1: 2018/11/29(木) 11:30:04.17 _USER9
新体制発足後、日本代表は4勝1分で2018年を終えた。順調なスタートを切ったチームは来年1月、アジアカップに臨む。4年後のワールドカップカタール大会に向け、森保ジャパンはどのように成長していくべきなのか。ベスト8の壁を破るために必要なこととは?(文:西部謙司)


森保一監督はどのようなチームを作っていくのだろうか【写真:田中伸弥】
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●『運がよければベスト16』の実力

 ロシアワールドカップで日本代表はベスト16の成績だった。ベスト16は過去にも2002年、2010年で達成していて、6大会で3回のベスト16ということになる。一方、ベスト8に到達したことは一度もない。

 運がよければベスト16に入る実力はあるが、よほどの運に恵まれないかぎりベスト8には入れない――これが現状の日本の位置づけになると思う。

 なぜベスト16は可能なのに、ベスト8は難しいのか。

 大きな理由は日本が均質型のチームだからだ。特徴の似た選手、共通の環境で育ち、似た考え方の選手で占められている。日本のほかに均質型のチームをあげると、スウェーデン、メキシコ、スペイン、クロアチア、アルゼンチン、アイスランドなどがある。一方、多民族多人種で構成される多様型としては優勝したフランスを筆頭にブラジル、ベルギー、イングランド、ドイツなど。

 均質型のチームは短期間にまとまりやすい。戦術的なコンセンサスもとりやすく、互いに理解できるので連係もスムーズである。短期勝負のワールドカップに向いた体質といえるかもしれない。弱点は選手の特徴が似ているため、長所と短所がはっきりしている。均質型は特化型になりやすく、勝ちパターンと負けパターンがはっきりする。

 多様型はまとめるのが大変だ。特徴も出自も考え方も異なる集団を1つにまとめるのが難しい。ただ、まとめてしまえば弱点がない。いろいろな特徴の選手がいるので、あらゆる状況に対応できる。速さ、上手さ、高さ、強さなど、ひととおり揃えることができる。

 均質型の日本はグループリーグを突破する力はある。それにも少しの運は必要だが、不可能ということはない。ただし、ベスト8では多様型と当たる確率がそれなりに高く、そうなったときに勝ち抜けるだけの力がまだないのだ。

ロシアでは多様型のベルギーと対戦し、2-0とリードしていたにもかかわらずひっくり返されている。流れを変えたのは、ベルギーの空中戦だった。ベルギーが長身選手を投入して高さ勝負に出ると、持ちこたえることができなかった。プランAのベルギーには勝てたが、プランBを出されると対抗できない。均質型の弱点をつかれたわけだ。

 つまり、カタール大会で日本がベスト8を目指すためには2つのポイントがある。

1. 均質型のまま多様型を押し切れる力をつける

2. 多様型にはなれないまでも弱点を補強する

つづく

2018.11.29 フットボールチャンネル
https://www.footballchannel.jp/2018/11/29/post299123/


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3: 2018/11/29(木) 11:31:25.27 _USER9
森保監督による継続

 森保一監督はロシアワールドカップのチームの「継続」から始めている。

 メンバーは替わっているが、プレースタイルはロシアでの日本がベースだ。フォーメーションも4-2-3-1のまま。ミドルプレスを主体に適宜にハイプレスに移行する4-4-2の守備。ショートカウンターと後方の位置関係変化によるビルドアップ、ショートパス主体のコンビネーションとドリブル突破を組み合わせた攻撃。ロシアで披露した「日本らしい」特徴はそのままだ。

 メンバーが替わっているのに、チームとしてのプレーぶりは変わっていない。これは均質型らしいところで、例えば香川真司が南野拓実になっても、香川と南野の特徴がもともと似ているので大きな変化は起こらないわけだ。チームとしても、いつ、何をすべきかのコンセンサスをとりやすく、細かく約束事を詰めなくてもまとまる。簡単にいえば、「普通にサッカーをやればいい」という条件さえ用意すれば、いわば勝手にまとまる。

 ロシア大会までの日本は「日本らしさ」を探していた。それを外国人監督に見つけてもらおうとしていた。ところが、それはもともとそこにあった。まだしっかり定義されていないのだが、とりあえずすでに「ある」ことが確認されたのがロシア大会であり、ある意味、西野朗監督が残した最大の功績かもしれない。

 森保監督はその財産を投げ捨てる愚は犯さなかった。サンフレッチェ広島では可変式の3バックを使っていて、森保監督の代名詞のようになっていたが、これも前任者だったミハイロ・ペトロヴィッチ監督のやり方を踏襲したもの。ミシャ時代には1度も届かなかったリーグタイトルを森保監督は3回も獲っている。二代目としての資質が抜群であり、日本代表でもその点では同じ立場にあるわけだ。継続、融合、熟成には定評がある。

 ただし、ロシア大会のままの日本ではベスト8の壁を越えるのは困難なのだ。そこに新たなものを積み上げる仕事が森保監督には課されている。

つづく

7: 2018/11/29(木) 11:32:56.41 _USER9
アジアカップで試される真剣勝負の実力
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森保監督になってからの5つの強化試合で4勝1分け。1-1で引き分けたベネズエラ戦以外はすべて3点以上とっている。大迫勇也、中島翔哉、南野拓実、堂安律によるアタックラインが好調だ。“ファンタスティック4”の勢いは新しい日本の力になっている。

 しかし、言ってしまえば5試合はすべて親善試合にすぎない。アジアカップでは彼らへのマークは当然厳しくなる。平たくいえばファウルで止めてくる。そして日本の弱点をつこうとしてくる。

 アジアカップとワールドカップでは自ずとレベルは違うわけだが、日本の強化方針にそれほど大きな影響は与えないと思う。グループリーグでは、日本が圧倒的にボールを支配しながら引いた相手をどう攻略するかという展開が多くなり、この点はワールドカップとは少し違うところかもしれない。

 ただ、均質型の特徴で多様型を押し切るつもりなら、アジアで停滞している場合ではない。均質型で押し切るなら、例えばドイツやフランスを相手にしても70%ぐらいボールを握るつもりでないと難しい。逆に圧倒的なボール支配ができるのであれば、とりあえず自分たちの弱点はある程度隠すことができる。アジアカップはその第一段階になる。

 日本の弱点の第一は自陣ゴール前の高さとパワー、そしてカウンターアタック対応だ。その弱点をつける相手としてはイラン、オーストラリア、韓国、サウジアラビアがいる。いずれも多様型ではないが、高さ、速さ、強さという武器をそれぞれ日本につきつけられるチームである。これもワールドカップでのベスト8を目標にするなら、当然克服できなければならない。

 アジアカップとワールドカップではレベルが違う。ただ、アジアカップの延長線上にワールドカップがあり、日本がやるべきこと自体に差はない。

「日本らしさ」を発揮すれば、ワールドカップでもベスト16までは狙えることがはっきりしてきたおかげで、以前ほどアジアとワールドカップにギャップを感じなくなった。

例えば「アジアのバルセロナ」ならば、ワールドカップでも「バルセロナ」であるべきで、それは不可能ではないし、そうでないとベスト8には入れないからだ(バルセロナを目指せという意味ではない。念のため)。

つづく

11: 2018/11/29(木) 11:33:45.88 _USER9
カタールへの青写真

 アジアカップでは、真剣勝負の中でロシア・スタイルの継続と進化、弱点克服がどの程度できるかを確認することになる。アジアカップが終われば、次は東京オリンピックへ向けての準備。五輪後は五輪世代とA代表を融合させ、より先鋭化した長所と弱点の補強によってカタール2024へ臨むことになる。現状では特化型で押し切るのは無理だろうから、日本なりにあらゆる状況に対応する力も養わなければならない。

 アジアカップでは現時点での最強メンバーを編成するだろうが、その後は間口を広くとって人材発掘にあたるはずだ。チームとしてのスタイルはある程度固定しながら、幅広く人材をテストしていく。代表チームとしては標準的な強化策になる。

 アタックラインに関しては大迫、中島、南野、堂安で1つの答えはすでに出ているが、彼らと競争し、とって代われる人材は必要である。弱点の高さについては、吉田麻也と組むセンターバックとして冨安健洋が台頭した。三浦弦太、槙野智章、昌子源、植田直通など候補同士で切磋琢磨しながら、高さがあってポゼッションでも力を出せるDFを揃えなければならない。空中戦対策として3バックも用意すると思う。

 基本的にはパスワークによるボール支配なので、中盤をオーガナイズするとともに、4人のアタッカーを後方支援できるMFが必要だ。ただそれだけでなく、守備のときに相手のカウンターを未然に防げるMFの存在が日本の生命線になる。中央2枚の構成と実力はアジアカップで試される重要項目だ。

 森保監督の過去の実績からいって、チームがまとまらない、実力を発揮できないといった自滅は考えにくい。ベスト16相当の力はキープできるはずなので、ベスト8のための布石をいかに打てるか、プラスアルファをもたらせられるかが、カタールワールドカップへのチャレンジになる。

(文:西部謙司)

【了】

168: 2018/11/29(木) 12:29:28.22
>>1
アホかもう十分にベスト8の実力あるわボケがベスト16に終わったのは結果論ってだけだろカスが
ベルギー戦負けたのはポーランド戦の汚名返上を意識し過ぎて終始アグレッシブに行き過ぎたからで堅実な戦い方してれば勝ってたよ

174: 2018/11/29(木) 12:30:44.03
>>168
それだとマスゴミとサポーターの民度のせいになるな

264: 2018/11/29(木) 12:50:46.95
>>1
日本のメディアはいつもこういう抽象的な目標で話を聞くから興味をそそられない

もっと具体的な現時点での分析しろや

2: 2018/11/29(木) 11:31:21.68
もともと世界50位あたりの実力なのに何でこんな偉そうに語れるんだろう

105: 2018/11/29(木) 12:08:52.78
>>2
FIFAランクなんか信用するなよ。
欧州偏重のシステムで、アジアに上がり目なんかないんだよ。

125: 2018/11/29(木) 12:17:14.83
>>105
イロレーティングとか別の基準でも大体30~40位くらいだぞ確か。

238: 2018/11/29(木) 12:46:26.02
>>125
まあ30位くらいが妥当だろ。
ベスト16でベルギー追い詰めて、ウルグアイに勝って40位はさすがにないわ。

244: 2018/11/29(木) 12:47:08.52
>>238
アホかウルグアイは親善試合だろ

4: 2018/11/29(木) 11:31:52.76
なかなかおもろい切り口だな

5: 2018/11/29(木) 11:32:04.18
才能テクニックはあるけどサッカーが下手。試合をコントロールしろよ

6: 2018/11/29(木) 11:32:25.31
21世紀以降のワールドカップで3回も決勝トーナメント進出してる国がどれ程あるのか
それを運が良ければで済ますって

13: 2018/11/29(木) 11:34:37.26
>>6
日本が他大陸の予選に参加してたらそもそも出場すらできない

29: 2018/11/29(木) 11:39:06.62
>>6
アジアに属していたのはサッカーワールドカップにおいては運が良かったということか

9: 2018/11/29(木) 11:33:15.56
その何とか型って分析がそもそも意味あるのか疑問

147: 2018/11/29(木) 12:23:13.72
>>9
俺も思った。すっげー浅いわ。この記者。
色んなタイプの選手用意するのは当たり前っていうか、チーム作りのイロハのイだろ。

10: 2018/11/29(木) 11:33:43.36
まあ本当に高かったなベルギー
あんなの東アフリカ人が勝てるわけ無いわ

14: 2018/11/29(木) 11:34:40.74
トルコ、パラグアイに勝ってればなあ。

15: 2018/11/29(木) 11:34:53.20
運が良ければw運頼りとか雑魚じゃん

16: 2018/11/29(木) 11:34:53.84
GL敗退と進出が交互になってるから次はGL敗退だな

17: 2018/11/29(木) 11:35:19.02
欧州の辺境が限界の中島南野堂安を使ってる限り絶対に無理

18: 2018/11/29(木) 11:35:49.15
とりあえず大半がCLで決勝トーナメントに出るチームにいないと無理

19: 2018/11/29(木) 11:36:04.15
ドイツとブラジル大会見ると日本は運が良いとかじゃなくコンディションが第一と思うね

51: 2018/11/29(木) 11:49:21.96
>>19
これだね
南アは岡田が二回目の指揮って事でコンディションのピークを予選リーグにぴったり持ってきた
綿密に逆算して何処に底を持ってくれば良いかも計算していて、それが日韓での壮行試合だった訳だ
そんな事も知らないであの時は惨敗した岡ちゃんを叩きまくって反省している
そしてパラグアイ戦は明らかにコンディション下降してたね

251: 2018/11/29(木) 12:48:15.24
>>19
結局それ
結構どの国もコンディションに影響される事があるね
日本の場合コンディション良くて16強といった感じだ

263: 2018/11/29(木) 12:50:34.14
>>251
今回の組み合わせはブラジルW杯の相手を上位互換にしてたから、運で言うとむしろ悪い。

20: 2018/11/29(木) 11:36:48.48
アンダー世代はハーフで多様化しまくってるんだけどな

21: 2018/11/29(木) 11:37:29.80
いや直近の大会は
運が良ければベスト8だったろ

22: 2018/11/29(木) 11:37:38.55
日本のサッカー関係者が欧州や南米は強いと思い込みすぎてて
自分達で勝手に壁を作ってるだけ

23: 2018/11/29(木) 11:38:24.03
ベスト8の壁を破るために必要なこととは?

日本レベルだともう100%組み分けの運しかない

157: 2018/11/29(木) 12:26:04.96
>>23
あと選手層。
控えで、今回のロシア組レベルがゴロゴロいるようにならないと、途中で必ずガス欠する

引用元: http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1543458604/







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