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◆新戦力も台頭した川崎Fの強さ

12月1日、明治安田生命J1リーグ全34節が終了した。上位陣では川崎フロンターレの連覇とともに、コンサドーレ札幌の躍進が際立った。そして史上初ともいえる熾烈な残留争い。忘れてはいけない大物外国籍選手の影響力。今季のJ1を総括する。

終わってみれば川崎フロンターレの強さが際立ったシーズンだった。

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)との並行戦を強いられたシーズン開幕当初は勝ち負けを繰り返し、一時は首位をひた走るサンフレッチェ広島に勝ち点13もの差をつけられた。しかし、ロシア・ワールドカップ中断明けからは本来の力強さを取り戻し、第23節に広島との直接対決をものにすると、完全に勢いに乗った。失速する広島をしり目に着実に勝ち点を積み重ね、第28節にV・ファーレン長崎を下して首位に浮上。そして迎えた第32節、セレッソ大阪に1-2と敗れたものの、広島も黒星を喫したため、2試合を残して連覇を成し遂げた。

昨季の優勝メンバーをベースに、守田英正ら新戦力も台頭。持ち前の攻撃力だけでなく、守備の安定感も際立ち、最終的には2位の広島に勝ち点14もの大差をつけた。しかも最多得点、最少失点を記録する“完全優勝”だった。

なかでも際立ったのは家長昭博だろう。6得点・7アシストの数字だけでなく、シーズンを通して安定したパフォーマンスを続け、大事な試合で結果を出す勝負強さも見せつけた。このレフティの存在が、川崎Fの連覇の要因になったことは間違いない。

一方、最終的には2位となったものの、広島の失速が川崎Fの連覇をお膳立てした点も見逃せない。開幕から9戦無敗と圧倒的な強さを示し、ワールドカップ中断明け後も粘り強く勝点を積み重ねていた。ところが第26節のサガン鳥栖戦に敗れて以降、9戦未勝利(2分7敗)のままシーズンを終えている。

城福浩新監督のもと、堅守を構築し、最前線のパトリックを生かす戦いで、結果を残してきた。しかし、シーズン終盤に守備の強度が低下し、パトリック頼みの攻撃も機能不全に陥った。シーズンを通した安定感が足りず、完成度の点で川崎Fに大きく見劣りしたことは否めないだろう。

3位に滑り込んだのは鹿島アントラーズだった。開幕当初は結果を出せない苦しい戦いが続いたが、シーズン後半に持ち前の勝負強さが蘇った。アジアの頂点への道のりを歩みながら、リーグ戦にもその勢いを持ち込んで、結果を出し続けた。とりわけハードスケジュールを強いられたシーズン終盤はリーグ戦を若手主体で臨んだ試合もあったが、それでも勝利を手にするなど、チームの総合力の高さを示したうえでの3位入賞だった。

◆瞬く間に“ミシャスタイル”を習得した札幌の選手たち

最大のインパクトを放ったのは北海道コンサドーレ札幌だろう。広島、浦和レッズでともに一時代を築いたミハイロ・ペトロヴィッチ監督を招聘し、カウンター型からポゼッション型へと大きく舵を切って臨んだシーズンだった。

ペトロヴィッチ監督の求めるサッカーは特殊がゆえ、かつての広島、浦和もそうだったようにスタイルが浸透するには時間がかかるかと思われた。

しかし札幌の選手たちは瞬く間に“ミシャスタイル”を習得する。むろん、その精度には改善の余地は残されており、川崎Fに0-7で完敗を喫する屈辱も味わった。それでも、ブレることなく着実にポゼッションの質を高めていき、最後まで上位を争える力を手にした。最終節で広島に勝ちきれずACL出場権は逃したものの、来季への希望を抱かせる大躍進のシーズンとなったことは間違いない。

◆降格の危険性があったのは10チーム

優勝争い以上に大混戦となったのは、残留争いだ。シーズン終盤までその行方は予想がつかず、10チーム近くに降格の危険性があった。

初めてJ1を戦ったV・ファーレン長崎は、十分に健闘した。7節から4連勝を達成するなど、前半戦はダークホース的な存在としてリーグに旋風を巻き起こした。もっとも、悔やまれるのは夏場以降の失速だ。終わってみれば最下位となり、1年でJ2に戻ることとなった。

意外だったのは柏レイソルの低迷だ。活きの良い若手が揃うなか、的確な補強も実現し、開幕前は優勝候補にも挙げられるほどだった。しかし、ACLとの両立にうまく対応できず、5月には早くも体制変更を決断。しかし一度狂った歯車が再びかみ合うことはなく、2009年以来となる降格の悲劇を味わった。

J1参入プレーオフに回る16位となったのは、ジュビロ磐田だった。最終節を前に5チームにその可能性が残されていたが、最終節では名古屋グランパスと湘南ベルマーレの直接対決はドローに終わり、サガン鳥栖も鹿島に引き分け勝点1を確保。横浜F・マリノスはセレッソ大阪に敗れ、磐田は終了間際の失点で川崎Fに敗戦。この結果5チームが勝点41で並んだが、得失点差で下回った磐田が最後に悪夢を味わった。8日に行われる東京ヴェルディとの決定戦は、果たしてどのような決着を見るのか。

一方、一時は降格の危険性にさらされていたG大阪は驚異のV字回復を実現し、9位でシーズンを終えた。緊急登板となった宮本恒靖監督が、課題の守備組織を整え、韓国出身のストライカー、ファン・ウィジョも大ブレイク。第25節から破竹の9連勝を達成して、名門復活を大いに印象付けた。

◆イニエスタとトーレスの影響力

個人に目を向けると、今季最大のトピックスとなったのは、アンドレス・イニエスタとフェルナンド・トーレスのJリーグ入りだろう。ともにスペイン代表として世界の頂点に立ったワールドクラスの加入は、大きな驚きをもって受け止められた。

ヴィッセル神戸に加わったイニエスタは、3ゴール・3アシストの結果以上に、基本技術の高さや視野の広さ、あるいは判断の巧みさといった玄人好みのプレーで観る者をうならせた。鳥栖のF・トーレスは残留争いに苦しむチームにおいてその能力を出し切れたとは言い難いが、重要な試合でゴールを奪うなど、チームを救う活躍を見せている。

昨季のルーカス・ポドルスキ、そしてイニエスタとF・トーレス、さらに来季にはダビド・ビジャの神戸入りも決定した。

Jリーグが世界のサッカー界において、重要な就職先として認知されつつある。外国籍枠が増加される来季は、その流れはますます加速していくはずだ。彼らの加入はその意味でも、大きな影響力を持つ出来事だった。

原山裕平
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00010008-goal-socc&p=1



1 2018/12/04(火)
まあ、スポーツも興行なんだし、ビッグネームでマスコミの注目や新規のお客の目を引く事も発展の為には重要。今後は三木谷氏やトヨタのスポンサーマネーだけでなくて、クラブの収入を独自に上げて、恒常的に花もあるし実力もある有名選手を連れてこれるようなリーグ全体の収益向上の整備が必要。欧州のトップリーグを見ても金が集まるから強くなると言う部分も大きいしな。


2018/12/04(火)
今期は“過密日程”がポイントかと。川崎はリーグ戦こそ圧倒したもののカップ戦は酷い結果。鹿島はACLこそ獲ったがリーグ戦は微妙。柏はACL出場チームにかかわらず降格。ルヴァン杯決勝に進んだ湘南、横浜は共に降格争いに参加。反面、チーム力で劣ると思われていた札幌の躍進に加え、天皇杯ベスト8に残ったチームの中でJ1上位チームは3つ。しかも、山形と甲府はJ2のチーム。過密日程の中で全て勝ち上がるのは難しい。史上稀にみる混戦が生まれた原因はそこだと思う。


2018/12/04(火)
札幌の健闘は確かだが、広島だって、昨年順位考えたらすごいことなんじゃないの。
ただ、今のままだと来年は厳しい


2018/12/04(火)
リーグ戦だけみると、川崎が相当抜けてたと思う。守備の脆さが薄れ、攻撃時の意識の統一ができてたと思う。動き出した選手にストレス無くポンポンパスが入っていく感じ。研究はされるだろうけど、しばらく国内では安定して強いんじゃないかな。


2018/12/04(火)
稀に見る混戦で面白かったですね。
さらにビックネームを連れてきて、みんなが観に行きたくなるJリーグになってきたと思います。来季はビジャもプレーするし、もっともっと観に行きたくなるようなJリーグになって欲しいです。


2018/12/04(火)
今年の降格争いの激化は、ガンバが建て直したのが原因かもなあ。
例年なら、そのままズルズルいくチームが1チームはいて、柏や長崎あたりの位置のチームは
助かる可能性もでてくるもんだが、今年はガンバがそうなるはずのところならなかった。
宮本監督、恐るべしだ。


10 2018/12/04(火)
シーズン中盤の下位3チームは鳥栖、名古屋、G大阪。3チームとも最終的には降格を逃れている。
監督交代、戦力の大幅補強、大物助っ人獲得などの成果だと思われるが、逆にシーズン中盤に中位かちょっと下あたりにいたチームが大きな補強などせず、下位にまくられて降格や降格危機に陥っていた。 それだけ戦力差が僅差なんだろうね。


11 2018/12/04(火)
最大のインパクトは名波劇場だろう。演出にしては出来すぎているし、現実にしてはあまりにもリアリティーからかけ離れた結果。


12 2018/12/04(火)
ガンバと浦和は最初の悲惨な状況から考えるとよく盛り返したと思う。
川崎、鹿島も最初は雲行き怪しかったが、結局両チームタイトルとる辺り、流石だな。
前評判から考えると、広島、札幌は健闘したと思う。


14 2018/12/04(火)
戦力差がないから、怪我人や補強によってがらりと変わる。清水だってドウグラスがいなければ残留争いだった。夏の補強が重要なのがわかった


15 2018/12/04(火)
金満クラブを抑えて札幌が躍進する姿は気持ちいい
ミシャ普通にいい監督


16 2018/12/04(火)
2019は日本人の移籍も活発になっていくことだろう
年俸が頭打ちだったから海外に移籍した選手もいるはずだ
海外組も国内復帰する選手もこれから増えると思う
長友なんかはJのクラブが欲しがるだろうな


18 2018/12/04(火)
Jリーグとしては、ACLを毎年制せるような
ビッグクラブをいくつかこさえるのが理想で、
そのためのDAZNマネーなのかもしれないけど、
毎年上下がめまぐるしく入れ替わるダンゴリーグも
なかなかレアで面白いと思う。


19 2018/12/04(火)
札幌の4位は誰も予言出来なかったでしょ。
そもそも去年の今頃「ミシャ監督札幌就任へ」って各メディアが伝えた時に札幌サポ内部でも懐疑的な意見が出まくってたからね。野々村社長のメディアでの説明があったとはいえ。
スーパーサッカーの加藤浩次さんですら疑問視してたんだから。
それが結局終わってみれば11試合不敗に2連敗たったの2回に負け数だけで言えば川崎の次に少なく一桁敗戦で終わったのだから。
そりゃあ野々村社長だってミシャさんだって大成功って言うよね。


20 2018/12/04(火)
贔屓でしかないけど、評論家などいろんなところでダントツの降格候補に挙げられてた清水の8位躍進にも少し目を向けてほしい。


21 2018/12/04(火)
広島、札幌は残留争いと思ってたからまさか最後にACL争いするとは誰も予想出来なかったよな


23 2018/12/04(火)
札幌は3月の鹿島戦での誤審がなければ、二位
今シーズンは審判の誤審など質の問題がたくさん見られた様な気がする


24 2018/12/04(火)
最大のインパクトは広島の失速だろ。9月1日の鹿島戦以降勝ってない。10月終わりか11月上旬に優勝すると思ってたのに。


25 2018/12/04(火)
札幌は確かに運もあったとおもう。
来季は大物外人DF採ってほしい。
できればロッペンも。


27 2018/12/04(火)
鹿島が天皇杯制すれば札幌にもまだACLの可能性あるが


28 2018/12/04(火)
岡崎、本田、長谷部あたりにはjリーグに戻ってきて盛り上げてくれると嬉しい。


30 2018/12/04(火)
【降格争い】とFM横浜のDJM氏が言ってたんだけど、【残留争い】と、どちらが正しいの?


31 2018/12/04(火)
Jリーガーの皆さん、お疲れ様でした。


32 2018/12/04(火)
ここへきて
まさかのロッベン。


33 2018/12/04(火)
毎年毎年、降格本命対抗評価のベガルタ仙台。しかし落ちない。評論家の皆様
頑張って!


35 2018/12/04(火)
レスターと同じ感覚で見てた


36 2018/12/04(火)
今年のJは楽しかった!
来年もっと楽しませてくれ!


38 2018/12/04(火)
この総括のトピックス、
川崎の優勝とガンバのつまづき以外、一年前のJリーグ好きに見せても信じないだろうな。
それくらい予想外だらけのシーズンだった


40 2018/12/04(火)
あとは
本田と長谷部がJ復帰する事で
日本サッカーは間違いなく盛り上がる。


41 2018/12/04(火)
しっかり補強に金使っていかないと
来年は川崎ですら降格候補になりそうな予感

それぐらいJは戦力に差がない











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