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◆サポーターから人望の厚い兵働昭弘の引退試合であり、急逝した久米一正GM、藤川孝幸氏の追悼試合でもあった

まさに前代未聞の試合だった。
 
 異様に長いアディショナルタイムの中で、ふたりの救急搬送、2人目の退場、乱闘寸前の小競り合い、GKによる土壇場の同点ゴール……めったにないことが重なりすぎて、表現する言葉も見つからない。
 
 キックオフ前、この一戦にはさまざまな深い想いがかかっていた。清水にとっては今季のホーム最終戦で、選手からもサポーターからも人望の厚い兵働昭弘の引退セレモニーが控えている。さらに前日(23日)夜にはクラブの副社長兼ゼネラルマネジャーである久米一正氏が急逝し、その追悼試合ともなった。
 
 神戸にとっても、2001~04年にGKコーチを務めた藤川孝幸氏の逝去を悼む試合であり、自力でのJ1残留もかかっていた。イニエスタ効果もあって今季初めて2万人を越えた超満員のアイスタを舞台に、両チームとも腕に喪章を巻き、黙祷の後にキックオフを迎えた。
 
 前半は、気負いがあったのか両チームとも少しミスが目立ったが、神戸は2列目のイニエスタとポドルスキが良い形でボールを持つと、3列目の3人(伊野波、藤田、三田)が代わる代わる追い越して前線に飛び出し、先に主導権を握る。一方、CBのフレイレが左足首を傷めて欠場した清水は、ディフェンスラインの右側(右CBの立田と右SBの飯田)が急造コンビ。神戸はその裏を突いて続けざまにチャンスを作り、26分にはイニエスタの絶妙なループパスから藤田が立田の裏に飛び出して先制シュートを決めた。
 
 だが、清水も得意のショートカウンターなどで盛り返し、39分にミスパスを拾って攻め上がったボランチ河井が、金子とのワンツーから押し込んで同点。注目のイニエスタが随所で観客を唸らせるプレーを見せ、清水も代表帰りの北川の力強いプレーなど良い面も出て、内容もイーブン。重要な一戦にふさわしい見応えのある戦いになっていった。
 
 ただ、後半は運の要素が神戸に傾く。52分の古橋のヘディングは、アイスタ特有の強い西日の影響でGK六反がボールを見失い、頭上を越えてゴールに吸い込まれた。62分の三田の左クロスは「狙わないで入ったシュートは初めて」と本人も振り返ったように、本来の狙いは逸れたが絶妙なループシュートとなって逆サイドのゴールネットを揺らして3点目。神戸が2点のリードを奪った。
 
 その後は、神戸が堅実に守りながらカウンターを狙い、清水が攻めあぐねる展開となったが、83分に藤田が2枚目のイエローカードを受けて退場になったところから流れが変わり始める。さらにCBの宮が足をつってピッチ外で治療し、神戸が9人になっていた87分にドウグラスに決められて1点差。
 
 そのまま4分と表示されたアディショナルタイムに突入したが、そこからはまったく別の試合になってしまった。

◆アディショナルの前にも笛が吹かれるべき場面で吹かれなかったシーンが何度かあった

最初のアクシデントは、90+3分に河井が橋本との頭同士の激突で出血と脳しんとうを起こした場面。橋本のコンタクトは明らかにアフターだったが主審の笛はなく、頭部の負傷にもかかわらず、プレーを止めるのも遅れた。河井の出血が大量だったこともあってスタジアムが騒然となり、再開後になかなかタイムアップの笛が吹かれないことで神戸の選手のイライラも募る。
 
 次は、ポドルスキがボールに向かわずに立田に激しいコンタクト、立田は過呼吸状態になって河井と共に救急搬送された。しかし、ここでもファウルにはならない。アディショナルタイムの前にも笛が吹かれるべき場面で吹かれなかったシーンが何度かあり、荒れた展開を助長しているように感じられた。
 
 そこから再開後に清水が左CKを獲得し、ゴール前まで上がってきたGK六反が石毛のキックを頭でねじ込んで、ついに同点。何かが乗り移ったような奇跡的な一発の得点時間は、90+14分と記録された。
 
 だが、それでも試合は終わらず、ウェリントンが危険なアフタータックルでイエローカードを受けると、目の前で見ていた清水ベンチの選手たちが激昂。それに強く反応したウェリントンやポドルスキらと乱闘寸前の小競り合いとなった。これでウェリントンに2枚目のイエローが出て90+18分に退場。
 
 最後のFKは、河井に代わって出場した兵働が自身最後のホームゲームでキッカーを務めたが、これはゴールにつながらず3-3でついにタイムアップを迎えた。
 
 最後はなんとも言いがたい幕切れだったが、結果的に清水は執念で追いついて6戦無敗。神戸は勝点1を獲得してJ1残留を決めた。河井と立田のケガも幸い大事には至らなかったようだ。
 
 だが、この試合を観ていた2万人の中には、チームとして大きく進化してきた清水のサッカーやイニエスタの妙技を楽しみにしながら訪れた子どもたちもたくさんいた。筆者の友人も小学3年生の愛息を連れて観戦に来ていたが、子どもがショックを受けたので試合後のセレモニーも見ずに早々に帰ったという。サッカーの魅力を伝えるシーンもあったが、最後に子どもに見せてはいけない試合になってしまったことは本当に残念だった。

取材・文●前島芳雄(フリーライター)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181126-00050754-sdigestw-socc&p=1



1 2018/11/296(月)
色々な記事が出ている中で神戸へのファウルを取らなかったこと、負傷している選手を放置して試合を続けたことを書いてくれている記事はここだけ。
神戸側からすれば勝ち試合を謎の長すぎるATで引き分けにされてしまったことも分かるし、清水からすれば序盤からファウルや警告PKをしっかり取っていればここまでならなかったはず。
スタジアムで見ていたけど全体の雰囲気といては両チーム、相手チームへの怒りというよりは審判への怒りがメインだった。
もちろんだからと言って暴力行為を擁護する気は全くないけど、神戸サポのなかには兵働選手の引退セレモニーまで残ってくれて拍手を送ってくれている方もいた。清水と神戸間でわだかまりができるのは嫌だなと思う。


2018/11/296(月)
アディショナルタイムは主審の裁量でなくてもよくて、途中でやめてもいいのだが、危険なプレーをしている側が有利になるようなことには出来ないという審判側のジレンマもあると思う。
ただ、審判側としては今後、アディショナルタイム中に生じた分のアディショナルタイムをどうするかということは、議論の余地があるケーススタディになるかなと。


2018/11/296(月)
ATの長さも含めてそこだけ記事にしたりそこだけ見て批判する人もいるけど、ATの長さも疑問にも思うが、正直プレー時間を考えたら異常ってほどではない。
一番の問題は、前半からほとんど危険なプレーを目の前で見てたのにもかかわらず何度も見逃してたこと。他の審判は置いといて単純に実力不足だし、冷静に正当なジャッジをできるようになるまでプロの試合では笛を吹くな。


2018/11/296(月)
ある意味、怖い試合だった。
自分は両チームのサポでも無いし、現地で見た訳だもないが、スタジアムのなんとも言えない悶々とした異常な空気は、dazn観戦でも十分に伝わってきた。
前半、いや後半も決してそんなにおかしな試合ではなかった。確かに、荒いプレーの多いゲームだったけど、それだけ気持ちが入ってるんだろうなという感じだった。
ただ、多くの方が指摘している通り、ジャッジが非常に甘く、荒いプレーを増長しているように見えたのは確か。
それがゲームの終盤に負の連鎖のように現れ、血みどろの肉弾戦の様相になってしまった。
ゲームが荒れていく中で、審判が毅然とした態度を示し、ゲームをコントロール出来た場面はいくつもあったと思うが、何か思惑でもあるのかと勘ぐりたくなるくらい、何もしなかった。
正直、審判にも呆れはてたが、あんなダメ審判使ってるJリーグも大きな問題だと思うわ。


2018/11/296(月)
投げるなら六反ではなく主審を投げて欲しかった…


2018/11/296(月)
しっかりと双方の視点から見た出来事を書いてくれていて本当に助かります。
ATが伸びた時間は確かにどう換算しても2分はオーバーしていたけど、河井と立田の怪我のところで流されたFKのかわりを清水に与えようとしたのなら、あのCKまで引き伸ばしたのは騒がれているほどありえない事ではなかったとは思う。

ただ、それならそれで六反のゴールで終わりにするべきだった。例えあの後神戸が再び勝ち越したとしても、怒りは収まらなかったはず。逆に煽るかたちになった。

とにかくあの試合は審判が決断から逃げるに逃げた結果の悲劇だった。もう二度と起こってほしくない。


2018/11/296(月)
それでもセレモニーの神戸サポーターの姿は素晴らしかったよ。
あれは感謝だね。


11 2018/11/296(月)
ウェリントン、ポドルスキがヒートアップしたように主審が試合をぶち壊した印象を受ける。ぶち壊した理由はただ一つ。試合をコントロールできていなかった。平等な判定をしていれば、このようなことにはなっていない。Jリーグの審判は誤審が多い。誤審が多い審判は試合を裁かないでほしい。裁いても大丈夫と判断されたレフェリーのみ試合を裁いてほしい。試合の勝敗、最終的な成績に響いた場合、そのレフェリーには厳しい裁定を下してほしい。誤審で審判が責任取らないのは絶対におかしい。


12 2018/11/296(月)
本当に悲しい試合になってしまったと思います。
目の前で次々に倒れていく清水の選手達、怒りを抑えられない神戸の選手達、そしてスタジアム中に鳴り響くサポーター達の怒号。
もしこの試合を観ていたサッカー好きの子供達が、サッカーというスポーツそのものに絶望してしまったら・・・と、本気で考えてしまうような試合でした。
二度とこのような試合が起こらない事を願わずにはいられません。


14 2018/11/296(月)
全般的に審判が試合をぶっ壊し続けたよな…
最初からファウルの判定が曖昧で、明らかにファウルなのを見逃したり、PKだろう場面も見逃したり…
審判は試合の影であるべきで、選手が光。
今回は審判が悪目立ちしすぎた試合でしたね…
こんなシーズン終盤の残留がかかる試合に通算9試合しか経験のない審判を主審にしたのはどうしてなんだろ?
当然ウェリントンがやった事はダメだし罰せられるべきですが、審判に一連の判定の説明をして貰うべきだし、有り得ない判定が多すぎたから罰するべきではないでしょうか?


15 2018/11/296(月)
選手も罰せられなければならないが審判はもっとその必要がある。
前々から言われてきたがリーグ全体で審判の質の向上を図らなければ一流リーグにはなれない


17 2018/11/296(月)
色々な選手が今までで最悪なレフリングだったと言っている。何がヤバいって、これが中東の笛やおそらく買収ではなく真面目に裁こうとしてこのレベルだということ。
Jリーグは、他の試合でも不安定なジャッジが頻発している。元々Jの審判のレベルは高くなかったけどそれを放置し続けた結果、今年は酷いことになってる。
せっかくDAZNが参入して、良い選手が来て、注目されて、盛り上がり、ACL2年連続で獲り、1段階上のリーグに上げて行こうって時に完全に足を引っ張る形になる。


19 2018/11/296(月)
子どもに夢を与えるプロの試合なのに子どもが帰ってしまうほど酷い試合をしてしまったことが残念。
試合をコントロールすることができなかった審判は反省するべき。

あんな異様な雰囲気の試合は見たことがない。

事故のようなプレー怪我してしまうのは仕方ないことだけど、審判がうまくコントロールすれば防げる怪我がもある。

サッカー協会は審判についてもっと考え、育成するべき。


21 2018/11/296(月)
ことの次第を目の前で見ていましたがウェリントンを挑発するような行為は清水サポとしてもよくないと思うし調査も必要かと思うよ。
ただ、ウェリントンばかり言われているがポドルスキーが問題。清水スタッフに対する暴力行為は映像上も明らかなので厳正に処罰してほしい。立田に対してのチャージも納得できないが審判の判定ですから仮に従うとしてもその後の行為あれは審判の判定どうこうでなくただの暴力です。


22 2018/11/296(月)
色々なニュース、記事もどちらかというと神戸目線のものが多い。注目度の高いチームだから仕方ないのだが。
ただこの記事はほかの記事にはない観点、特に後半ATで細かく書かれているのがありがたい。
清水は今年最後のホームゲーム、相手は神戸で超満員。それだけに試合を全くコントロールできない主審だったことが残念でならない。


23 2018/11/296(月)
この試合は極端な例として、序盤のプレーで判定の基準を主審が示すことが出来なかったばかりに、試合終盤につれて荒れる試合は多い。
リーグ最終節に入れ替え戦にまわるチーム、J1参入戦とここから緊迫した試合が続くし、自ずと選手がヒートアップする傾向にあるから、審判団には序盤からしっかり試合をコントロール願いたい。


25 2018/11/296(月)
あんな事が起これば「次も見に行こう」と言う気持ちが無くなる、主審もだが選手も冷静な対応をして欲しいけど。


27 2018/11/296(月)
金子を倒したPKも流すし、最初から主審の判断は酷かった。河井と立田に対するプレーもあって清水ベンチもウェリントンの悪質ファールにブチ切れしたんでしょう。


28 2018/11/296(月)
これで今後も清水と神戸の試合が荒れるのはいやだなー。
両方ともいいチームだと思うし。

来年はお互いいい試合してほしいな〜
最後の試合になってしまった選手も気の毒だなあ。。


30 2018/11/296(月)
とりあえずこの主審は来年はプロの試合で笛を吹かせたらダメ。
選手だけを処分するのはおかしい。
仮に選手に厳罰を課すなら主審にもやらないと。


31 2018/11/296(月)
柿沼が主犯だが
他の審判も共犯
罰せられるべきだ
全員ライセンス剥奪でも良い


32 2018/11/296(月)
Jリーグは手遅れになる前に手を打つべきだな。本来なら当日か翌日には声明を出して然るべき。清水サポだが、これは神戸がどうの、清水がどうのって問題を超えてる。レフェリングには誰1人納得してないだろうしね。
ただ、どんな状況であれ暴力を振るってしまえば、もうその時点でその選手は完全に悪になってしまうから、それだけは抑えて欲しかった。今回はたまたま神戸の選手だったってだけで、当然清水の選手にも起こりうること。


34 2018/11/296(月)
子供に見せてはいけないとか、子供が可哀想とか言う意見はただの綺麗事だと思う。
フェアプレーを掲げてはいるけど、サッカー自体はそんなに綺麗で安全なスポーツではない。
サッカーやってる子供達はそんな2○時間テレビみたいな綺麗事で成り立ってるスポーツじゃないことは知ってる。

主審、選手、ベンチ含め批判されても仕方ない試合だったとは思うし、こんな試合はやってはいけないけど。


36 2018/11/296(月)
主審をされていたのはなんというお名前の方なのでしょうか?両チームとも、吹かないレフェリングに違和感を持っていたようです。もうこの方が日本のサッカーの試合で笛を吹くことは間違っても無いと思いますが、プロレフェリーとはそれだけ重い責任が問われる仕事なんだということを自他共に認識できる教育や報酬制度を設けて欲しいと思います。


37 2018/11/296(月)
この柿沼は、2ヶ月ほど前の天皇杯の鹿島・広島でもやらかしていた。
そのときは、広島のダーティープレーに対して鹿島が応戦しなかったから事なきを得ただけで、今回ほどのブレブレ基準ではなかったと思うがやっぱり酷かった。

その際に、しかるべき対応をとらなかったリーグと審判委の責任は大きい。


41 2018/11/296(月)
この騒動の疑問点。河井選手と橋本選手のコンタクト時に、なぜ柿沼主審はすぐに試合を止めなかったのか?神戸側から副審に止めるように申告しているにもかかわらずだ。この時点で、ATは3分半以上過ぎていた。この後、何度も試合が切れる場面(神戸GKが二回もシュートをキャッチしているし、わざと何度もボールを大きく蹴り出してもいる)があったのになぜか終了させなかった。ATは45分で失ったプレイ時間を取り戻すためのもの。残り何十秒が15分以上にもなるのは、やはり不可解。後、ポドルスキが、ウェリントンが、六反が、と選手の名前は書かれているのに、なぜ、柿沼主審の名前は書かれていないのか?プロ審判なのだから書くべきだと思う。


42 2018/11/296(月)
審判が審判でなかったらスポーツは成り立たないし、主審が機能しなかったらサッカーはファールも激しいスポーツだから選手は命の危険に晒される。他にも同様の審判がいるが、時間が測れない、正当で正確で公平なジャッジや笛が吹けないなら資格を剥奪すべきだとJFAに言いたい。


45 2018/11/296(月)
審判にどれほど問題あったかしっかり書かれている記事ですね。今朝からこの試合を取り上げているメディアは乱闘のシーンのみを切り取っている感じで本質を伝えていませんでした。
サッカーは野球のような乱闘を正当化して面白がるスポーツとは違うので、このようなシーンだけ切り取られて放送されるのは悲しいことです(普段はJリーグのことなどほとんど放送しないのに)。
神戸のウェリントン・ポドルスキ・大崎玲央、清水の挑発したスタッフなどは大いに反省するのは当然ですが、すべての原因を作った審判に厳しい神判を下してほしいです。


46 2018/11/296(月)
残念でならない。
Jは猛省し、きちんと事実確認するべき。


2018/11/296(月)
球際の激しさや体のぶつかり合いは、サッカーを語る上で必要な部分だけど、この試合は河井のヘッドシーンは別として、手を必要以上に使ったりボールのないところで体を当てたり、子供には見せたくないシーンが多かったのは確か。藤田の退場も、あのシーン以外にも手を出したりしてましたしね。











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