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 5日にアラブ首長国連邦(UAE)で開幕したサッカーアジア杯。日本代表は9日にトルクメニスタンと初戦を行う。アジア杯で日本は近年、近隣国の“反日アピール”や中東諸国での判定を巡る騒動など、プレー以外が注目を浴びる苦い歴史を積み重ねてきた。しかし、長年にわたって日本代表を取材するフリーライターの元川悦子さんは、今大会は状況が変わる可能性があると指摘する。なぜ変わるのか、日本代表の注目ポイントとともに解説してもらった。

◆ロシア組と若手が融合…目標は「優勝」
 ワールドカップ(W杯)ロシア大会後に誕生した森保一監督率いる新チームは、ここまで国際試合5試合で4勝1分と好調だ。アジア大会の代表23人には、大迫勇也(ブレーメン)、原口元気(ハノーバー)らW杯ロシア大会を経験した11人と、新チームで最多の4得点を挙げている南野拓実(ザルツブルク)を筆頭に、堂安律(フローニンゲン)、冨安健洋(シントトロイデン)らのW杯未経験の若手が選ばれた。森保監督は「チームとしての成長と、優勝という結果をつかみ取りたい」と意気込む。

◆過去最多の24チームが出場
 今大会から出場チームがこれまでの16から24に拡大。前回優勝のオーストラリアが初戦で格下のヨルダンに敗れるなど波乱の幕開けとなった。

 決勝戦は2月1日で、優勝するためには7試合を戦う必要があり、より難易度が高くなったといえる。大会は4チームずつA~Fのグループに分かれて総当たりで戦い、上位2チームと、3位のうち成績上位の計16チームが決勝トーナメントに進む。

 日本はトルクメニスタン、オマーン、ウズベキスタンと同じF組に入った。

 2007年以降はW杯本大会の翌年に行われ、地域トップの座を争うのみならず、次のW杯に向けた新チームの力を測る大会にも位置づけられてきたアジア杯。日本は4度の優勝を飾っているが、過去には韓国戦や中国戦で反日的なアピールを受けたほか、今回の舞台と同じ中東地域の開催で、審判の不可解な判定が問題になるなど、後味の悪さも残してきた。

◆猿のまねが物議…日韓戦

 日本が優勝した2011年のカタール大会では、準決勝の日韓戦で騒動が起きた。

 試合は2対2の同点のまま延長、PK戦へともつれこみ、日本はGK川島永嗣(ストラスブール)がスーパーセーブを連発して一つも決めさせず、辛くも勝利を収めた。

 この試合前半、韓国が先制点を挙げた際、ゴールを決めた奇誠庸(キ・ソンヨン)(ニューカッスル)が猿の顔まねパフォーマンスを披露。これが日本人を侮辱した行為ではないのかと議論になった。韓国側は「日本人に対してではない」と説明したが、後味の悪さが残った。

◆中東の笛?…判定に抗議も

 同じ大会のグループリーグ、シリア戦でも問題のシーンがあった。

 日本が1点リードしていた後半、日本のゴール前に転がったボールをGK川島がダイビングしてキャッチしようとしたが、川島と日本のゴールの間にいたシリア選手がそのボールを奪おうとして川島とぶつかり、転倒した。副審はオフサイドの旗を揚げたが、イラン人の主審はオフサイドを認めず、川島のファウルだとして退場を命じ、PKを宣告した。日本サッカー協会は試合後、ビデオで確認したうえで誤審と判断して抗議し、川島の次戦出場停止処分の取り消しを求めたが認められなかった。

◆中国大会では「君が代」にブーイングも

 04年の中国大会は、尖閣諸島の領有権などを巡り日中関係が悪化していた中で行われた。日本代表の試合では、中国人の観客が「君が代」に大ブーイングをし、起立も拒否するなど、反日的な行動を取り、問題となった。

 準々決勝のヨルダン戦、日中戦争中に旧日本軍による空爆があった重慶での試合ということもあって、日本代表は中国人観客に大ブーイングを浴びせられる中でのプレーを余儀なくされた。日本はPK戦で2人が連続してはずすという絶体絶命の状況から、宮本恒靖(G大阪監督)が審判にグラウンド状況の悪さを指摘して使用ゴールを変えさせ、川口能活(今季限りで引退)が神がかり的なセーブを連発して勝利に導くというドラマが生まれ、中国との決勝に進んだ。

 中国政府は4年後に迫っていた北京五輪への影響を危惧し、決勝戦の会場に1万2000人の警備員を動員して過激な行動を抑え込みにかかった。しかし、日本が3対1で勝利して優勝すると、結果に納得のいかない中国サポーターの一部が、試合後に日の丸を燃やしたり、日本代表チームのバスにペットボトルを投げつけたりするなどの過激な行動に出た。

 日本代表は過去のアジア杯で、こうした“敵”との戦いも強いられてきた。しかし、今回はこうした状況が変わる可能性がある。

◆日韓戦に異変、VARは味方か
 日本の宿敵ともいえる韓国代表の様子が、今回はこれまでと少し違う。メンバーの中にJリーグのチームに所属していたり、海外で日本代表の選手とチームメートであったりする選手が何人もいて、日韓代表の選手同士の交流がかつてないほど進んでいるからだ。

 「猿のまね」で物議を醸した奇誠庸も、イングランドのニューカッスルで武藤嘉紀とチームメート。FWの黄義助(ファン・ウィジョ)は今季、G大阪をけん引した。国を背負い、韓国代表のユニホームを着れば、強烈なライバル心をむきだしにして向かってくるだろうが、プレー外で問題が起きる可能性はこれまでよりも低いのではないか。

 ルールに関して期待できる点もある。準々決勝以降の試合には、今大会からW杯と同様に、映像を使った判定補助システム「ビデオ・アシスタントレフェリー」(VAR)が導入される。仮に“中東の笛”とでも呼べそうな偏った判定があっても、映像が公正な判定へと導いてくれるはずだ。

 しかし、1次リーグと決勝トーナメント1回戦ではVARは適用されない。5日の開幕戦、UAE対バーレーン戦では、地元UAEがリードされる中、微妙な判定からUAEにPKが与えられ、これを決めて引き分けとなった。こんなケースもあるので、注意が必要だろう。

◆それでも激戦必至! 日韓戦

 日本と韓国が実力どおり勝ち進んで1次リーグを上位で突破すれば、準決勝や決勝という大舞台での激突となる。ヒートアップするのは間違いない。

 韓国はW杯ロシア大会では1次リーグでドイツに勝利したものの敗退してしまったが、大会後にポルトガル人で同国の代表を指揮した経験のあるパウロ・ベント監督を招聘(しょうへい)。W杯ロシア大会2得点の孫興民(ソン・フンミン)(トッテナム)を新キャプテンに据えてチーム再建を図っている。

 9月以降は3勝3分と無敗。ウルグアイやコスタリカなどの強豪を撃破するなど、チーム状態は右肩上がりだ。

 アジア杯初戦は格下と見られたフィリピンに1対0と辛勝だったが、値千金のゴールを決めたのは黄義助。昨季J1で16ゴールを挙げており、日本にとっては特に気を付けなければならない存在と言える。

 この試合、孫興民は出場していない。所属チームとの取り決めで、合流するのは1次リーグ3試合目からになっているからだ。所属チームが手放したくないほどイングランドで存在感を示しているエースが加われば、チームの士気も上がっていくだろう

◆打倒韓国に燃える、堂安と冨安

 好調・森保ジャパンの象徴的存在で、けん引役でもあり、新戦力として注目を浴びているのが堂安、冨安の20歳の2人だ。韓国戦にかける特別な思いがある。2人はU-16(16歳以下)日本代表として挑んだ14年AFC・U-16選手権(タイ)の準々決勝で、韓国の若きスターFW李昇祐(イ・スンウ)(エラス・ヴェローナ)に2発を食らい、世界大会の切符を逃した苦い過去があるのだ。

 失点に絡んだ冨安はその試合で着ていたユニホームを実家に飾って、悔しさを自身の中に刻み付けてきた。それが10代での海外挑戦の原動力となり、19歳でのA代表デビューへとつながった。堂安もその失点を止められなかった苦い過去を忘れていない。彼らフレッシュな若手がアジアの舞台でタフでたくましい戦いを見せてくれれば、日本代表の世代交代はより一層進み、チームも活性化されるだろう。東京五輪代表でも主力となるはずの20歳の2人に注目し、日本の8年ぶり5回目のアジア制覇に期待したい。

フリーライター 元川悦子
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00010000-yomonline-spo&p=1



1 2019/01/09(水)
昔から韓国人Jリーガーはいたが、それでも反日アピールは起きた。

猿真似男が、武藤とチームメイトだとか、ファン・ウィジョがガンバ所属とかは、韓国人の反日パワーの前には、あまり関係無いかも。


2019/01/09(水)
それでもアジア最多の優勝回数をしている日本は素直にすごいと思う。
アジアカップもヨーロッパあたりの審判招いて開催すれば、もっとレベルも上がると思う。


2019/01/09(水)
中東の笛は多分存在するが、それでも勝たなくてはね!


2019/01/09(水)
VARがあっても活用するかどうかは主審の判断なので、まだまだ中東の笛はあり得ると思います。

朝鮮民族の日本に対する感情は常軌を逸するものなので、個人的な仲の良さとは別次元の問題です。
朝鮮人は個人と日本国は別物と考えていると認識すべきです。


2019/01/09(水)
>しかし、今回はこうした状況が変わる可能性がある

その理由として上げられている説明内容に説得力がほとんどありませんが…
その程度で敵対行為的な判定や理不尽なブーイングが消えたりしないでしょ。
VARがあるおかげで理不尽な判定がその場で覆される可能性を持てる、ただそれだけなのでは。


2019/01/09(水)
ピッチ外で頼りになるのはサポーター 今回は海外での試合で若干ハンデはあるが今の日本はそんなものは跳ね返す力があると信じて応援する 現地での応援はできないが TVで頑張れ日本チャチャチャ


10 2019/01/09(水)
今回の開催国は中東なので、極東3国の嫌がらせはピッチ上には無い。
中東の笛は有るかもしれないがビデオ判定もあるし、これまでより不正な事は起きにくい。そもそもアラブ諸国もそんな笛に頼っているようでは先が無いのだが。


12 2019/01/09(水)
プレーに関わる能力以外でのここでいう「ピッチ外の敵」は民度の差でしかない。日本はそれを真似してはいけない。そんな中でも勝てるよう日本は圧倒的な力を発揮するしかない。


14 2019/01/09(水)
仲が良いと言われると、韓国では身の危険があるので余計に無茶なプレーをしてくる
永遠に状況が良くなる事は無い。


15 2019/01/09(水)
日本が昔やってしまったことを考えれば
ブーイングなどは仕方のないこと

対戦してもらえることに感謝をするくらいの
謙虚さが欠かせないだろうね


16 2019/01/09(水)
逆に今大会は何か起きる気がする。

なんにしても、怪我だけはしないでいただきたい


18 2019/01/09(水)
そもそもスポーツと政治を絡ませてはならないと思う。


19 2019/01/09(水)
これまでも優勝した大会では中東の笛や反日などに打ち勝ってきた!サムライのスピリットを持った日本代表はそんな事くらい跳ね除ける!


21 2019/01/09(水)
勝って当然と期待されている大会ほどプレッシャーは重いし、選手も苦労しそう。


22 2019/01/09(水)
パクチソンだってJリーグに居た時あるし、パクチュヨンやキ・ソンヨンだって日本人とチームメイトになったことあったんじゃない?
それでも、それとは関係なく反日の騒動はあった


23 2019/01/09(水)
今日の審判はアジア最高の主審だから大丈夫だと思うよ。


24 2019/01/09(水)
タイトルは掛かっているが所詮アジアの大会。ケガしてまでする試合では無い、普通にやって欲しいね。


26 2019/01/09(水)
ヨーロッパや南米チーム位の実力がつけば
ピッチ外の敵なんて無いに等しいでしょう。


27 2019/01/09(水)
間抜けな記事。半島は変わらない。変われないのだ。韓国の記者に親日選手と書かれたら狂ったように異常なバッシングを受ける。そうでなくても日本チームに所属していた時はひどい目にあわされたという。保身のために嘘をつく。それは変わらない。日本選手にケガが無いことを祈る。


28 2019/01/09(水)
宮本は抗議してゴール変えさせた上で、
一からやり直したかったのに認められず、
それどころか、後攻だった相手チームから
良い芝で蹴るという最悪の状態に追い込む。
2つ差を逆転するには悪条件のピッチで挑み
相手国にも外させる方が良いはずだった。
しかしそこから川口の神がかりで勝った。
それが事実なのに宮本の抗議がプラスに働いた様に
言われているのに違和感がある。


30 2019/01/09(水)
やるべきことをやるだけだね。


31 2019/01/09(水)
元川さんの文章はいつも読みやすいし、明るいから好きだ!


32 2019/01/09(水)
政治は関係ないと言いますが、正直、今回はkとcとに当たって向こう100年くらい勝てないくらい叩きのめしてほしい。


34 2019/01/09(水)
あからさまなのは無くなっても完璧にホーム贔屓はなくならんやろ
今回は中東が優勝すると思う


35 2019/01/09(水)
中東の笛とか 中国と韓国のむき出しの反日感情があるから アジアカップは面白いと思っています


36 2019/01/09(水)
甘い!
甘すぎる!
我々の予想の遥か斜め上のことをやってくるのが韓国ですよ。
かつてないほど日韓の関係が悪化している中、想像以上の嫌がらせやラフプレーを仕掛けてくる可能性が充分あります。
韓国代表はW杯で反則数最多のチームです。
日本代表の皆さんは怪我の無い様気をつけて頂きたいです。


38 2019/01/09(水)
子ども扱いして圧倒して勝つので、そんなものは関係ない。

そうだよな?W杯で8強とか目指してるんだから当然だよな?


39 2019/01/09(水)
マナーを学んでくれ。


40 2019/01/09(水)
反日と中東の笛は違うでしょ。











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