
スポンサード リンク
◆ペップが唯一負け越す「宿敵」ジョゼップ・グアルディオラが当代随一の名将であることに、議論の余地はないはずだ。それどころか、彼はひとつの時代のフットボール・スタイルに多大なる影響を与えた「革命家」であり、ヨハン・クライフやアリーゴ・サッキらと同じように、後世まで歴史に名を残すであろう名監督だ。そんな彼に「最大のライバルは誰か」と聞けば、おそらくユルゲン・クロップと答えるのではないだろうか。賛否両論あるかもしれないが、そこに説得力を生み出すための事実はいくつかある。まず、ペップ自身がクロップについて「世界のベストマネージャー」と認めている。また自身の著書では、バイエルン時代にドイツで初めて対戦したクロップのドルトムントについて、「スチームローラーのようで止められない」「90分間、完璧に集中し、こちらのパスが雑になるのを待ってスプリンターをぶつけてくる」「止める方法があるかどうか、分析するのにかなり時間がかかった」と惜しみない称賛の言葉を並べ、その出会いが衝撃だったことを記している。実際の対戦成績を見ても、クロップはペップに対して“劣等感”を感じることがない世界で唯一の監督と言えるかもしれない。ドルトムント対バイエルン、そしてリヴァプール対マンチェスター・シティで戦った過去14試合の通算対戦成績は、クロップ7勝、ペップ5勝、そして引き分けが2つ。昨季のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の2試合で連勝して白星を伸ばしたクロップは、ペップが10回以上対戦した監督の中で勝ち越している唯一の男となった。昨季はそのCLでの2試合に加え、プレミアのホームゲームでも、クロップはペップ相手に勝利している。1シーズンで3度もペップを破ったことがある監督もまた、クロップだけだ。単純なタイトルの数ではペップが上かもしれないが、クロップをペップの「宿敵」と呼ぶことに違和感はないはずなのだ。◆互いに与えた影響2人が初めて対戦したのは、2013年夏のことだった。バルセロナでの栄光を引っさげてバイエルンにやってきたペップが初めて公式戦を戦ったのが、ドルトムントとのスーパーカップ。クロップ率いる黄色の軍団が得意のゲーゲンプレッシングで4-2と勝利した試合後、ペップが抱いたのが先に挙げた「スチームローラーのよう」という感想だった。一方で、クロップもペップとの初邂逅を「多くのことを学んだ。いいレッスンだった」と振り返っている。彼もまた“ペップ流”に大きな刺激を受け、彼のチームを倒す方法を模索してきて、そして今がある。ドイツの覇権を争い、イングランドの地で再会し、数々の名勝負を繰り広げる中で行き着いた答えが、ペップのチームに対して「受け身になったらチャンスはない。アクティブに、勇敢にならないといけない」というものだったのだ。陣形を整え、理路整然とした動きでボールをポゼッションしながら攻めていくペップのサッカーに対し、クロップのチームは前からプレスをかけてその秩序を破壊する。敵エンドで相手の陣形バランスを崩してカオスを生み出し、フィフティーになったボールを奪ってショートカウンターを繰り出すやり方を徹底するのだ。もちろん、並のチームがこれをやっても難なくかわされ、逆にカウンターを食らうだけだろう。だが、クロップが鍛えあげ、よく走り、よく戦うフルスロットルのチームなら、ある意味で「究極のポジショナルプレー崩し」であるこのミッションをやり遂げられる。だからクロップはペップとの相性がいい。◆ピュアにフットボールを愛する2人の頂上決戦ベンチも含めた純粋な戦力の総合値で言えば、まだシティの方が上だろう。だが、ことベストメンバー11人に限った比較なら、モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノが前線にいて、中盤に元シティのジェイムズ・ミルナーや新戦力のナビ・ケイタという働き者を擁し、守備陣にフィルジル・ファン・ダイクやアリソンが加わったリヴァプールの戦力も、シティに十分対抗できるレベルだ。バイエルンとドルトムントの関係よりも、現在の方が2人が抱えるチーム力の差は縮まっている。それが昨今のクロップ優位につながっているように思える。ただ、ペップもこのまま黙っているつもりはないはずだ。どんなに対策を講じられようと、彼は1試合たりとも守備的に振る舞ったり、トリッキーな奇策で相手を欺いたりなどという邪道な策は選ばない。たとえ相性が悪いクロップのチームが相手でも、それは同じ。むしろ、既存のスタイルを進化させて“正攻法”でライバルを打ち破ろうとするだろう。果たしてペップが、10月7日に控えたプレミアリーグの首位攻防戦でどんな戦略を実行するのか、非常に興味深い。もちろん、それを受けてクロップがどう出るかにも注目したい。それぞれ自身が思い描く理想のスタイルに絶対の自信を持ち、その姿勢に共感し、刺激を受け、切磋琢磨し、心の底からリスペクトしあう現代フットボールが生んだ2人のエンターテイナー。ピュアにフットボールを愛するそんな2人の戦いが、面白くならないはずがない。文=大谷 駿
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181007-00010006-goal-socc
1 2018/10/07(日)
この二人のチームは面白くて強いから好きだ
戦術同様チームカラーがハッキリ別れてるのも監督に合ってて面白い
2 2018/10/07(日)
それぞれの選手達が監督のビジョンを理解しているようで素晴らしい。出来れば今年はリバプールに栄冠を。
3 2018/10/07(日)
この2チームは本当に戦力が凄いし
チームとしての軸がしっかりしててぶれないし
強い。本当にこの試合はマジでよめない。
4 2018/10/07(日)
勝っても負けても、試合後にはお互いに笑顔で握手できる試合になるといいね
この2人の対決は見ていて清々しいから好きだ
5 2018/10/07(日)
モウが絡めば舌戦になって試合後は形式的な握手だけ!クロップは笑顔で相手を讃えるイメージがある!チェルシー戦の痺れる試合展開の後で、親父二人の爽やかな笑顔にサッカーって良いなぁと改めて感じさせられました。クロップ好きやわー
6 2018/10/07(日)
>ピュアにフットボールを愛する2人
まさに、これ。
現状に満足することなく、常に成長しようとする前向きな姿勢も凄く好き。
二人からは、純粋なサッカーへの愛情を感じる。
9 2018/10/07(日)
ここにサッリチェルシーが加わって三つ巴になると更に面白い
11 2018/10/07(日)
ここ最近プレミアで最も強いチーム同士の対決
楽しみダァー〜
12 2018/10/07(日)
どちらが勝つかは分からないが、攻守の切り替えが早い最高にスペクタクルなゲームになるだろうね。楽しみ。
13 2018/10/07(日)
これかで強くてもCLで突然負けるのよね。イングランドのチームは実際のところCLに興味ないのだろうか。プレミアで頑張った方がお金儲かりそうだし
15 2018/10/07(日)
少し前までペップのライバルと言えばモウリーニョだったのになあ。同時にシティとユナイテッドの監督になった時は漫画みたいな展開でワクワクした
16 2018/10/07(日)
モチベーターのクロップと戦術家のペップ。
どちらもそれぞれで世界最高の監督と言える。
はたして監督にとって最も重要なのはモチベートなのか戦術なのか。
スポーツ学的に見ても非常に興味深い一戦と言える。
19 2018/10/07(日)
こういう記事を出されると、ファンとしても今夜の対戦に増々力が入る。
盛り上がるなぁ。
22 2018/10/07(日)
この二人こそ
世界最高の監督であることは間違いない。
23 2018/10/07(日)
香川もマンUに行かずに、クロップについて行くべきだったかもな。
24 2018/10/07(日)
プレミアは選手よりも監督対決が熱い。チェルシーのサッリも居るし。この上更にシメオネ、アッレグリあたりがプレミアに参戦してきたらもう凄い。
25 2018/10/07(日)
サラーがまだフィットしていない状況がどう影響するか、、先日のチェルシーvリヴァプールはかなりのハイレベルだったけど、この対決も期待しかない。
26 2018/10/07(日)
この2監督の対戦は、互いに長所の消しあいをするのではなく、ガチのどつきあいになるから本当に面白い。フットボールの楽しさが凝縮されているので大好きです。
27 2018/10/07(日)
前まではペップのライバルといえばモウだったのに今ではクロップだね
ペップとクロップとサッリはちょっとぬけてるね
28 2018/10/07(日)
ペップは大一番では、いつもと違う一見「奇策」と見えることはよくやるよ。CL決勝でメッシを中央に置いたりとか、クラシコでダニアウベスをウイング器用したりとか。
ただし彼の中での理由は常にロジカルなんだけど。
29 2018/10/07(日)
パスサッカーVSゲーゲンプレス
彼らほど自分のサッカー哲学を曲げずどのクラブでも一貫してやり抜く監督はいないですね。
実はペップもクロップに負けないくらい内に秘めた熱血系の監督。
31 2018/10/07(日)
結局のところ監督の価値を決めるのは戦術。メディア越しに相手を挑発するような小細工しかできないモウリーニョは2流なんだよ
32 2018/10/07(日)
どちらのファンでもないが、どっちも応援したくなる。
そらくらい、どっちも面白いサッカーをしてる。
33 2018/10/07(日)
どっかのロンドンのチームと違って試合の後勝っても負けても清々しいから好きや。
35 2018/10/07(日)
また、バイエルンとドルトムントでこの2人の戦いを見たい。
36 2018/10/07(日)
スタイルのぶつかり合いは、楽しみだね(笑)
どんどん戦術が進化していってる。
それにひきかえ日本のサッカーは、進化どころか後戻りし始めている。
はっきり言って退屈そのものだね(笑)
37 2018/10/07(日)
時代はサッリ
38 2018/10/07(日)
攻撃的なサッカーの2人ってのもいいね
お互いに道は違うけども
リスペクトしあうのも理解出来る
40 2018/10/07(日)
今の最高名将勝負はペップ、クロップだな!
モウリーニョはおわたw
42 2018/10/07(日)
「グアルディオラは当代随一の名将だ」
は?どこが?いや、どう考えてもモウリーニョだろ!
スポンサード リンク


それにひきかえ日本のサッカーは、進化どころか後戻りし始めている。はっきり言って退屈そのものだね(笑)
別の世界線の方がこっちの世界に来たのかな?