指導は異様に映るだろうね。
少し気になるのは最近の若い世代のJリーグ選抜vs高校選抜の試合で、同等もしくは高校選抜の方が結果を出している点。
素人的な感想だが、日本人はベースとなるフィジカルが他国に比べて劣るため、どうしてもそこへのアプローチが多いように思う。
クラブユースはよりテクニカル、高校はよりフィジカル重視のように感じるのは自分だけではないはず。
そこの差に比べるまでもない程の結果が伴わないと、日本の軍隊式練習は改善できないように感じる。


2019/02/18(月)
野球では筒香選手が発言した。
サッカーでも危機感を持ったトップ選手の発言が出れば、現実感が増すと思う。
他のスポーツも、みんな似た状況だろう。


10 2019/02/18(月)
日本の指導者はまずスポーツ科学の基本にすら触れてない指導者もいる…

スポーツは違うけど自分の高校時代の野球の監督は1ヶ月間練習量を増やして身体を虐め抜いた後1週間弱のレスト日を取れば「超回復」で身体が強化されるというトンデモ理論を実践してた


11 2019/02/18(月)
スペインとはサッカーを取り巻く環境が全くちがうので、言われたこと全部をそのまま実行する必要は無いと思うが、非常に参考になる。
捕食の話とかはJFAは検証してマニュアル化するのが良いのでは。
技術委員会は本来そういうことをやる組織だと思うが。


13 2019/02/18(月)
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>トレーニングの時間は短いけれど、強度が非常に高い

日本でもその方針はJリーグなどでは既に取られてるから、その教えを部活にも積極的に持ち込むべき、プロはそれが効率が良いとしてそのやり方でやってるんだから「プロはプロ、部活は部活」という頓珍漢な理由で非効率な長時間練習を続けるのはただのアホ


15 2019/02/18(月)
スペインの方が理にかなっている。練習後30分以内に補食することと、素走りさせることは膝を痛める、という判断は子供にとっては正しい。日本の高校野球では高校時代に体を消耗故障してしまうこととよく似ていると思う。耐えたものだけがプロ野球にいくというやり方は育成ではない。


16 2019/02/18(月)
日本は富国強兵の為に、軍事教練の予備的な位置付けで体育があり、その影響が強い。先輩、後輩の上下関係やレギュラー以外はボール拾いや世話係などといった慣習も然り。
だから、サッカーなど特定種目を効率よく習得するためのトレーニングではなくて、兵隊を作るための鍛練、精神修養の場になっている側面がある。もちろん、前近代的だし改めないとね。


18 2019/02/18(月)
根性論をかざしている時代、日本は世界に通用する選手が少なかった。今現在、世界で通用している選手が多くなっているのは効率を求めたトレーニングと根性というより、メンタルのトレーニングが主にされているからではないでしょうか。根性は自分自身の問題であって強要するものではない。


19 2019/02/18(月)
昨年のロシアワールドカップでサッカー日本代表の指揮を採った西野朗氏は、ガンバ大阪時代からベンチに座らなかった事で有名

記者が「何故?」質問すると、「私も選手達と戦っている。選手達が90分間走り続けているのに、私がベンチにふんぞり返っているのは、選手やサポーターに失礼」と返答したそうな

指導者としての資質はともかくとして、西野氏のこの姿勢はサッカーのみならず、あらゆるスポーツ指導者が見習うべきではないだろうか


21 2019/02/18(月)
確かにうちの高校のサッカー部は、毎日10キロ近くを全力で走らされ、筋トレをさせて休みも無かったから疲労骨折の人が3分の1くらいいたなぁ。別の記事で書いてあったけど長距離を走らせすぎると速筋が遅筋に変わって瞬発力が落ちるらしいね。


22 2019/02/18(月)
サッカーも野球も高校選手権をまずやめるべき。
対外試合だけでいい。
結局、高校の監督は高校選手権で勝てばいい。
その後、選手が故障しようが、引退しようが責任は持たない。


23 2019/02/18(月)
日本の典型的なスパルタ式の指導方法が正解なら今頃日本は、どんな競技でも一番だったはず。でも現実では、サッカーのワールドカップではベスト16止まり、その他の競技でも世界的な大会で無双には、なったことは、無い。つまり根本的に指導方法を考える時期にきていると思う。


25 2019/02/18(月)
部活動で笛が鳴ってからダッシュとか…未だにやってるのかなぁ?
笛が鳴る時はプレーが止まるときなのに…。
サッカーに限ればゲーム形式で育成強化が理想だけど、指導者年代が強度の高い効率重視の練習を経験してないから…自分が経験した同じ練習をさせてるのかなぁ?

50年後くらいにならないと、無意味な練習を前にふんぞりかえって座ってる部活動の監督の姿は消え去らないのかなぁ?


26 2019/02/18(月)
日本のサッカー界は、世界基準を積極的に取り入れている印象があるけど、それでもこんな状態…
他のスポーツの育成現場は虐待に見えるかもしれませんね。


27 2019/02/18(月)
高校時代は練習日より試合日の方が楽だった。
練習のための練習だったからね。
毎日同じメニューでこなすことが目的見たいな。
もちろん監督は踏ん反り返ってる。
強豪校じゃなければどこも同じじゃないかな。
高校野球なんかで、甲子園大会のピッチャーの球数制限なんか議論されてるけど、大会でいくら制限しても毎日の部活でたくさん投げてるんだから、大会期間中だけやっても無意味。
部活動そのものを見直さないと。
スポーツではない。


30 2019/02/18(月)
野球の影響で体育会系ってみんなそうじゃん。ただサッカーはW杯があって世界に開かれてるから課題が明らかになりやすい。


31 2019/02/18(月)
記事の通りかもしれないが、上のカテゴリに上がるための競争はスペインの方がシビアだと思う。

成功する子供たちはどこかで練習してると思う。


32 2019/02/18(月)
もう何十年も前に、スペインの国立サッカー学校で資格をとった日本人女性指導者がテレビインタビューで、スペインでは絶対に子供を叱りません、叱ってはいけないのです、と話していたのを思い出す。それから今日まで日本の指導者は何かを学んだのかというと、全く変わっていないと思う。その原因は、日本にスポーツ指導者はアタマが悪い、ということに尽きると思う。


33 2019/02/18(月)
アマチュアの流れがこびりついてるからよ。
経験則としてプロ体験がほとんどない指導者ばかりなわけで。
ようやく…アマチュアにも経験者増えたけど
前は酷すぎた。
それでも日本国内だけでワーワーやってるぶんには良かったんだろ。

限界に来た時に否定できるかどうかは重要


35 2019/02/18(月)
部活動だと先生も仕事があるからランニングなどは増えるよね。。。
当時の顧問は部員がランニングしている間に職員室で仕事してたなー。
本当に上手くなりたいなら信頼の出来るコーチがいる所でのクラブチームがオススメです。


36 2019/02/18(月)
クラブの育成は一人、二人でもプロで使い物になる選手を送り出す為にやる。 日本はそのチームが勝って成果を出すことで役職を保持するからフィジカル強化が手っ取り早くなってしまう 目先で考えない土壌がないのが問題。 サッカーに限らずの話だが。


38 2019/02/18(月)
頑張るのと成果を出すのは違う。
日本は根性論が根強く、
とにかく頑張ればいいと思い込んでいる指導者が多い。

単に指導者の勉強不足。
5~6冊でも本を読めば、すぐに間違いに気づく。


40 2019/02/18(月)
まだまだサッカーに限らず日本のスポーツは旧態依然の状態だよね。これでもサッカーはユースとかクラブチームあるからマシだと感じる。部活でスポーツが学校生活の一部だとか教育だとかいうのが間違った方向にいってるように感じる。


41 2019/02/18(月)
これでも日本全体の中では
サッカーはまだマシな方だから
根が深い問題。











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